そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語

http://www.madoka-magica.com/
監督:新房昭之 脚本:虚淵玄

 
すべてのネタバレをネタバレされる前に消し去りたい人はご注意を。一番ひどいネタバレはしないつもりだけど。(言うてはならんキーワードナンバーワンの言葉あり)
まあさすがに細かい話はしないつもりですが、まさに○映画だった。面白かった!
あ、普通の感想のつもりだったけど「○映画」もネタバレになるよ!何とかしてよキュゥべえw むしろ○というより○○だけど。(いかん何言ってもネタバレに‥‥)
さすがにこれをがっつりネタバレ感想するほどの勇気はないです(^_^;)あとそれやるとただのあらすじ説明になっちゃうし。
それでいいなら以下は自己責任で。
 
 
とにかくなんかすごかった。2時間弱なのにものすごい消耗したよ、どんでん返しに次ぐどんでん返しで更にまたどんでん返し、それで最後があれっていう、ね。本当に超濃かった。頭が追っつかなくなりそうだった。
話は明らかに本編のその後の世界なんだけど、最初はほのぼのだと思ってたらうすら気持ち悪くなってだんだん本格的にコワくなり、最後はほむらちゃんが病みすぎてて可哀想だったヨ!誰かほむらちゃんを助けてあげてよ、あの狂った愛の世界から!(;△;) ‥‥としか。
あの本編から続けようとすると確かにこういう話になるんだろうな。というか本編最終回のED後のアレはもうそのつもりだったってことだったのかね。
つか、エヴァもこういう話でよかったんじゃね?(よくねーかw)
見た目の映像的には結構ウテナっぽくて(大丈夫かと思ったけどよく考えたら見ようによっては話的にネタバレっぽいな)、当然アレ(最大ネタバレに付き当分自粛)みたいな展開もある。そこら辺はちょっとミステリー調。でも誰の〜と考えると一人しかいないけど、そこからちょっと謎解き風。(ここら辺ややこしいのは本人がアレだからw)
ストーリー的には細かいとこでちょっとわかんないとこはあるけど、大筋としては大変に論理的に筋は通ってるし、見る人によって解釈が‥‥って話じゃなく、ちゃんとした答えはありそうかな。まあよくこんな話の収集の仕方思いついたなあって感じはある。
わかんなかったのは結局誰が知っててそれはどうしてなのか、最後のさやかちゃんが魔法少女なのはどういうこと?とかかなあ。なぎさ=べべもそうだけど、たぶん本編で魔女化したかしないかってことかなと思ったけど。
そして主人公はあくまでもほむらちゃん。ただそのせいで救われてないけど、理屈は通ってるから仕方がないか。ほむらちゃんが主人公なのもそりゃそうだろうとしか(そこはそもそも問題じゃないか)
感情論的な感想で言えば、この展開だとどうやっても救われなさそうなほむらちゃんがかわいそすぎて泣けたよマジで。ほむらちゃん… 。゚つ´Д`゚)゚。
 
見どころは、TVと違って魔法少女のみなさんが全員揃って大活躍。みんなの見たかった?魔法少女戦隊は見られるw
でもあの変身シーンはどうだろう。好み的に言えばすごく微妙。あれはあんまり好きじゃないかな、ああいう感じは。ベタならベタで良かったのにって気はするけど、ちょっと乗れなかった。ベタなTV版の変身のほうが好き。 *1
戦闘シーンとかはやたら動いてて作画はいいけど、目が追っつかないから体感的に気持ちがいいかといえばそんなこともないかな。あと目新しさはなかったような。
作画もきれいだったけど絵柄は前の方が好み。今回のは目が小さすぎるような。
それと基本構図がわりとお決まりのパターンが多いから、長いと何度もそれが出てきてちょい飽きるかなー。ほむらちゃんは髪の毛かきあげすぎです(^_^;)
新キャラのお菓子の魔女・ベベの擬人化はどっからきたんだろう‥‥って思ってたけど、あれはそういうことなのねと途中で気がついたんでそこもOK。パンフ見たら本名も出てるし、そういやそういう裏設定だった気もしたし。なんで人間体?と思ってたんだけどさやかちゃんがあれだからあれでいいんだよな‥‥ってことで納得した。たぶんそれでいいんだよね?(もう見た人にしかわからなすぎる感想)
でもこの映画で一番カッコ良かったのはさやかちゃんって気がするな。本編と違って結構男らしいよw
とにかく本編後、ずっと一人戦い続けていたほむらちゃんの気持ちを思いながら見ると泣ける。泣けるけど公式が最大手といわれるほどのレズ展開というだけあって、ほむらちゃんの想いは円環の理もインキュベーターの魔女化システムも超えたよ。それほどまでの絶望(あ、ネタバレが)ってことだよな。
最終的に彼女らの敵はインキュベーターなんだけど、そのキュゥべえが諦めるほどほむらちゃんのまどかへの愛は強かったってことで。
結局あれはほむらちゃんが望んだ世界ではあるんだけど、より「現実」だからすべてを好きなようには出来ない、その辺でまどかとの対決が示唆されていて、さらなる続編ももしかしたらありかなと思わせる最後になってた。いいのか悪いのか。でもきっとほむらちゃんも救われる世界の理はあるような気はするよ?続編希望。
パンフはまだ見てないのでこれから見る。
 
バルトのまどマギディスプレイ。

あと入場者プレゼントのミニ色紙はまどかとほむほむヽ(゚∀゚)ノ(オレと相方の分)

*1:どうもこういう意味があったらしい→【叛逆の物語ネタバレ注意】変身シーン http://togetter.com/li/582814 というかちょっと気持ち悪いんだよな、あの変身シーン…