そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

八重の桜#31「離縁のわけ」

http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/
脚本:山本むつみ 演出:佐々木善春
 
実際の山本八重さんがどんな人だとか、山本八重関連の本を読むほどには興味ないんだけど、このドラマを見てる限りオレが八重さんカッケーとは思ってもまったく好きになれないのは、結局八重さんが田舎の無学な鈍感女だからじゃないかって気がするよ?言い過ぎ?
無学のって言うと言いすぎだけど、どうも他の武家のおなごたちと比べても状況をよくわかってないというか、だからこそ会津魂に忠実で純粋なまさにジャンヌ・ダルクで前だけ向いていられるんだと思うけど、なんかあまりにも他の人の気持に鈍感すぎやしないかなあと。
これまでの話で八重さんが他人の気持ちをおもんばかった行動してるの見たことない気がするし。ないよねえ?だからなんだか結婚しても何しても、他の人と比べて「子供」な印象なんだよね、八重さんて。
その鈍感さがどこら来るかというとあくまでも思考停止に近い会津気質の頑固さ故‥‥とは思うんだけど、そこはいいことだとも思えないんだよなあ。
八重が斗南藩に移住した人たちのように苦労しなくて済んだのはたまたま尚之助さんの伝手が米沢藩にあったからだし、こないだの未亡人の人みたいな目にも合わず、戦の時だって鉄砲の腕があったから逆に雪さんや竹子さんみたいな末路にならずにすんだわけで、むしろあの状況を考えると普通のおなごはどうしたかというと竹子さんたちルートか、頼母さんとこみたいに自決するかだったんじゃないのかなあ。そう考えると八重さんの意思というより運命ってことか?
だからなんというか、たまたまそういう酷いことを免れた人が、そうでない人たちをまったく省みることなくきっぱりと前向いて生きていかないととか言っててもものすごくモニョルんだよなあ。オレの感覚、間違ってるかな?
自分が尚之助さんと一緒に行けなかったことを恨んで(るから頑なになってるようにしか思えないけど)、尚之助の離縁の手紙に勝手に怒ってるけど、あの時代に向こうの事情を分かれというのは無茶だとは思うけど、八重さんも斗南について行けばよかったのかもと思ってるくらいだから行けば少なくとも尚之助さんの状況はわかったはずだし、こんな別れにはならなかったと思うんだよな。
つまり八重さんは、そこで家族を米沢に置いて斗南に行くほどには尚之助さんのことを思ってはなかったとしか‥‥
そんな人がさあ、投獄されて酷い目にあっていた覚馬のことを、彼からしたら家族の生死もわからない、今回の戦争の一番の被害者である会津藩藩士の家族が無事である保証なんか殆ど無いはずだと思って、しかも自分が生きるのだって他人の手を借りないといけない状態だからこうなった‥‥ことを事情も聞かないうちになじるとか、かなりムカツイたよ。
八重さんてそういう人なんだよな、最初から。そういう意味では戦争が終わってもまったくぶれてないこの山本八重という女性像を貫いてる脚本はすごいと思うよ。八重さんって何も変わってないんだもん。(あくまでこのドラマの場合)
まあそこで覚馬さんの状態は言わないのに、妻らしき女性がいることは匂わしてしまうあの使者の人と来たら‥‥ (∋_∈) 使者というかあのずっと覚馬さんに付いてた書生の人。
うらさんも、結局そういう事を知らずに済ましてしまうってのもわからん。会津のおなご、つか山本家のおなごはようわからん。なんでそこで自分は行かないけど娘だけなの?とりあえず一緒に住むすまないは置いといて確かめに行けばいいじゃん?なんで?マジでわからん。
つーか、時栄さんと結局そうなってしまうのもそれはそれで微妙だよ、覚馬さん‥‥ (∋_∈) 子供って、一線超える気持ち的な何かがあったわけでしょうよ。そこは明らかにはならないのかな。まあいいけどー。
まあ時代とその時の状況考えたら、9年って何があっても不思議じゃないと思うのよ。だからそれを不実だと責めるうらさんや八重さんはどれだけ恵まれてるのかって話。ここまでんおほかの女の人たちのことを考えると、ちょっとイラッとする。
後はもう尚之介さんが気の毒なのと(泣けちゃったよ)大蔵さん改め山川浩さんたちの苦労を考えると‥‥ (ノ△・。)
会津を守って戦ったはずの新選組の人たちや斎藤一らに対して、わかっちゃいるけど頭の悪い一般庶民代表おユキちゃんの言いようもちょっと酷いよヽ(;▽;)ノ いいけどこの時点で時尾さんは斎藤とどうなってるの?おユキちゃんたちはなんでどうやって斗南にきたの?
八重は2週溜まってるから急いで追いつかねば。今週中に追いつけるか?(それなりまだ録画溜まってる)