そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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福家警部補の挨拶#2「禁断の筋書」

http://www.fujitv.co.jp/fukuie/
脚本:正岡謙一郎 演出:佐藤祐市 原作:大倉崇裕
 
ええええええ?Σ(゜□゜)…っとあのオチに思わずリアルに叫んでしまいましたよ?
いやだって、一応きっちりちゃんと見てたんだけどなんか見逃してたらあれですが、連載中止の件はともかくとして、三浦真理子さんが河出みどりさんを好ましく思ってないのは確かだよねえ。明らかに友達だったとは思えない人間の態度だよねえ、みどりさんが文句言わず従ってたってのもあれだけど。
だからみどりさんは確かに真理子さんを憎んでたとは思うけど、真理子さんもみどりさんを憎んでないとは言い切れないよね。なんとも思ってないっていう態度じゃないし。
それを福家の「河出さん、憎しみに囚われていたのはあなたの方です」で終わるって、相当ビックリした。
どっちにしてももう当事者同士でしかわからない話だしみどりさんは真理子さんを殺したのは事実だからどうしようもないんだけど、ブラックオチどころじゃないよなあ(笑)
なんかいろんな意味で新しいな、このドラマ。斬新すぎる(笑)

みどりさんと真理子さんの設定が20年前にはコンビ組んで同人誌やってた友達同士で、片方は漫画家デビュー、片方は編集者(今は営業)という話も結構細かいなあとは思ったw ただ20年前であの同人誌の装丁はないわ。絵柄的にはオリジナル系っぽいけどそれでもないわ。20年前でデビューできるくらい売れてたオリジナル少女漫画同人作家ならもっと装丁凝ってるよ。まだあの頃同人バブルだし(知ってる)まあああいうモノクロ1色装丁で慎ましくやってた人もいるかもしれないけどさ…いやそれはいいやw
ストーリー自体も1話よりは面白かった。
というか普通に考えてどうして真理子さんは漫画編集に行かないの?そんだけ優秀な人が営業にいる意味分かんないよ。というかそんな営業たぶんいません。部数に口出す営業は普通らしいけど。(そこが編集と営業の攻防戦らしい)そもそもそこは突っ込みどころじゃないのか?w
いやそれはともかく、あれはうっかり殺しちゃっても仕方ない。殺人に仕方ないもクソもないけど真理子さんムカつくよなああああ。営業のくせに!
そしてみどりさんのあのざっくりとした計画性のかけらもない隠蔽工作とか、突発的かつアバウトにしか思えない言い訳とか大丈夫かよと思ってたから、倒述形式にしても確実に犯人であるはずのみどりさんの犯行のどこにツッコミが入るんだろうとハラハラしながら見ちゃったよ。すげー心配した。むしろみどりさんに肩入れ。
今回の前提としてみどりさんが両手利き、左手でも同じように漫画が(サインが)描けるってのはちょっとどうかと思うんだけど(元々左利きででもない限り多分そんな人いねー)、それ以外ではみどりさんの行動があまりにもざっくりしすぎてトリックとかそういう話でもないけど、みどりさんが殺したことを確信して着々と追い詰めていく福家の行動は面白かった。今回はやけにその過程が細かったからその推理がすんなり頭に入ったし。
だからドレスを処分したとこでさっきのあれ…!と思ってもそこでゴミ漁りをするわけでもなく別の証拠を探してきて、それがサイン本の折り目だったってとこはおおっと思った。(普通に考えて左手でもまったく同じ絵描けるとも思えんけど)
おまけにそれを言われても「一冊だけ左手でサインを描いた、誰も見てなかったけど」と言ってのけるみどりさんにも戦慄したね。どう考えてもみどりさんの行動が不利だよね。監視カメラ映像の出かけた証拠とか不審すぎるし。ドレスだって探そうと思えばあのタイミングなら間に合うだろうし。
結果としてブローチの鑑定待ちにはなるだろうけど、あの状況証拠だけで追い詰めた福家と逆ギレするみどりさんにあのグレー極まりない福家の主観だけの結論をぶつけて結果とするという緊張感がたまらんかった。スゲエなこのドラマ(笑)

あと細かいといえば銀粉蝶さんの細田先生がいかにも大御所漫画家って感じででもオシャレ的にはいいとこ突いてて、つまりすげー格好がカワイかった。ベレー帽…!(笑)アシスタントさんのファッションも相当キテたけどあれは笑いどころなんだろか?w ベレー帽って制服かよw(いやそれよりあの水玉ファッションも…w)
ファッションといえば福家の格好もカワイイね。黒縁メガネで黄色のショートダッフルに丈短チェックパンツ、水色チェックマフラーぐるぐる巻でバッグは緑というカラーリングがカワイイ〜 ( *´∀ `* )