そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

とんび#10(終)

http://www.tbs.co.jp/TONBI/
脚本:森下佳子 演出:平川雄一
 
えええええー?ヤッさん、死なないの?
なんだ、ヤッさんは死ななかったのかーってか、その後もずっといつ不幸が襲ってくるんだろうと別の意味でドキドキしながら見てたんだけど、最後までヤッさん死ななかったよ?あれ、おかしいなあ、これ今の朝ドラ(純と愛)だったらきっと死んでるよね?とそう思うオレの感覚がおかしいのか(笑)これ原作読んでる人はみんな知って見てるんだよね?
というか、このいかにも死にそうなフラグ立ちっぱなしな気がする展開を、ごく普通の人たちは安心していい話だと思いながら見てるのかしら?それはある意味羨ましいよw
葛原嫁のやったことは葛原のリストラという形で精算されかかり、安男は東京へ転勤となる‥‥という、まあ安男が意外とちゃんと教育係として使えそうだったというのが確認できただけでよかったですw もっとダメな人かと思ってたよ。
だってあれだけ難しい人間であれだけいろんなことをお膳立てしないと、いや、してもかなり上手くやらないとへそ曲げるような人間だからなあ。その点、さすが付き合いの長い地元の人や旭は上手いよなあと思ったり。とにかく表面的なやり取りで怒っちゃダメってことかw 東京勤務の萩本さんもいい人すぎる。普通そんなことまで付き合えねえよなー(苦笑)
葛原家もヤスが死ななくてよかったよな。そういう意味ではヤスの代わりにリストラされた葛原が東京勤務で教育係ってのは、確かにお話的には上手くハマってるなあ。ちゃんと能力があればだけど。(リストラ理由はそこじゃないわけだし←にしても会社酷い)
まあでも安男が東京に馴染めるかどうかは別として、東京に住むってのはなんか違うんじゃね?と思ってたんで、前述のドキドキ感とは別にそれは違うだろうというモヤモヤ感はあったし、結局引っ越しはしたものの戻って来ましたーってのはよかったと思う。ヤスにはずっとあそこの地元にいて欲しいよ。一人寂しい老後ってんならともかく、やっぱり昔なじみの友達がいて思い出がたくさんある地元がいいよな。うん。よかったよかった。
そして旭が逃げてくるための‥‥と言ってたら、健介が逃げてきたよ。なんか東京と広島近すぎね?と思ったけど、今wiki見て、今更ながらにTBS版は広島が舞台じゃないと知ってビックリ。え、じゃああの海とか漁村ってどこなの?場所って、そういやどこにも出てなかったような‥‥???少なくとも列車でサクッと行き来できるとこって、いややけに近いなあとは思ってたんだけど。静岡辺りなんだろか?それはそれで、相当見え方が違うよなあと思わんでもないが。
まあでもそこは親子の愛とはあんま関係ないからいいか。(ほんとか?)
ということでオレはある意味ドキドキしながら見てたんだけど、さすがに旭が健介を迎えに行く辺りではもうそんな心配ないんだろうなと思ったんで、旭が健介を叩く所で普通にちょっぴり泣けました。ヤスが健介に謝る所でもちょっとウルっときた。ヤスは最後まで親バカだったよ。
つまり旭が親になったところでヤスと旭の旅は終わりで、子供の成長は親になることだって話なのかな。いかにもヤスが死ぬように思わせといて全然死なねーじゃんってのはまあいいよw
ぶっちゃけ旭の同僚が勘違いしてたと同じように、旭がヤスの写真をデスクに飾ってるってのは視聴者に対してのミスリードだったってことかもしれないけど、最後までヤスが死ななくてよかったとは思った。ヤスはずっとやかましいまま、寿命をまっとうしてみんなに送られて旅立てばいいよ。
そして旭が担当した本が「とんび」ってのはその難しい作家先生は重松清だったってこと?あの現行直筆?とんびって角川書店だよね、まあいいけどw というか旭はどこの部署にいるんだ???
ドラマとしてはそんな好きなタイプの話でもないし、一般ウケする泣かせの親子愛の話だなあと思うから内容的にはどうでもいいけど、このキャストでこのスタッフでというこのドラマは普通に面白かったです。さすが上手いよなあ。結構泣かされたよ。