そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

八重の桜#15「薩長の密約」

http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/
脚本:山本むつみ 演出:清水拓哉
 
「土佐の脱藩浪人」→坂本龍馬(笑)いや確かに会津・幕府視点で見ればそんなもんだよな。まあボカァ土佐の人間ですが、あの人何やった人なのか大人になるまでよく知らなかったんで、大体からしてそんなもんかと思います。
念の為に「龍馬伝」の薩長同盟回の感想を確認してみたけど、やっとここで歴史の表舞台に〜とか書いてるから、龍馬伝的にもそういう描写だったんだよな。ちなみに今龍馬さんは寺田屋にいますよ。来年お亡くなりになりますよ。
それよりその薩長同盟だけど、龍馬さんの力で‥‥ってのは間違ってないと思うけど、やっとどういうことかわかった気がしたよ。
自分の「龍馬伝」の感想読んでもなんでここで薩長同盟が成ったのかわかんない、谷原の桂さんカッコイーしか書いてないんだけど(笑)てか龍馬の立場から見てたら日本の将来のためにここは幕府(と会津)に泣いてもらって、日本一丸となって外国勢に対抗しようって話だったような気がするんだけど、実体は全然違うじゃん。いや最終目標は似たようなもんだけど手段と方法論が違うというか、主に薩摩の思惑として幕府(と会津)ないがしろというか。
なんかこれ、まあ薩摩だけで事は成せないと思うから長州を巻き込んだのは正しいと思うんだけど、龍馬って薩摩に上手く使われたんじゃね?あれ、でも龍馬は立ち位置的にはどちらかというと長州寄りだったよな。てことはじゃあやっぱり薩摩が上手くやったのかなあ。世間的には西郷に頭を下げさせて長州を立てさせた龍馬スゲーって話だけど、このドラマの薩摩の動きを見てるとどう見ても薩摩が先を見越して上手く立ちまわってたようにしか思えんよ。それくらい西郷と大久保一蔵が食えん輩って感じ?
あとさ、長州が使ってるミニエー銃って、確か龍馬が調達したんだよな。オレちゃんと覚えてるよ!銃と米のを薩長の間で融通したんだよな。
てことは龍馬が新選組、すなわち幕府から命を狙われてたのもわかるような。そこに会津が噛んでたのかどうかはわかんないけど、今回の話を見るに会津新選組ツーカーの仲だよなあ。そこはさすがに会津視点の(会津が正しいって)ドラマじゃちょっと描きづらいところか。てことでこのあとすぐ寺田屋騒動に繋がるってことね。なるほど。
 
それはともかく、この時点でもう会津って何をどうやっても幕府と一蓮托生にしかならないよな。だって長州とは完全に敵だし、薩摩は元々からし会津を切り捨てるだったんだもんな。つか、いつの間に薩摩って会津切ってたっけ?会津の人たちはまだわかってないよなあ。
しかも少なくとも会津が都にいる理由はあるけど、いる意味は無いですよ。どうすればよかったんだろうと思うけど、最初からどうしようもなかったってことか。
確かにこれは幕末を会津以外から描こうとすると、なんで会津がそこにいるのかまったくわからなくて話がややこしくなるだけだから、スルーされてもしょうがないのか。
しかも計算高い慶喜公に振り回されて、やっぱりこれは会津へはいつまでたっても帰れないパターン‥‥ (´△`)
慶喜公は政治家というか、計算高いというか心ないよなあ。もうさすが孝太郎ぴったりはまり役過ぎる(笑)孝太郎ステキすぎる!w
15代将軍は慶喜だったよな(常識)、結局征夷大将軍から将軍職にもなるんだよな。駆け引き上手すぎる。
ところで今回の慶喜公の出兵にあたっての大号令、「千兵が最後の一兵になろうとも決して退いてはならぬ」ってのはwikiによると鳥羽伏見の戦い時のセリフでしかもそう言っといて自分は陣中に伴った側近や妾と共に軍艦開陽丸で江戸へ退却した‥‥という話じゃないですか(笑)それをして覚馬たちは「慶喜公の言葉には心がない」って言ったわけですね。さもありなん(^_^;)
というか、会津のシーンが正月でその後6月で長州征伐、家茂崩御は7月。慶喜の徳川宗家就任は8月って(→wiki)、いつの間にかもう長州討伐中とかいろいろ事件経過が早すぎておっつかないけど、慶喜公が休戦協定が来週か。
慶喜公、どこまでが本気だったのかよくわからんけど、出兵の時にはどう見ても本気にしか見えないのはさすが孝太郎さんというか、まあ慶喜公としては今の幕府と朝廷の有り様とは別の思惑があったってことかしら。複雑すぎる。
そして会津は火事?なんで火事?しかもみねちゃんが行方不明。早く父上(覚馬)が帰ってくればいいのにねえ‥‥どう考えてもしばらく会津には戻れないよなあ。ここでみねちゃんの話をやるのはなんか意味があるんだよね。会津の近況ってことだけでなく。
そういや八重さんの名前が「川崎八重」になってるよ。
冒頭、やっとオダジョー新島七五三太が出て来ました。まさに今話題のボストンに到着。しかし侍には見えないよ、1年の船旅の間にすっかり現代人にw