そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

LAST HOPE ラストホープ#1

http://www.fujitv.co.jp/LASTHOPE/
脚本:浜田秀哉 演出:葉山裕記
 
相葉ちゃんって、上手いんだかそうでないんだかよくわからない、微妙な演技というか雰囲気だなあ。癖があんまりないからかしら?
医療ものってことでは前クールに似た感じのドクターXがあったし、メンツもなんとなくフジ的には目新しい感じはしないんだけど、ストーリーはちょっと変わってて、分かりにくくはないけど何かめんどくさいことしてるせいか、とっつきにくい気はする。
個性的で変な医者ばっかだけど優秀だからこそ変って感じなのでそこはいいや。基本的に全員が「ここが最後の希望として患者を救う」という考えからブレなくて、捻くれてても変わり者でもいい加減っぽくても治療に関しては真摯に向き合ってるキャラばかりだから、その辺は結構安心して見てられるかな。
若干、肝心の主人公である波多野先生が、優秀さはちゃんと描写されてるのに印象薄いんだよね。相葉ちゃんだからってのもある気はするけど、どうなんだろ。なんとなくキャラが掴めないというか、天然で明るめだけど優秀で頭が切れる、町医者なのに外科医だっていうギャップが特徴のキャラじゃないのかなあ。そこら辺が物足りなかったんで相葉ちゃんはもうちょっと頑張って欲しいかも。
あと変な人情モノだったり感情的なストーリーにはならなさそうだから、そこら辺はわりとオレ的には見やすいかもな。その上変キャラばっかだしw
誰が一番変かというと研究医の古牧先生(小日向文世)か。治療方針のカンファレンスのやり取りおかしかったし。田辺の高木先生は普通に残念イケメンで良し(笑)
今回は初回だからかゲストの宮本さん(佐藤祐基だったよ!)の話も症例的にははぁ?って感じの状態だけど、治療をすること前提だからあの二人のバックボーンを気持ちとして見せてるだけでそんなに突っ込んでないし、その分展開がさくさく進むのは良かったかな。
ちょっと引っかかったのは手術中にトラブって時間が足りないって状況で、見ててそれって同時に手術すればいいんじゃね?と当たり前に思っちゃったんで、「発想の転換が必要だ」からの驚きがあんまりなかったことかなあ。同時手術できないともなんとも言ってなかったよね。執刀医の関係からか順番に手術していくのが当然て流れだっただけで。そこが残念。手術の辺りはもうちょい丁寧にやっといて欲しいかも。
あとみんな優秀だけどスーパードクターなわけじゃないし、執刀医の位置づけがハッキリしないからってのもわかりにくいのかも。
ただそのおかげか、手術中にみんなで最善の作を考え始めるとこはちょい目新しくて面白かったし、自己中なワンマン医師がいないから安心してられたってのはいいことだと思う。そこ以外は普通に面白かったし、話の流れも悪くなかったし。
医療モノには珍しく研究医がいるせいか、あそこの治療方針に臨床試験がないものとか治療が確立されてない方法がデフォで選択肢に入ってるから基本はファンタジーだよね?(笑)
今回は手術すること、患者が助かること前提の話っぽかったから仕方ないけど、話に意外性がどれくらいあるかってのは気になるかな。まああのメンツの掛け合いが初回から相当おかしかったからわりとそれだけでも楽しめそうな気はするけど。
あとあのメンバーの過去の話がチラチラ出てきてるけど、演出のせいかやっぱりちょっとわかりにくかったなあ。初回に全員分は多すぎると思うし、過去回想が誰のことかわからないってとこもあったしなあ。でもまあそこら辺、いろいろ絡んできそうなので楽しみではあるかな。あんまり複雑なストーリー展開のドラマにならなきゃいいけど。
全体には面白かったんで、毎回あのメンツのやり取りは入れといてほしい。それ見るだけでも結構楽しみではあるかな。