そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

鍵のかかった部屋 新春スペシャル

http://www.fujitv.co.jp/kagi/story/index.html
脚本:相沢友子 演出:松山博昭 原作:貴志祐介
 
相変わらず面白かった!
榎本はいつ出てくるんだろうとジリジリしてたら開始30分後とか遅すぎる。けどその分キタ━(゚∀゚)━!感があってよかった(笑)
芹沢と青砥と榎本の掛け合いも、芹沢のおバカ萌えキャラっぷりも相変わらずだったし! なんとか軍団ってwwwあいつホントバカだな、微笑ましいくらい(^_^;)
ストーリーの方は、ほぼ関係ないと思われた事件がまるでビリヤードのように連鎖して最終的に3つの密室殺人になるんだけど、一つ一つちゃんと筋道があって解決していくからわかりやすいし、おまけに密室トリックはどんどん複雑になっていくし、結局そもそもの発端のところへちゃんと還る見事な話だった。これくらい脚本が面白ければ密室のための密室トリックでも構わんよ。もう再現可能とかそういうレベルの話じゃないよな、もともと密室トリックのドラマなんだしw
そしてその連鎖の途中で榎本が現れたのが結局偶然じゃなく必然だったーってのも、いろんな意味で怪しくていいw
最終的に発端の事件にはなんの関係もなかったアーティストの稲葉(藤木直人)が犯人だってのも、この一連の話の結末としてすごくドス黒くてよかった。
稲葉さんはとても気の毒だと思うけど、見てる方からしたらこのドラマはそうでないとなあ。いやでもこれくらいなら人を殺す理由になるし、その報い(といっても本来彼のせいじゃないと思うけど)として彼が「気がついてしまったこと」ってのは重いよな。殺さなければまだ作品も作れたかもしれないけど、なんかもう無理な気がするし。
というか暗い目をしたフジッキーはとてもいいね! (*´∀`)=3
あの密室トリックを作ったほどの人だから才能がないなんてことなかったろうになあ。デリケートなアーティストゆえの黒い結末かと思うとねえ。
でもまあそういうこと考えると嫌な気持ちになるけど、話としてはスッキリきれいにまとまってたよ。
途中、佐野史郎の平松が長年稲葉のパトロンだったとかいうから、ついうっかり佐野史郎×フジッキーとかいう妄想電波を受信してしまったけどオレの妄想でヨカッタ。いやそんな痴情のもつれでもいいけど(よかねーよw)実際はもっと暴力団絡みでしかもアーティストの自尊心を傷つけるようなドス黒さってのがまた容赦なくていいね。やー妄想で良かったヨカッタw
あと榎本が完全に泥棒確定だけど、青砥や芹沢は弁護士だからそこはゴニョゴニョ〜って感じなのも、シリーズから引っ張ってきた話のネタとしてちょっとだけ明らかになってよかったし。
とにかく今回も面白かった。脚本も良かったけど演出も結構細かく気が利いてたな。稲葉のハンプティダンプティレリーフ通りぬけトリックの解説してる時に榎本たちの後ろの映像がウサギの通りぬけ映像だったり、錯視や映像トリックも複雑な割にわかりやすかった。榎本が途中で何言ってるのかわからなくなりそうだったけどなw
あとゲストの空き巣な管理人の岡田義徳がまたピッタリすぎ(笑)最初から怪しかったけどやっぱり怪しかったという。しかも結局人を助けてるってのが小物感があっていいね(笑)
そして黒木瞳は犯人にされそうだった人でこっちは最初から引っ掛けじゃなかったけど、芹沢が狙われてたのは引っ掛けだったという微妙ネタだし(苦笑)いや普通にそんな紛らわしい〜って確かに思うよwww
でも面白かったんだけど途中のCMが多すぎるのはどうかと思うなあ。長めでいいからもう少し入れるタイミングは減らして欲しいよ。リアルタイムで見てたら絶対集中力途切れた。フジは馬鹿じゃないの?
 
あと一応原作ありかと思ってwiki見たら2本分の合体作品だったけど、一本は未発表ってどゆこと(苦笑)まあそもそももうドラマとはキャラ設定が違うし発表されても問題無いとは思うけど。いやでも佐藤浩市の芹沢がいないとつまらんよなあ?どうなんだ?w
またシリーズでやって欲しいけど原作あるんだろか?ネタだけもらってオリジナルとかでもいいんじゃね?w