そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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実験刑事トトリ2 #6「学園がけがされる時」(終)

http://www.nhk.or.jp/dodra/dodrasp/index.html
脚本:西田征史 演出:黒崎博
 
今ごろだけど、今さら見たよ。最後はちゃんと面白かった!(笑)
えーと学園長の岸本加世子と先生の吉田羊、どっちかが殺されるのはわかってるけどどっちがどっちを殺すのか‥‥ってとこでハラハラしたし、トリック自体も簡単だけど発想の転換が必要なトリックで、なおかつ被害者の協力無くしてはアリバイ成立しないものだったってことで事件自体もよく出来てた。
そして都鳥くんとやりあうならやっぱり加害者で犯人は岸本加世子か。そらそーか。
まあ相変わらずというか、なんでそんな理由で人を、しかも何か落ち度があったわけでもない正義感にあふれる若い教師を殺さなきゃいけなかったのかと。恨みや憎しみじゃないだけに質が悪いよな。でもそれゆえに、なんつか人間性が現れてるというか正義や理念は腐敗するものというか、あの太っちょの子どもとのやりとり含めてそんなやりきれなさを感じやした。
毎回事件レベルが今回くらいの出来で、ドラマとしてもこのくらいの話なら文句もないのになあ。

事件がそれなり出来が良かったんで余計になんと言っていいのかわからないのが都鳥くんと先輩・安永刑事の関係ですよ!この二人は、ほんとにもう一体どうしたら!(笑)
先輩が刑事向いてない・辞めるべきだろうかと悩んでいるのをとっくに知っていながら(そりゃそうだよなw)その相談を躱しつつ言わせない。それが元で二人の関係がギクシャクし、おまけに必要以上に悩み始める弱気な先輩と妙にどSな後輩が、結局程々のところで和解して協力して事件解決。更にそんなバレバレの自分の単純さにはまったく気が付かない先輩の可愛らしさ爆発(笑)
そして上司やマコリンすらも置いてけぼりで、なぜか二人してニコヤカに楽しそうエンド。おまけに後輩である都鳥くんが先輩の成長を見守るって、どんだけ?どんだけ仲良いのこの二人。完全に恋人同士のラブな日常痴話喧嘩レベル。それでこそ西田さん(笑)
安永刑事はあんなに憧れてたマコリンすらどうでもいいとかオカシイだろよ。都鳥くんの妹で、いつでも逢える身近な人になったらどうでも良くなったのかよw
マジで部屋長が心配する安永の失恋の相手は都鳥くんだと思ってんじゃないかとドキドキしたよw そんなこと言い出したらどうしようと(苦笑)ある意味マコリンだと思っててよかったホッとした(笑)
でもこれ、マコリンはマコリンで先輩とお兄ちゃんをそういうつもりで見てたらどうしよう‥‥ドキドキw
そういやどうでもいいけど先輩、辞表を出すなら都鳥くんじゃなく部屋長じゃないのかよ。後輩の都鳥くんに出しても意味ないぞ?ましてやどうして相談する必要が?
ホントにもうどうしようもなくラブラブな先輩後輩コンビに、最後の最後でギャフンと言わせられた最終回であった。ホントに「ギャフン!」って言っちまったよ、あのラスト(^_^;)
もし続くなら今回くらいのクオリティでお願いします。これって結局西田さんのテイストの「軽さ」をわかってない演出陣の問題なのかなあ?事件自体は軽くなくてもいいから番組としては軽めに、トリックと動機はもっともっと再考を。
ほんと最後は面白く楽しく終わってよかったよ。うん(笑)