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脚本：黒岩勉 演出：村谷嘉則
最初の方ならともかく、この期に及んで瀬川さんが店の金使い込んでるとは思ってなかったけど、足りない運転資金を自腹切って消費者金融で借りてたとはなあ。そこまでせんでも‥‥というにはあまりな業者持ち逃げ事件って！てかそれ、警察に届けだしたんかな？
というかその理由が、あの厨房を使いやすく改装するためだったという、ドラマ始まってからずっと思ってた、「なんで名店なのにあんな狭くて使いにくい厨房なんだ？」という疑問に、図らずも答えた形になったわけか（笑）上手いなーｗ オレだけじゃなく絶対見てる視聴者みんな思ってたよな？あの厨房はねーわって。
それが辰巳さんが倒れた直前の話で、その後からずっとって話だったから初っ端から瀬川さんがお金のやりくりをしてた（と今はわかる）描写があったわけね。
そこんとこ差し引いても本当にもう沙織お嬢ときたら、なんで店の実情を3ヶ月近くまったく気がついてないんだよ‥‥ほんっと使えねーよなあ、この支配人は（-_-;）いくら瀬川さんが管理してたっていっても、子供じゃないんだからさあ。でもま、そこんとこ瀬川さんのミスってことで知られたくなかったってのもあったのかしら。
それがわかるまでは江崎が食材のグレードを落とすことを良しとしなかったとこではちょっとおいおいと思ったり、支配人はもっと上手く江崎に説明しろよとも思ったけどさ。最終的には江崎の言うことが正しかったってことになったしな。本当に支配人使えねー。
なんか沙織って言ってることが感覚でしかなくて大雑把な上に具体的でもないから、あそこのスタッフの中にいるとホント一人だけ素人って感じでイライラするよ。なんであんなキャラなんだろう？
それはともかく、話自体はロッカビアンカのかなり具体的な立て直しを含む銀行融資の見直し査察で、それはいいけどいきなりランチ始めますかー。
というか、一応名店だから立地はいいとこにあるんだろうけど、何の告知もなくいきなり今日からランチ始めますっていって急に人が入るってことは、よほどビジネス街にあるのかなあ。普通昨日の今日で100組とかはいらないよな。見返したらビラ配ってた駅は桜木町か。だったらまあ行けるか？でも1500円ランチはOLには厳しすぎるよなあ。
でもあのランチで1500円ならたまにならオレも食いてーな、毎日は無理だけど〜と思うと、本当に利幅の薄いランチでやっていけるのかしら？いや名店のランチが夜ディナーへの呼び水だって事は知ってるけど。まあランチ計画がうまくいってよかったよ（^_^;）
結局店の立て直しは、食材費を抑えて料理のグレードを下げることじゃなく、逆にサービスランチでブランド戦略を高めてあとは人件費の削減で対応して頑張ろうという話でいきつつも、実は瀬川の客に対する気配りやサービスありきって話だったのもよかったのかな。もちろん弥生さんの恋バナって話でもなかったし（笑）
しかも前回のはづきに続いて、最初から瀬川の力量と裁量も見抜いていたという、料理オタクってだけじゃない江崎の眼力というかｗ
というか江崎はオタクだけど懐広いなあ。んでもしかしてあの言いようだと、瀬川みたいに気が利くホールスタッフがいなかったら江崎はホールにまで口を出すってことか？それもどうかと（笑）
どちらにしてもこの店のスタッフはみんな素晴らしくプロフェッショナルでチームワークが良くて腕も立つってことだから、最終的には一時的な賃金カットってことでもまあ良しか。そしてそういうとこで何気にスタッフの家庭事情もチラ見せるとか、上手いなあ。
そんな中、江崎だけはそこんとこ同意してはなかったと思うけど、この状態で江崎が給料返上する言われはないか。（と思ってたら次回で引き抜き話が！）
展開自体はやっぱりどうしてもこの手の話だと裏切り者っぽいやつが出てくるからと思ってドキドキしてたけど、そんな人はロッカビアンカには一人もいないのであった。調査員の冬樹さん（勝村政信）もこういうパターンだと嫌なやつってのはありがちだけど、そこもやはりプロフェッショナルで相当まともな良い人だったし、ちゃんと仕事が出来る人ってのはスバラシイ。しかも店を他の行員にもオススメするとか良い人すぎる。冬樹さんはそのまま常連になればいいのに。
弥生さんとの絡みのオチも実は定食屋をやってたお母さんに似てるっていうネタ的には微妙なオチだったけど、これってむしろ重要なのは冬樹さんが定食屋の息子だったってことかな。このドラマってこういうちょっとした設定が効いてて上手いよなあ。いいドラマだ。
しかしここまでチームワークがいいと、1話めでこの店を見捨てていったスタッフってのがちょっとあれだよなｗカワイソｗ
いいけど、あの忘れ物の客、そんな大事なものなのになんでまず店に問い合わせしなかったんだろう。普通一番最初に問い合わせるってｗ
