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刑事のまなざし#11(終)

http://www.tbs.co.jp/keijinomanazashi/
脚本:岩下悠子 演出:吉田建 原作:薬丸岳
 
1話以来感想は書いてないけどずっと見てたよ。そこそこ普通に面白かった。
最終回は仕事しながらで見てたんだけど、途中から本気で見始めてしまったよ。この枠は本気出すとスゴいね!w
で、ずっとありがちな人情刑事モノで、話としてはちょっと強引だったりご都合的にしてもそれなりに事件を解決してたんで、最後の2話はちょっとびっくりしたよ。
ラス前の回で無差別殺人犯に、またこの手の役には嵌まりすぎる窪田正孝が出たと思ったら、夏目さんの過去と娘の絵美ちゃんを襲った犯人だった‥‥ってとこで引っ張ってえええええ?と思ったけど、最終回はそれ以上にビックリだよ。夏目さんの話に続くとは思ってなかったのに、二転三転した上にいろいろきれいに収まった!
てか夏目さんの事件、山ノ内(窪田正孝)が犯人ってことで解決しちゃったらシリーズ化はしないかなとか思ってたんだけど、そんなことはどうでもよかった。それどころじゃなかった。あの状況で追い詰められた山ノ内と夏目さんが〜と思ってたら、結局絵美ちゃんを襲った犯人は山ノ内じゃなかった!えええ?
というか最後の飛び降り女性は山ノ内の犯行じゃなく自殺だったし!つか、いろいろ盛り込まれすぎてて、しかも話の展開とまとめ方が上手いので、ちょっとしたとこで泣ける。年取るとこういう話に弱いので2回も泣いちゃったよ (´;ω;`)
しかも過去事件、山之内が無差別殺人に至る原因を作ったくせに何が償いなのかわからないとかいう、かなり心ない明彦さん(柏原収史)の償いまでで一件落着です。
と思ったら、ずっと引っ張ってた長峰さんの夏目さんに対するわだかまりが絵美ちゃんの事件だったとは。いろいろきれいに拾いすぎてる。たった1時間なのに!
しかしまあ窪田くんは、こういうねじれてひねくれて歪んだ暗い目をした、でもそれだけじゃない繊細な感情を演じないといけない殺人犯…っていう役をやらせたらもう右に出るものはないな(苦笑)刑事のまなざしの最後2話、まるっともってった!
全体の話としてはもちろん夏目さんの設定にハマるような少年犯罪系の話が多いからご都合的に感じることもあったけど、それ踏まえてのこの最終回かー。
今までの事件の中で夏目さんが感じたことを、平幹二朗の無期囚・宗方とのやりとりで更にひっくり返してきたり、ストーリーとしても結構予想外に展開してて面白かった。ほんとにこの枠のクオリティはいつもスゴいよ。まさかここまできれいにたたむとは。
後番組は今野敏先生原作で結構話題の「隠蔽捜査」。杉本哲太古田新太っていうおじさんコンビだけど、今野敏ファンのうちの相方も楽しみにしてるらしいので当然見るよ。
刑事のまなざしはシリーズ化するのかなあ。ハンチョウはさすがにもう無理としても、この枠の刑事モノはホント固いなあw