そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

八重の桜#35「襄のプロポーズ」

http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/
脚本:山本むつみ 演出:末永創
 
尚之助さんが可哀想で気の毒で、おらぁ泣けちまったよ(´;ω;`)
確か最初の頃にwiki確認した時、新島八重の前夫のわりに尚之助さんの最後は消息不明的なことしか書かれてなかったんで、この会津戦記を本当に川崎尚之助が書いたんだろうかと思ってググってみたけど、どうもこれ自体は創作のよう。
てことはこの儚い尚之助さんの最後は、山本むつみの「私が考えた川崎尚之助の最期」ってことか?いやそのまんまだけど。まあ少なくともヒロインの夫に見合うドラマだったとは思う。ああ尚之助さん、安らかに‥‥(´;ω;`)
一応この会津戦記が山川兄弟の会津戊辰戦争史に繋がるのかも‥‥ってことでの創作だと見る向きもあるようですが、少なくともこのドラマを見る限りそれなり会津藩に貢献してるわけだし、事件に巻き込まれてひっそり亡くなった程度にしかわかってなかったってのもあれな話だなあ。
まあ会津の関係者自体が体制が変わった時にあまりいい扱い受けなかったってこともあるのかもしれんけど。
とにかくも回想シーンで流れる往年の尚之助さんの姿を見るにつけ、暴れん坊妻を後ろで支えていたこのひっそりとした人の人生を思わずにはいられません。そんなに好きなタイプでもなかったはずだけど、なんだか悲しいのう…(´Д⊂ヽ
だから何だかやっぱり、時尾さんと話してる時の八重さんのいうこと聞いててもナンダカナーとしか思えないというか、結局自分が尚之助さんについていかなかった、そういう気持ちがなかったってことを正当化したいとしか思えなくてな。時尾さんと斎藤一あらため藤田五郎さんの良き夫婦っぷりを見てると余計にそう思うというか。
ある意味八重さんは後ろを振り向かないよな。八重さんのそういう強情頑固で変化を認めないくせに、いつの間にかその変化に巻き込まれて現状を当然って顔してるとこキラーイ。というかやっぱりこういう空気読まないというか、自分マイウェイな人苦手。
そういう人を好きになって支えたい、伴侶にしたいという意味で尚之助さんと新島襄は似たもの同士かもしれない。
でも好きにやっていいよという八重に対するスタンスは似てるんだけど、女は男の後ろをついていくのが当然という風習の中で八重を前に立てるために5歩も6歩も後ろに下がって控えてた尚之介さんと違って、女は男の前をゆくべし(つまりレディファーストってことか?)という考え方の元で学んだ襄の、前を歩いていていいけど必要とあらば自分が更にその前に出ますよ、というソフトな強引さがたぶん八重には新しかったんだよな。結局頑固だけど常に「新しいもの」が好きなんじゃん?違う?
新しいものが好きな人って空気を読んで先取りして進む人と、空気を読まずに進んで道はあとに出来るタイプの人がいるけど、八重さんはまさに後者だよね。なんかセリフでも誰かがそんなこと言ってた気がする。まあそれはそれで周りがそれを赦してんならいいんだけどさ。
今回の鳥羽へのピクニックエピ見る限り、過去を振り返って辛い思いをしたくないからそこに蓋をして前だけ向こうと努めてた‥‥ようですが。
なんかね、斗南藩で辛い目にあって現実をちゃんと見てきた時尾さんとかに比べると、八重さんってやっぱり地に足ついてない感じがするのよね。時尾さんたちがそれでも八重さんは八重さんのままでと思うならそれはそれでいいんだけどさ。久しぶりに会ったんだし。
そういや八重の桜の斎藤一降谷建志 meets 新選組!斎藤一オダギリジョー(笑)
共演ではあるけどそんなに仲良しシーンがあるとは思わんかったw
あとは佐川官兵衛の丸くなりようときたら!あいつが、あいつが寝坊さえしなけりゃ会津戦争はもっとマシに‥‥いやそんなに変わらんか。久しぶりの大殿様も元気そうで何より。