そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

最高の離婚#7

http://www.fujitv.co.jp/saikouno_rikon/
脚本:坂元裕二 演出:並木道子
 
今週は結夏のターン。
ちょっとだけ結夏が健気でいじらしく見えたけど、それは結夏が自分がダメだってことに気がついたからだと思う。本質的には自業自得の結果‥‥というには今週はかなりいじらしかったから可哀想な気はするけど、基本的にはそうなんだもん。
というか、なんだかんだいっても光生はもう結夏のこと切ってないかなあ。情が移ってるから家族として扱ってるけど、好きとか嫌いとかの対象じゃないのかな。
むしろ今彼が好きなのは灯里の方だよね。灯里とは嫌いだと思うことが似てるってことで意気投合できる相手なんだけど、それはそれでうまくいくとも思えんのだけどさ(^_^;)
んで好きなものが似てて気の合う結夏と淳之介は案の定上手くいかなかった。上手くいかない内容はオレの思ったのとちょと違ったけど、どっちにしても淳之介が結夏と上手くいくとは思えないよ。淳之介はもっと「クソババア」じゃない可愛い子を探せ(笑)
しかしあそこで結夏を「クソババア」呼ばわりする淳之介の賢さよ。ちょっと泣けそうだった。というか、あの突っ返された婚姻届を握りつぶしたとこで一瞬キレるのかも?と思わされた窪田くんの演技力といったら!半分くらい本気の入った「クソババア」に、一瞬切り返しを迷った結夏の気持わかるよw いやそれくらい言われて当然だけど。普通に若い子を弄んだ状態だよな(^_^;)
やー、彼のことは役者としては特段に好きなわけじゃないけど、やっぱり上手いよなあ。さよなら淳之介。もっといい子を見つけろ。

結夏は単純でいかにもバカな普通の女なところが好きじゃないけど、でも普通の人だからこそ灯里よりはあの葛藤はわかるというか。
そりゃ光生のことがそんなにも好きだったら淳之介にはには行けないよな。なんだかんだで子供扱いするしかないよな。合コンだってもともと代わりの誰かを探してたわけでもないし。
好きなものが一緒だったり趣味や考え方が似てたりしても、それで好きになるかと言ったらそうじゃない、本当の本音は幸せになるために好きになるわけじゃなく、光生のことが好きだから光生と幸せになりたかったと。淳之介の存在や光生が灯里といい感じになりそうだってことで、はからずもそれに気がついたってことか。
家を出る前のハンバーグ、前の時はロールキャベツだったけど、ハンバーグってなんかあったっけ?光生の好物?
そのハンバーグを作ろうとして、そしてたぶん焦がして失敗して卵かけご飯?を食べてたり、やっと上手く出来た(のか?)ハンバーグを作って部屋を片付けて花を飾って、光生に今までありがとう的な手紙を書いて、はっと我に返って書いたことで満足して破り捨て、チラシの裏にハンバーグのことだけ書き置きする‥‥ってとこはちょっと泣けた。可哀想とかそういうんでなく(オレはあくまでも自業自得だと思ってるし、それ自体がもう夫婦のそういうものだと思ってるから)そういうのって失ってから気がつくもんだよねえ〜というままならなさというか。
それで何も感じてないならともかく、そこに気がついたことで自分が何が好きだったのかに気がつくということに。
離婚してそのまま光生と別れちゃってたら気が付かなかったかもしれないけど、灯里と諒というカップルがいたことで気がついたという感じかなあ。
というか、wikiで4話のサブタイ見て思ったけど、結夏が光生に「あなたは自分のことしか好きじゃない!」ってキレてたのは、結局結夏は光生のことが好きだから、動物や盆栽よりも自分の方を見て欲しかったってことだったのかなと。
まあ普通の趣味の範囲内なら、趣味よりも自分をという奥さんってやっぱりウザイと思うんだけど、日常すべてに無意識にそういう要求をしてたんだとしたらやっぱり結夏が重すぎだと思う。結夏ってガサツだけどそういうとこは思考が単純な普通の女の人って感じだから余計にそう思うんだけどさ。結夏って結局自分に何もないんだよね。クリーニング屋も助っ人が来て、結夏は必要なくなった形になっちゃったし。
 
昨日たまたまフジの恋愛を科学する連続企画で失恋のことやってたけど、失恋って成長したり学んだりすることも多少はあるけど、それは自分を見つめなおす機会があったってだけの話で、だからといって次が上手くいくとは限らないのが人と人との関係って難しいと思うんだよね。このドラマもそういう話なんだと思う。だから光生と灯里はきっと上手くいかないから大丈夫‥‥と、とりあえず結夏に言いたいw
そう思うと冒頭の光生の夢の中の結夏との思い出ってのも悲しいよなあ。かつてはそういう時期もあったのに。あの二人はダメだった理由がわかっても上手くはいかないと思うな。
というか灯里こそあれだよ、死ねばいいのにって感じだよ。じゃあどんな男ならいいんだよって話だよなーと思うんだけど。でもまあ多少心入れ替えてるけどやっぱり諒も諒で、結局は自業自得だからなあー。逆にこっちは失敗がわかったら上手くいくと思うんだけどなあ。
灯里はどうなったら幸せになるのかなあ?一人で生きてる未来しか見えないんだけど。
そういや缶詰の話をする結夏の言ってることが本当に意味不明でそれは絶対通じないって思ったけど、光生の言うことも大概通じないから(灯里に職場の玉木さんの話してたとことか)この元夫婦の人たちはお互いがそもそも気持ちはともかく言葉では相手に通じないこと喋ってたんじゃないかと。つまり似たもの夫婦‥‥(笑)
まあとにかく、光生はなんだかヘンテコでずっと見てても飽きない、面白オカシイ愛すべき生き物だってことか。それはそれで納得w
なんだかんだいって結夏にしても灯里にしても、光生の好きな動物ベストテンノートの内容をバカじゃないのと言いながらきっちり覚えてるくらいにはその時は好きだったんだけど、たぶんどう見てたのかが違うから「好き」の内容が違うのかなあというか。
いいけど諒が漫画喫茶でジョジョ22巻読んでたけど、読み始めたのが3部からって12巻からじゃん、なんという中途半端www
そして光生んちにやってきた諒は一体(笑)結夏が出てったってまだ知らなかったはずだよね。ちゃんと見てなかったけど「クレオパトラな女たち」を思い出す‥‥(苦笑)