そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

最高の離婚#9

http://www.fujitv.co.jp/saikouno_rikon/
脚本:坂元裕二 演出:宮脇亮
 
結夏、キス魔かよ!しかも記憶ないし。 (-д-`*)ウゥ-
いや記憶ないくせに認めないってのが面倒くせー!めんどくせー女ー!ジタバタ ヾ(:3ノシヾ)ノシ”
そしてなんかもうね、光生の浮かれっぷりがおかしくて仕方ないんですが(笑)本当に面白い生き物ですね、濱崎さんはw
あのグダグダ居酒屋からの弱った勢いでそうならなかったのは懸命だし、むしろ改めてデートして楽しいねーっていうその勢いでって方がいいに決まってるけど、だからといって代官山のサロンでスタイリングしてコンタクトで、光生というよりいつものキレイな方の瑛太的なというか、新しい、しかも形はいつもと同じキルティングジャケットなのに明るい黄色のをわざわざデート用に買ってきたりとかとにかく浮かれすぎだし、結夏のことを上メセで上原ガールズとか逆切れとかおかしすぎる(^_^;)
あげく「灯里はどう思ってるのかな」っていう諒に対して「死ねばいいと思ってると思いますよっ」ってもう爆笑すぎる(笑)しかも諒さんインド行こうかなってwwwwwこの会話の流れスゴいなあ(笑)
結夏はキス魔でしかも飲むと記憶をなくすってことをまったく自覚してなかったという、自覚してないし認めないその大雑把さというか、そして自分が記憶無くしてることにやっと気がついた‥‥ってか、今をときめくオノマチにあんなブス顔させるこのドラマスゲェえwww
そもそも3件目行ったでしょ、記憶ないんですかって言われて「何いってんのwwwwww」って返す時点でありえねえ(^_^;)そんな人とは付き合えませんよ、ええ。
と、なんかもう突っ込みどころありまくり(苦笑)なんというかツッコむ余地すら残してのこのテンポが憎すぎるwwww
そして諒の「人殺しの目」って!(笑)確かにそう思った、確かに殺される、てか砂にされるwww←オルフェノクかよw
諒さんはなんかずっと謝ろうとしてるけど、それって別に諒が悪いわけじゃないよなあ、可哀想に。というかそこで申し訳なく思うってのは、結夏って諒の好みじゃないんだろうな。おまけにあの二人、具体的な話してるのにまったく話の核心に迫ってないしw
それと比べて灯里と結夏はあれだけで何が言いたいのかわかっちゃって、しかも結夏のほうが全然分が悪くって、まあそれもこれも結夏の自業自得でしかないんだけど、さすがにもう撤退すればいいのにとしか‥‥( ´Д`)まあ結夏の動揺具合がスリッパというのも、あの4人揃った場でのあのきまりの悪さ、あの説明の無さというのもなんかスゴいもの見たなあと‥‥
まあこのドラマのいつもの展開というか、思いっきりコメディに振っといて笑わせといて、シリアスな激白にいくかと思ったらそのコメディのテンションのままシリアスの流れって、もうすでに高等技術すぎる。坂元裕二すげー。演出の人もスゲー。
 
結夏も灯里も苦手なタイプなんだけど、今回どっちの言い分に肩入れするかっていうと灯里だよな。
灯里は何気に重くて融通が利かなくて変な所で理路整然と相手を攻撃できる嫌な女で、結夏は単に単純でガサツなバカな女で、世間的にどっちが許容範囲かといったら結夏な気がするんだけど、やっぱりあれだよ、灯里の「じゃあなんで離婚したの」の方に思いっきり同意するからだよ。世間的に普通の女性としてはありだろう結夏の単純でバカで自分だけが正しいと思ってるとこがムカつくんだよ。まったくもって一から十まで灯里の言うとおりだよ。じゃあなんで離婚したの?だよ。
毎日のご飯を美味しいっていわないとか、地震の時に盆栽を心配するとか(それはどうかと思うけどそういう人なら不満を訴えるか諦めるしかないよね)、結婚前は知らなかっただろうけど、結婚したらある程度はわかれよ、そしてお前だって似たようなことしてるでしょ?言わなきゃ気が付かないんだよね?そういうの思いやりがないよね‥‥って誰も言わなかったことをズバッと言われるという、滅多にない経験をしましたよ結夏さんは。
そういう灯里だって他人のことだからそれを言えるだけで、賢いというよりこの状況だとそれって単に攻撃的な嫌な女ってことだと思うんだけど、でも結夏にそう言い切ったってことはスッキリ。ましてやこないだ自分の欠点を自覚したばっかの人には応えるよなw
でもまあ二人ともこの状況でその相手だから言われて気がつくし堪えるけど、普通に夫や彼氏にそれを言われても絶対認めないのが女なんだよなあーってのは灯里の言うとおりで。そういうことで自分は分かってる感を出して余計に結夏を追い詰めるのが灯里で、それが素なのか攻撃なのかは微妙なとこだけど、結夏には効いたよな。
まあそうでもなきゃ結夏は普段なら絶対認めてないよね。だって酔うとどうなってるのかすらも認識してないくらい、自分が常に正しいと思ってるし。そこら辺のちょっとしたエピの積み上げ方も上手いなあー。というかこれってわりと世間一般の奥さん族って気がするよ。
確かに結夏は言うほど変ではないし中身は常識あるのになんだろう、その「自分のことをわかってなさ」がイラッとくるのかなあ。まさに「お前が言うな」というか。だから灯里みたいな女からしたらムカツクんだよね。オレもだけど。

それにしても、普通だと離婚しました、カップルが壊れました〜にしても、その相手同士がくっつきそうになっても(しかも一組は元恋人)ここまでぶっちゃけることはないよな。むしろそのぶっちゃけ方やぶっちゃけ度合いを見るドラマというか、悲劇と喜劇は紙一重で裏表なんだろうけど、単純な裏と表、建前と本音ってわけでもないのが面白いというか。今回で言えばど修羅場をぶち壊す諒という存在というか。
諒自体が何かするわけでも、いい加減というわけでもない、むしろある意味まじめに相手に向き合ってるのに、この絶妙な変さというか間が悪いんだかいいんだかわからない状況を作ってしまうのがスゴいわw
そして河合さんの話がショッキングすぎる(爆笑!)もし普通の状況の中でだったらどうだったんだろうあの話w その状況に至る回りくどさと、相変わらずの諒の悪気のないズレっぷりときたら‥‥
そして光生の妄想キャンプ話。
相変わらず光生の妄想語りもすげー。よくもまあ、自分はまったく興味のないことについて、あったかもしれない話として一般論的に語るなあと。もうそれだけで異常(^_^;)
アウトドアなこととかまったく興味ないくせに「(もしそうだったら)楽しかったか?」と自分に問いかけて、しかも「キャンプ行けなくてごめんなさい」で締めるという、誰に言ってんだって話。そこを全部自分のせいかもと思ってしまうくらいには普通。建前の思考は普通だけど、そういうことをぶち上げる時点で本音は変。
というかここの結夏の痛さって、何か結夏一人だけまったく普通の単純な、余り物事を深く考えない常識的一般人のドツボに嵌りつつある痛々しさというか、多分この4人の中で一番健全なんだよな。健全というか良くも悪くも何も考えてない単純さだから、光生と離婚したことの原因が自分にあるかもと思ったら申し訳なくなったるんだし後悔してるんだし、後から情が湧いてきてるんだし。ものすごく「普通」なんだよなあ。別に女装して捕まった人にもらった炊飯器に問題があるわけでもないのに、なぜ問題にする?的な。
だからあとの3人は残念ながら、結夏より遥かに変な人たちだったということの四面楚歌っぷりというか。
なんかもう壊れっぷりはあそこまで行くと気の毒で痛々しいんだけど、いい気味な感じもあり。
しかしそこで諒の「鍋食べましょう」。
空気読んでないのに嗅覚は鋭い諒の「離婚は最悪の結果じゃないと思います。何も愛情がないのに期待もしていないのに一緒にいるのが一番不幸ですよね」という今週のサブタイな長セリフ。
そしてどうも灯里への未練もスッキリ精算したっぽく「今度は最高の結婚をしてください」とあっさり。これってこないだの光生の「幸せになってください」と同じだよね。なんかこれでみんなリセットかなあ。
結夏の、灯里の家から帰るとこと、夕日の中で猫の写真を見てるとこで顔の表情をまったく映さないのが含みがありすぎて‥‥まああの中で一番つらいのは結夏だろうし、顔映さないから実際結夏がどう思ってるのかわからないってのがいろいろ想像の余地ありすぎる。
 
それでやっと何か始まると思った所で灯里が妊娠かよ!というか、それって多分熱海での‥‥じゃないかなあ?やっと吹っ切れたのにねえ。
ある意味結局は灯里と諒、結夏と光生で、将来的にはこんな騒動なかったかのように家族ぐるみでそれこそキャンプにでも行く未来のほうが、いいのかもしれないって気がする。
なんか普通のドラマだとみんな別れて終わり、灯里はシングルマザーに‥‥とかなりそうだけど、このドラマ変だしなあ。諒のいう仮面夫婦ってことじゃなく、こんなことがあったなんて忘れたかのようにモトサヤに収まるのが一番いいような気がするんだけど、どうだろう?まだあと2回くらいあるよね?そもそも結夏と光生は震災の日に歩いてるうちに結婚しようと思ったくらいなんだし、何か夫婦ってそういうことな気もするよ。

そういや淳之介は相変わらずだし元気そうだしで、なんかよかったよかったw