そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

リーガル・ハイ スペシャル

http://www.fujitv.co.jp/legal-high/topics/
脚本:古沢良太 演出:石川淳一
 
初っ端のつかみネタが例の絵画修復ネタ(しかも不動明王w)で吹いたwwwww(笑)
しかし相変わらず古美門は変人でキモいし相変わらず黛はツッコミキャラでガッキー超かわいいし、相変わらず面白かった!爆笑!(笑)
そしてゲストで三木法律事務所側の新米弁護士が北大路欣也って!(笑)
しかもうっかり八兵衛まで!「うっかりしてました」でまた水戸黄門のテーマ曲がwwwwもうこのまま水戸黄門キャストを呼び続けるのか?w
冒頭のフランスマッターホルンって、野沢菜のお焼きのようなクレープとかまるで白馬のような眺めって、そこロケ地、白馬なんだろーwwwww長野の白馬村なのかマッターホルンなのかwww(笑)
しかもしかも連ドラ第2期キター!ヽ(゚∀゚)ノ 秋が待ち遠しすぎる。このままシリーズ化すればいいのに!
あ、以下ネタバレですよ。今回の話も面白すぎる楽しすぎる! (*´∀`)=3
 
学校のいじめネタでの訴訟だけど、連ドラ1話めの時みたいなイヤな後味の悪さを残しつつの勝訴。いや勝訴したけど実は‥‥って感じのなんとも言いがたいラスト。なんだろうね、確かにいじめ被害者で原告の勝訴はいいことなんだけど、この ('A`) って気分は(苦笑)
でもまあ、最初に古美門が言ってたように「学校から賠償金1億取って弁当屋を買い取ってオーナーにでもなればよろしい」に近い展開になってるから、古美門の裁判結果が元々そういうもんかw ぶんどった金で原告が何しようが古美門にはどうでもいいんだよな。いいけど黛が出した1800万はちゃんと回収したんだろか。黛スゲー金持ちじゃんwww
イジメを受けてた小暮くんが最後に言ってること、思い出さなかったことに悪気があったわけじゃないと思うし、お母さん(堀内敬子)もお金目当てってわけじゃなかったんだと思うけど(たぶん)、むしろ別の意味で貧すれば鈍すってことかなーと思ったり。
1億もらってシャネルのバッグ買って湾岸の高層マンションにお引越しでこれから慎ましく暮らしますって、どこがだー!と思うけど、たぶん言ってる本人自覚ないというかやっぱお金が入ると人は変わるよね(苦笑)というかあのシャネルのバッグカワイかったなー、オレも欲しいw
とするとイジメはあったのかなかったのか、あの空気で動く生徒たちがうす気味悪いのは確かだけど、職員室のイジメの様子見ててもそもそもあの学校自体がそういうのを見なかったことにするような、イジメなんかないといえばないんだという方の思考停止状態だし、もしかしたら自分が加害者だったかもしれないと平気で言える首謀者?生徒の流され方が怖いよ。それって実際イジメがあったにしてもなかったにしても、事の重大さは全然感じてないじゃん。小暮くん死んでたかもしれないのに。というか「飛べるかも」と思える男子中学生はやっぱりバカだ。そのうちホントに死ぬぜ?そして今度同じことがあったらお母さんはたぶんまた同じように裁判沙汰にして賠償金をふんだくろうとするだろうな、当たり前に(^_^;)
 
黛が「イジメなんかなくせます」っていうとただの理想論に聞こえるけど、古美門が同じことを法廷で言うとああこりゃイジメなんか絶対なくならないなと思うし、思うけどあそこまでスッキリと言い切るとある意味清々しくて笑うw
まあ今回の話としてはそういう「空気」で動くことへの思いっきりの皮肉が込められた話だったんだけど、結果としてイジメの有無自体は曖昧にしてるってとこがこのドラマらしいといえばそんな感じかと。
裁判長の広末はまあなんとなくああいう役ねって感じだったけど、今回は榮倉奈々がスバラシく正しい使い方されたよ(笑)
榮倉さんのいつもどおりの心ない笑顔が気色悪いなーと思ったら本当に心ない笑顔だったっていうね。もうさすがのキャスティングだよね(笑)何気にコンタクト(CM)ネタも突っ込んでるとかw あのちょい気色悪いキノコ頭はまんまサウンド・オブ・ミュージックかw
しかも結局藤井先生(榮倉奈々)が、自分を殺して空気を読んでクラスの雰囲気に合わせてたことを弾劾して素を出させたけど、元々はみ出してる人は腹が黒いよな。クラスの子たちは何事もなかったように先生を受け入れて追っかけて青春学園ドラマみたいなこと言っててキモチワルーと思ってたら、何の感慨もなくそれをバッサリ切るとか、それでこそ榮倉www 榮倉の性格の悪さがこんなに生きるこの展開はサイコー(笑)
法廷でのあの豹変ぶりはそれ自体がもしかしたら古美門の指示かなと思ってたんだけど、自殺未遂の方は古美門の差し金という‥‥w
まあそもそもガス自殺未遂にしてもドア開いてるし、臭いはシュールストレミングでしたーっていうけど、ガスの臭いとシュールストレミングの臭いくらい区別付くだろっていう。そしてシュールストレミングの缶はもっとパツパツ(^_^;)というか、その臭気の中で寝てる藤井先生がスゴいというw
とにかく金八先生的というか、いかにもな青春学園モノっぽさのお約束を使いながらも微妙に裏切るというその展開と、白黒つけないグレーゾーンさ加減、
「イジメの正体とは空気だ」と喝破する古美門のいうことは正しいけど、結局はクラスの中の「空気」でイジメの被害者だったり加害者だったりしていた生徒たちが勇気を持ってその空気を打ち破ったということ自体が、やっぱりその「空気」によってだったという皮肉が、一見古美門が良いことを言ってるように聞こえるというのもつくづく上手い脚本だなあと思った。
言ってることは正しいから感動するけど、まったくイジメへの解決にはなってないし、結局その当事者たちはわかってないんだよね(苦笑)
まあただ別府裁判長も勅使河原さんも古美門の言ってることはわかってそうで、わかってるからあの態度なんだろうけど(笑)三木先生はまた負けちゃってお気の毒というしかないけどw もう生瀬さんも小池栄子も相変わらずでサイコーw

それと連ドラの時は古美門に「朝ドラヒロイン」って呼ばれてた黛が、今回生徒たちが自ら空気打ち破って立ち上がったと信じてるゆえに「ドロシー」って言われてたけど、それってつまり「愚かな一般大衆」って意味なんだろかと思ったり。ちょうどいま経済アベノミクスネタでオズの魔法使いの話出てるしな。いろいろ時事ネタ突っ込んでくるよなあ、古沢さんはw
突っ込んでくるといえばパロディネタというか古美門の金八もどきな説教話もおかしかったけど、職員室に鈴木先生もどきの眼鏡にループタイの先生がいたよ?というか生徒の中に河辺役の子がいたんだけど、そういや「鈴木先生」も古沢良太脚本だったよな。自家パロかよ(笑)そういや何げに益子先生っぽい人やでんでんの先生みたいな人がいるしwww
いいけど「男子中学生の右手は握らないことにしてるんで」が下ネタだとは思わなかったwwwwいやたまたま直後にTwitterのTL見たら流れてきて、ああそうか!と思って爆笑www
 
あとたまたま気がついたんで。黛さんのコートはマッキントッシュフィロソフィーのこれですね。カワイイ。
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