そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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実験刑事トトリ2 #5「秘密〜ある小説家の死について」

http://www.nhk.or.jp/dodra/dodrasp/index.html
脚本:西田征史 演出:中島由貴
 
え、結局自殺?先生はスランプの末の自殺なのか。酷いなあ。
というかその出版社との契約が法外なんじゃないのかなあ?違約金1億円って、それ作家側に何の得があるの?それわかってて自殺したって、残された和久井さんがどうなると思ってんのよ…
和久井さんと宮部先生はなんでそんな契約しちゃったのかな。一応ちゃんと見てたつもりだったけどさっぱりよくわかんなかったよ。あの編集長(渡辺正行)とそんな契約結ぶにしても、あの編集長がそういう人にも見えないから余計に混乱。ただあの人、宮部先生の死による出版特需を楽しそうに話すって意味では、ちょっと、いやかなり人としてどうなのかって気はするけど。何あんだろうあのキャラ… ('A`)
というか全体的に話の流れがどうにも不自然きわまりなさ過ぎてさっぱり頭に入らなかったです。
目新しいなと思ったのは首を吊った人間が失禁するというのを本当にやったということくらいか。それこそがこのトリックのほころびだったわけだけど、あまりにも寄り道が多すぎたせいかそのインパクトすらはっきりしなかったよ。
と、もうそういうとこから突っ込まずにはいられないんだけど、それ以上にもう安永先輩があまりにも刑事に向いてないとしかいいようがありません。まあ自分でわかってるっぽいからいいんだけど。
刑事の仕事は疑うことだってのはよく言われることですが、安永刑事の先輩である和久井さんがとても疑わしいのは確かなのに、まったく疑わないどころか庇う素振りすら見せ、しかも証拠品を(私的に)手に入れるため違法捜査、いやさ不法侵入すらしようとするにいたってはどうしたもんやら。クラクラ〜(;´Д`)
まあ第一発見者を疑うのは当然だけど、なんで第一発見者を装おうとする人はあんなにも芝居がかってるのかねえ。(ムロさんが悪いわけじゃないよ)
しかも通りがかったご婦人も不自然だし、同じアパートの何やってるのかわからない金持ちじいさんとか、はっきり言って混乱。あのじいさんなんなの?人は見かけに…というより、中途半端な時間に黒ずくめのスーツで運転手付きの高級車でご出勤、しかも3万円のワインを安物という人って何やってる人なのさ。いや犬連れた散歩の時点でワインを飲むような御仁なのかしら?という疑問はあったんだけど、むしろ本来の姿からしたらワイン以外の選択はなさそうよね。どう見ても非合法企業の社長か会長にしか見えない。それがあんな古臭いアパートに…?えええ? ('A`)
結局和久井先輩の原稿は出版されないのかなあ?都鳥くんは押収するっていうけど、宮部先生と和久井さんの関係なんかどこまで真実なのかわからない原稿じゃなくちゃんとした本人供述とれよと思わんでもない。それが筋だろよ。
むしろ和久井さんは獄中でこの顛末を書いたほうが売れると思うんだけど、その時はあの出版社はやめたほうがいいと思うな。
あと、自殺って分かる前にちらっとだけ、もしかして和久井さんと宮部先生の愛憎渦巻くなんやかんやの果ての悲劇なのかなーと思ったってことを付け加えとくよ(苦笑)むしろそっちのほうがよかったかな、こんなわけの分からない原因&顛末よりは。
いいけどこれ本当に西田さんのプロットなのかなあ?実は結構疑ってるんだよな、西田さんのイイトコ全然見えてんこないんだもん。もっとライトな、年下先輩と動物学者のウンチクにとんだ凸凹コンビ的な事件ものだと思ってたよ?今んとこ時々ちらっと出てくる先輩後輩コンビのやりとり(今回はアバンの食事シーンで先輩が未だにイチゴ味の歯磨き粉を使ってるってこと)以外、何が面白いのかまったくわからない。