そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

スタードライバー THE MOVIE

http://www.stardriver-movie.net/
監督:五十嵐卓哉 脚本:榎戸洋司

 
うへえー、やっぱり銀河美少年はカッコイイなー!戦闘機より速いマッハ3.5の銀河美少年!o<>▽・)綺羅星☆!!
もう冒頭、新宿でのサイバディ戦からしてめちゃくちゃカッコイイ! (*゚∀゚)=3 ムッハー
作画、チョー神!絵コンテと演出も素晴らしい!(こういう流れが途切れないアクション演出大好き)ゼロ時間じゃない島でもない現代の新宿でのサイバディとビルとの対比がちょうカッコイイ!震えたね! (*´Д`)ハァハァ 劇場に見に来てよかった!タウバーンのアクションでいちいち星が散るのも変にポップに見えて面白いなーw
まったく前情報なしなのでどんな話なのかもわかってなかったけど、基本は総集編+最終回補完と後日談ってことか?完全新作は冒頭の新宿だけ、しかもその説明もなしという潔さ(笑)本編の新作追加はちょこちょこ結構あるしたぶん描き直し分も相当あると見たけど、本編の記憶がおぼろげなので、作画で気がつくかどうかって感じかな。作画は全体にはよかったし、大画面で見てもまったく見劣りしなかった。
そして総集編にしてもかなり上手いまとめ方で、見たいものは全部見せてくれたって感じ。
当たり前だけどTVシリーズよりちゃんとまとまってた。1話から最終話までの分、ものすごいちゃんとまとまってた気がする。もちろん見た人前提の映画化だから設定とかストーリーはかなり端折ってるとこはあるけど、それでも話自体はちゃんとわかる脚本になってたのがすごい。
見終わったあと隣の席のカップルの、TV未見の女子の方が「いろいろ設定ありそう、やっぱりTVシリーズ見ないと!」って言ってて、見てるらしい男子の方は「でも映画のほうが話わかりやすいよ」って言ってたんだけど、まさにそれ。
さすがにTVシリーズやってたのって2年前だし、オレもちゃんと見てたけどブログでは感想書いてなくてツイッターでつぶやくくらいだったんで、それなり覚えてはいるけど記憶は結構あやふやなんで、公式でざっくりストーリー確認してきた。ちなみに当時はキャラ名は当然把握してたけど、綺羅星の各小隊名やコードネームはまったく覚えられなかったですよ(苦笑)当然サイバディ名も覚えられてないという状態w
 
映画は冒頭、本編後の新宿でのサイバディの戦いから入って、島にタクトがやってきた1話から回想の体で語られてるけどそのまま総集編へ。
総集編ていってもかなりの超編集。
前半は全戦闘シーンから綺羅星十字団の各サイバディとの戦い、本編の話の前後関係なく上手いこと重要なセリフを被せて繋げて、基本的なタクトがやってきたことと言いたいことはわかるようにしてるから全体の把握はしやすい感じ。
そのあとは巫女の話メインで、逆におとな銀行のカナコの話とか脇キャラネタは削られた感じかな。(残念)
最初に気多の巫女・サカナちゃんの封印を破るとこからやってるから、巫女の役割とか縛りがよりはっきりしてて、たぶんそこら辺がそもそもこの話の肝だったんだろうなーと。ワコが島から外に出られないことと、それゆえスガタに執着してたことは、あの3人の関係性として最後まで重要な話だし。
まあこの作品って、メインはタクトとワコとスガタたちのきらめく青春と日常であって、そこに毎回サイバディでの戦いが入ってるという体裁だったんで、日常をごっそり削ると言いたいことはシンプルだったりするんだけど、それでも2時間半にこれだけの話を詰め込むのはすごいと思った。
ただわかりやすいって言ってもあくまでもTVシリーズを見てる人のためなので、細かい設定をかなり端折ってて、特にヘッド/トキオがタクトの父親だっていう話をまるっと削ったり、そのヘッドの設定関係はTVの時も一番わかりにくかったと思うんだけど、もう結論だけ知ってればいいかって感じになってたかなあ。それでも目的に対する理由は語られなかったけど、むしろそういうことを考えてないDQNキャラってことでいいのかな。ホントになんであんな奴がタクトのとーちゃんなんだろうなあ( ´∋`)
その分代わりにサカナちゃんの語ってた話が古代銀河文明の話だってことがわかるようになってて、演劇部長の謎とか「神話前夜」を端折った分スッキリしたかも。ただその肝心の古代銀河文明とそれが残したらしいサイバディの秘密と島の巫女や王の関連もまったく語られてなかったというか、まあいいんだよなそこは(^_^;)だってこれ、タクトたちの「青春を謳歌する話」だし!
そしてTVの時はなんだかエヴァのような、明らかに最後尺が足りないというか、どうしてもっと早めにやっとかなかったのかという何かを示唆するような話だけして(22話「神話前夜」)、その割にトキオの目的がはっきりしないままザメクを操って人類を滅亡させようとしたのが意味わかんないから、そのザメクを止めようとするタクトがどうして戦うのか(オレがちゃんと見てなかったのかなあ?)よくわかんなかったんだけど、そこら辺がちゃんと映画はわかるようになってたよ。おおかたは本編通りだったと思うけど、なぜかちゃんと補完されてた。というか、逆に本編の時に余計な情報が多かったってことかなあ。
ザメクを破壊してスガタを助けだしたあと、たぶん冒頭の新宿のシーンの始まりへ繋いで、王であるスガタと銀河美少年のタクト、四方の巫女たちが集って終わり。そこから何をどうして冒頭になるのかはわからないけど、ゼロ時間が解除されたら各国がサイバディを狙ってくるって話はしてたんで、たぶんそういう状況になってるんだろなと。何がどうなってるのかくらいは知りたかったけど(ミニザメクとか)、その後の話が見たいとはそんなに思わなかったのは、きっとタクトたちの人生という冒険はこれからも続くし、戦いも続くんだよなと思えるからか。冒頭だけでもう十分w
とにかく全体にはとても濃い2時間半で、映画は映画としてとても面白かったヨ。
セリフも繰り返し出てくる「やりたい事とやるべき事が一致するとき、世界の声が聞こえる」や、「与えられた役割を〜」とか、スガタを助けて「でもおれたちはこれから、これとは違うもっと すごい空をきっと見るさ!」を効果的に使ったり、2時間半だからこそ上手く伏線のセリフをちりばめて回収してて、スッキリまとまってる感じだった。こういうのいいよね。
唯一の不満は、TVであんなに活躍してたおとな銀行頭取、巨乳高校生人妻カナコ様がほとんど活躍してないことくらいかw そのせいで島外世界との繋がりが分かりにくくなってるけどまあいいか。他のキャラも相当出番削られてたなあ‥‥ってのは公式確認して思ったけど、そんなに問題はないかな。あと「銀河美少年」が何なのか、結局何の説明もなかったよなw
とにかく面白かったし、メカアクションはスゴいし、あいかわらずゼロ時間内はキレイだったー! o<>▽・)綺羅星☆!!
あと皆水の巫女のサイバディはどう見ても某美少女戦士です。なんで当時気が付かなかったんだろうw
パンフ読んで何かあったらまた追記するよ。パンフ、普通の作りっぽいのに1200円もしてビックリした。しかも袋に入ってたし。
 

3/3・追記。パンフパンフ読んで気になったとこなど。

このパンフ読むのに1時間半もかかったよ。というかこれパンフ読むべきだよ。
各キャラのコメントを榎戸さん、サイバディのコメントをコヤマシゲトさんがしてるけど、結構裏ネタっぽい、面白いこと書いてあった。
あと用語解説2ページあるけど、多分劇中で言及明言してない設定がボロボロと(笑)
オレこの作品てちゃんと見てはいたけど、あんまりそういう設定とか考察まで見てたわけじゃないから結構ええって話があったよ?まあ出来ればそういうのは、物語に組み込まなくてもいいけど劇中で触れといて欲しかったって気はするけどw
あとは監督×脚本家対談とその他スタッフのインタなど。監督&脚本家対談が面白かったw
てか、イメージに対してコンセンサスを取らないやり方というか、「聞いたら負け」があまりにも酷くて笑った(笑)「未来拡張」って何!?(^_^;)それであの映画になるのがスゴいわーw
何気に重要な話に触れてるし、この映画の意図などもはっきり明確な方針で作られてるってのは分かったかな。対談読んでオレは自分がちゃんと受け取ってたと確認できたんで、その辺に触れてるのはありがたかった。
構成としては結構面倒臭いことやってるけど、基本は監督が「見たいものを作った」で、それに納得出来ない人を切り捨てる形になってしまうのはどうかと思うし、それは視聴者が望むもの(普通のロボットアニメ)と作り手がやりたい新しいこと(青春を謳歌するアニメ?)に理解を示すってのはまた別の話だけど、上手く折り合いが付けば面白いと感じられるってことかなあ。少なくともオレはあれでいいと思うし、面白いと思えたんでいいかなってことだけど。
実際TVシリーズは余分な物が多すぎて本筋が見えづらかったと思うし(だからそこまで入れ込めなかった)、劇場版は全部そぎ落としすぎてわかりやすく潔いけど、だからファンとしてはもう少し違うものを望んでたってとこもあるんじゃないかと思う。ぶっちゃけ何だ総集編かーって意見はあると思うし、TV見てた人以外わかんないじゃんってのも見かけたし。(冒頭の新宿戦が何なのかわからなかったってのはまあ論外だと思うけど(^_^;))
その新宿戦に関してはネタがちゃんとあるならもう少し長めに、もう少しだけ説明入れて欲しかったって気はする。ポケットザメクネタなんか特に!あれ、普通に萌えキャラ・萌えネタじゃん。見たかったよ(笑)
あとシリーズ通して見ててもやっぱりわからなかった「銀河美少年とは何なのか?」という事については、言葉的な説明じゃなくもっとタクトを使って具体的な描写は欲しかったと思うなあ。何かはわからなくても「それが銀河美少年だから!」で押し通せるくらいの描写ってことだけど。
そこってそれこそタクトのじいさんがトキオに与えなくてタクトに受け継がせたって意味で(タウバーンが選んだにしても)重要な部分だと思うからさ。あと島外にいるタクトたちが銀河美少年だったことの理由くらいかな。まあ普通のアニメならあの南十字島に古代銀河文明の遺産がある理由と、ツナシ家が島外にいる理由くらいは臭わすよなw そっちじゃなく運用のほうを物語に組み込んだってことなんだろうし、それが今回の冒頭の新宿戦につながるって意味で物語の広がりがあるんだけど。(いやおとな銀行がそういう設定なんだから両方やればいいと思うけどw)
どちらにしてもTVシリーズの終わりのほうが駆け足すぎて見てて消化しきれなかったってのはある。その分もっと前倒しで出来たはずだろうにと思うとかなりもったいなかったなあと思うし。(そういやTVシリース見てた時、前半くらいまでは何がやりたいのか掴めなかったのがキツかった→青春の謳歌ですw)
あと結構大事なこと言ってるこの記事張っとく。

しかし改めて劇場版見てると、キャラ自体は確かに小畑健な表情なんだけど、キャラのスタイルがわりとむっちり目で、上半身の細さに比べて特に腰とか太ももがしっかりしてるのは大変好みだなあ〜とパンフ見て思ったですよw あとやっぱ萌えキャラってわけでもない、線がぎりぎり上品でセンスいいなあと思う。オレほんとにもう最近はセンス無いキャラデザは受け付けないんだよなあ。