そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

LAST HOPE ラストホープ#6

http://www.fujitv.co.jp/LASTHOPE/
脚本:浜田秀哉 演出:石井祐介
 
そういやこれだけ医療モノのドラマ見てても眼科の手術って見たことない気がするよ。なにあの両手両足使うロボットの操縦みたいな手術マシン。スゲーなあ!
眼科医なのに最先端医療で大望を抱いてて、お金儲けと医者としての興味を追求する副島先生はすごいよな。
というかうっかり忘れてたけど、副島先生自身が子供の頃に白内障で失明してたんだっけ。そんで今の趣味が写真だってのは出てたっけ初めてだっけ?(>前回出てた!@コメ欄)趣味にも意味があったってことか。
今回の患者の篠田さん(石黒賢)はカメラマンだけど、脳腫瘍と失明するような病気で、余命2ヶ月なのに目の手術を取るというその覚悟の選択をどう受け止めるのかってことで。
このドラマって、今の医療制度や医療技術の限界をストーリーに組み入れるというより手っ取り早くカンファレンスの時に語っちゃってるんだけど、それぞれの医者の役割分担とキャラがはっきりしてるからそれでもちゃんと面白いんだよな。
でも今回は脳腫瘍よりも、カメラマンとしては死んでもいいから目の手術という患者のQOL‥‥というより余命がないからQOLでもないんだけど、命を救う場所で患者の希望優先という難しい話をさらっとやってたなあ。まあこのドラマってストーリー展開はかなり論理的だから、感動モノとして盛り上がるってわけじゃないんだけど、やっぱり面白いよ。出来ればその上で盛り上がりがあればもっといいんだけど、現状はそこは手術シーンかな。ほぼ絶対成功するって前提でのハラハラ・ドキドキだけど(苦笑)
まあどうしても「命」を救いたいという橘先生の使命感だけじゃ感情的な話だし、副島先生の論理的な「死ぬとわかってる患者に保険を使う」ことの是非という突っ込みもちゃんと入ってるんで、裏付け的な保証って意味での説得力もあって安心して楽しめるしな。
しかも今回はどっちを取るのかにしてももう患者の意思の方だろうし、小牧先生の再生医療が関係あるのかと思ったけど手術法自体も先端医療でなく、すでに廃れた危険性の高い手術だったし、どちらかと言うとそ副島先生の人間性的に興味深いお話だったよ。
たぶん「失明患者の中には、楽しみは眠ることだという人もいる」ってのは自分のことだよな。話としては自分がそうだから患者の意思を優先したいってのはわかるって話だけど、でもそこで熱く自分を重ねず、冷静に保険診療のことや患者の希望が優先か医療としての使命感と正しさかという話なのもよかった。延命治療の是非はたぶんもう一回くらいネタとして使いそうだし。
 
それぞれの医師たちの話はゲスト患者の話とはもう完全に別物なミステリーだってのも確定だけど、今回は四十谷教授の事件で殺されたのが「キリノ」という研究助手で、しかも秘密裏の研究だったってことが明らかに。これと先週の「佐々木教授」はどう関係するのか。こっちもまだ鳴海センター長との関係はわからず。
高木先生がアメリカで医師をやることになった経緯は分かったし、ラスベガスで荻野先生と出会ったのはやっぱり偶然っぽいけど、やっぱりこれもちょっと問題になってるドクターコールにうっかり応えたら訴訟問題に‥‥ってネタだよね。荻原先生の方はともかく高木先生は鳴海センター長との繋がりはまだないよな。でもこの二人のは波多野先生の話には関係無さそうかなあ。
波多野先生が会いに行った斉藤夫妻の息子の健くんは高橋一生になってたよ。というか、波多野先生が波多野医院の子供じゃないのは確定だろうけど、だからといって斉藤夫妻とどういう関係かはわかんないんだよな。でも年は高橋一生のほうが上だよなあ。いや傷痕を気にしてるから子供の頃の手術と関係あるんだよな。お母さんの今際の際の「責めないで」がどういう内容なのかっていうのがね。養子のことじゃなければ何なんだという。
あとは小牧先生が死んだ息子の臍帯血を手元に。一体何するつもり!?(゚□゚ι)
てことでだいぶOPタイトルバックにあるそれぞれの先生たちの属性?通りの展開に。一応確認というか、やっとちゃんと画面止めて確認する気になりましたw
それによると、波多野卓巳=BIRTH(出生)、橘歩美=TRUTH(真相)、高木淳二=PARTING(死去)、荻原雪代=ENMITY(憎しみ)、副島雅臣=AMBITIOUS(大望)、小牧利明=PERSISTENCE(固執)。現状一番意味の近い訳語で拾ってきたけど、わりとこの通りなのかな。これが今のところ鳴海センター長ラインと四十谷教授ラインの謎で展開してる感じか。繋がるのか別々なのか、ポイントは斉藤夫妻で遺伝子研究なのかな。一応ここまでの整理。
ストーリー的にはいつもまったく関係ないんだけど、倉本副センター長も地味に味があるよなあw
 
どうでもいいけど高木先生老眼か、42歳じゃ確かに老眼くるよ、きても不思議じゃないよ。小牧先生の言うとおり老眼自体は別に老化現象として受け入れるけど、実際問題として不便だってのが問題なんだよw 副島先生の言ってた多焦点眼内レンズ治療って有効なの?興味津々!(と思って調べちゃったよ!→http://morii-ganka.jp/disease/rougan.html
でもまあどっちにしても目はデリケートだね。もっと技術が進んで安心して使えるようになればいいのに。そういう将来性という意味では副島先生の眼科医という選択は確かに正しいよ。
そしてもう誰も波多野先生のオヤツには突っ込まないのね(笑)今日はどら焼きだったぞ。
来週はこないだの心臓疾患の坂崎さん再び。今回の話の中ではもう2週間経ったからねw