そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

八重の桜#42「襄と行く会津」

http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/
脚本:山本むつみ 演出:加藤拓
 
今回のサブタイトルはどう考えても「襄と行く〜」じゃなくて「山本八重の帰還」だよね(笑)
ところで冒頭いきなり刺された板垣退助さんですが、あの有名な「板垣死すとも自由は死せず」はその後語った話を上手いこと創作したものだ‥‥と聞いてたんですが、思いっきり叫んでますね(笑)
というか高知県民としていうとですね、今はどうか知らないけどオレが小中学生のころ、幕末から明治にかけての高知の偉人といえばこの板垣退助とジョン万次郎こと中浜万次郎、そして天災は忘れた頃にやってくる物理学者の寺田寅彦でして、坂本龍馬はもちろん香川…じゃねー、三菱財閥岩崎弥太郎とか影も形もありませんでしたよ。(ご当地はたぶん別)
その板垣退助ですが、なんでかオレ、この時刺されて死んだんだと思ってました。今日この八重の桜見るまで。そんなわきゃねーよなw後伝が残ってるんだから。
あとwikiったついでに板垣退助さんは後藤象二郎さんと親友だったってことも今知ったよ。覚えとく。しかもほぼ同い年じゃん。なんで龍馬とは会ったこともなかったんだろね。(ってことらしいよ)
 
それはひとまずい置いといて、八重さんが会津に戻ってきました。
ほとんど復興してない状態のご城下で、あんな派手な洋装の一団ってすげー目立ったんじゃないかしら?てか、ドラマ内で城が落ちたあとってほとんど描写されてなかったけど、城があんな状態なんだからご城下が無事なわけないか。しかも城、7年も放置してたんだ‥‥ (∋_∈)
ほとんどバラック状態の山本家のお屋敷に八重さんたちが戻ってきて、何もかもぶっ壊れてたけどあの角場と鉄砲の練習場は残ってたよ!特殊だもんな、あの家の構造。
そして角場であったいろいろなことを八重さんが思い出してるわけですが、ドラマ的にはほんの数カ月前のことですが、オレもいろいろ思い出されて思わず泣けちまったよ。
劇中では14年前、しかしオレたちは、子供の頃からの八重さんを見てきている!まだみんな揃っていた頃の山本家の団欒とか、角場で鉄砲の落書きから始めて鉄砲をやってもいいと言われたこと、練習したり修理をしたり、尚之助さんがやってきてそしてプロポーズをされたことなどなど、オレも思い出したら泣けてきた。特に尚之助さんとか尚之介さんとか尚之助さんとか!大事なものはみんな会津に、角場にあった!(´;ω;`)ブワッ
あの頃は今こんなことになるとは思ってもいなかったよな。戦さえなければこんなことにはならなかったんだよ。国が変わるって大変。生まれた土地で一生を過ごして死んでいく人がほとんどのあの当時を考えると、八重さんは遠くまで来たよなあ。でも鉄砲をやるってことは戦ではああなるってことで。それを今、やっと実感として噛みしめる八重さん。てかそのまま八重さんの語りで総集編が始まるのかと思った。会津か、何もかもみな懐かしい‥‥ヽ(;▽;)ノ
というか14年前ってことは今八重さん37歳か。
あの頃はまだ長州藩吉田松陰も遊びに来てたし、彼にかぎらず日本が、会津がこんなことになるとは思ってもなかったろうな。
ところで板垣さんが言ってた話、政党政治をやらねばならんってことだけど、会津を攻めた新政府軍だった板垣さんが、武家の人たちはよく戦ったけど、一般人(農民たち)はまったく関知せず他人ごとのように戦に参加しなかった、彼らが立ち上がっていれば会津もこんなことにはならなかっただろう‥‥ってのはまあ言い過ぎにしても(農民が立ち上がったってどうにもなるわけ無いじゃん)、会津戦争の時の農民たちの描写はここへの布石だったのかと思うと、やっぱりこのドラマってすごい細かいとこまで目配せきいてるよなあ。
農民に戦えってのは無理としても、あの時農家の人たちは城下の武家の人や町民たちを閉めだして、匿うことすらしてくれなかったよな。おユキちゃんたちが無事に(でもないけど)落ち延びることが出来てよかったよ。
そんな庶民農民にも自由と選挙権を‥‥ってのが自由民権運動だよね。頑張れ!
そういや徳富猪一郎さんは新聞記者というより新聞社を作ろうってスゲェな。そして海老名喜三にでかい夢だと言われて事業計画だ答えるとは現実的。同志社ではみんなが夢=ドリームがどーたらとか言ってたわけだからなぁ、あれもまたこのための布石だったというわけか。いやそんな猪一郎だけがキリスト教に傾倒しなかったっていうのはそれなりなんか感じるとこあるなw
あ、会津の現状を憂えて教会を作るという襄さんは大変に慈悲深く心優しい人だと思うけど、やっぱりキリスト教の教えのいいところだけをうまく利用してる気はする。本人はそいうつもりじゃないっぽいけどw
しかし襄さんのその気持ちはやっぱり泣けた。会津復興希望。「うつくしまふくしま」を今に!
とにかく今回のあの角場を見つけたシーンでの八重さんたちの「帰ってきた」感は何度見ても泣ける。会津戦争のことを思い出したり、本当に八重さんの帰還だよな。
と思ったら次回予告見るに、どうも本当の意味で「山本八重」の帰還になりそう?やっとハンサムウーマンな話になるのか?なんか面白そうな予感。
あと捨松さんは完全に外人化(笑)家の中にブーツで入ってるし、自分が日本語喋ってないってことすら認識してなさそうよ?思考そのものが英語ってやつかw
あ、うらさんも元気そうでよかった。会ってもあれだけってのが悲しすぎるけど、まあみねと会えたからいいのか。よかったよかった (ノ_・。) あとみねさんの子は良く見ると顔立ちの造形きれいだよね。確かにハセキョウの娘で通るよw