そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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都市伝説の女(再)#1〜9(終)

http://www.tv-asahi.co.jp/toshidensetsu/news/index.html
脚本:後藤法子 演出:星野和成、塚本連平、秋山純
 
本放映の時はなんでか1話めのさわりくらいで無理とかいってリタイヤしたんですが、夜中の再放送をダラっと流してたら結構面白かったです(笑)でも2〜4話は見そこねたけど。
ユル系ドラマというよりお間抜けバカドラマって感じの、わりと好みの感じのバカさ加減だったんだけどそこまでバカではじけ切ってもなく‥‥という中途半端さがまたなんというか(苦笑)まあでもテレ朝金曜深夜枠だったから、そもそもこんなもんかなあ(^_^;)いや面白かったのは確かだけどw
オレがちょっと苦手と思ったのはモチロン主役が長澤まさみだったからなんだけど、これはわりといい方の長澤まさみだったよ。感想書いてないけど(TV放送で見た)「岳」の長澤まさみも大丈夫だったんで、使いようなのかな。この手のバカドラマで当て書きならいいのかもw
長澤まさみのコメディ演技ってどうもオーバーリアクションなとこがいまいちウソ臭くてウザいと思ってたんだけど、これはそれを逆手に取ったようなキャラなところが逆に良かった。月子、マジウゼエしイラッとするー!(笑)
美しすぎる女刑事w音無月子(長澤まさみ)がまったく刑事っぽくないし、しかも本人が美人でスタイルいい自分の魅力をわかった上での馴れ馴れしさと、どこから来るのかわからない妙な自身を根拠にした上から目線と勝手な仕切り、アンド都市伝説を心から信じて証明しようとしてる本気度合いのバカっぷりと空気読まなさ加減が渾然一体となったプラマイゼロどころかマイナスっぷりがパワフルすぎず絶妙なウザさになってイラッとするところがいい。見事すぎるw
そして最初から「足」が売りなのかと思ったらまんまその通りだし!長澤まさみ、さすがに足美しいー!羨ましー!んで月子本人もオジサンたちなんかちょっと足見せりゃチョロいもんだと思って武器にしてるし、だけど女を売りにしてるわけじゃないという、やっぱり長澤まさみの美人でスタイルいいのになんでかエロくなさを逆手に取ったキャラ付け。スバラシイね!やっぱ長くて美しい足は出すべきだよな!全然エロくはないけどw
まあ周囲もたいがいバカキャラだけど、気がついたら周りの人達にもなんでか愛されてるというとこが、月子がぞんざいに扱われてても不快にはならないところかなあ。
勝浦役の溝端も一人ノリツッコミとか長澤まさみとバランス調度良かったし、上司の丹内刑事が竹中直人でその部下の平山浩行が相棒すぎて仲良すぎてオカシイし、ライバルだかなんだかわかんないけど郷原刑事の月子へのちょっかい出しっぷりと突き放しっぷりも妙だった。あと郷原の部下の渡辺刑事(菅原卓磨)がどっかで見たことあるなあと思ってたらグランセイザーで水のトライブ・海の男で飼育員の辰平じゃん!という、まさか10年前と殆どルックス変わってなくて驚いたっつー(笑)
そういや声とメールでしか出てこない「春樹くん」が明らかにオダジョーの声だったけど、その最終回のゲストが葛山信吾だってとこがまたああテレ朝!っていうかなんというかw メズールの子は今売り出し中だからいても不思議じゃないけれどw
まあ番組自体は本気で都市伝説ウンチクな番組っぽかったし、それを解説する月子の「〜といわれてますがー」「〜という噂ですが」が回を追うごとに胡散臭さ倍増でおかしかったw ネタとしてはそこまでオカルトよりでもないけど、それが結構ちょうど良かった感じ?肝心の事件自体は相当ユルイけどそれも良し。
番組のノリ的にも途中から雰囲気掴んだって感じだったかなあ。最初はそこまでバカドラマってわけでもなかった気がするし、途中でやってるみんながテイストを理解してコメディとしてのコンセンサスがとれた感あったような。だから途中からはかなり好みだったよ、このバカさ加減はw
全体的には月子の都市伝説へのこじつけっぷりがおかしかったし面白かったけど、最後の話はちょっと中途半端だったかな。1週間以内に死ぬ予言とか実際起きてる軽い事故(勝浦が被ってるけどw)とか、他にもいろいろ説明しきってないとこもあったし、春樹くんや小栗老人の正体と副総鑑との関係もわかんなかったしさ。埋蔵金を見つけたらしい月子がいきなりアメリカでFBIってのも違和感だよね。どういう取引があったんだ?まあざっくり見てたから見落としてるかもしれないけど、そこら辺は若干消化不良。面白かっただけに残念かなあ。