そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

S -最後の警官-#3

http://www.tbs.co.jp/S-saigonokeikan-/
脚本:古家和尚 演出:石井康晴 原作:小森陽一
 
現状、このドラマが面白いかどうかでいったらなんか面白くないんだよな。一號のキャラは漫画的すぎるし、そもそもどういう話を描きたいのかなあ。
もしゆづるが一號と伊織の間で揺れ動くっていう話ならまだわかるんだけど、ドラマのストーリー展開の規模から考えてもそういう話じゃないよね。むしろそうじゃないからよくわからないというか、せっかく原作から変えた設定が活かせるのかどうか。
ぶっちゃけSATとNPSって組織の機能として被ってると思うんだけど。
どっちにしても現場で作戦行動取る人間を顔出しで取材って意味がわからない。話の都合すぎね?現場に出ない上の人間ならともかく、あの取材に何のメリットがあるんだ?
だって別にSATは人殺しするための部隊じゃないし、迅速な事件解決のために必要ならば犯人を殺すことを許されてるってだけで、殺さないで解決できるならそのほうがいいってことじゃなかったっけ。
天城審議官がSATの中丸隊長(高嶋政宏)にNPSがダメになった時にSATが取って代わって〜みたいなこと言ってたけど、それも意味がわかんないんだけど。やっぱり機能として被ってんじゃん。
だったらそもそも同じ現場で活動するんなら訓練メニューはなるべく同じにしたほうが効率も連携もいいと思うし、その上でSATのアドバンテージは狙撃手がいるってことなんだかあの暴風雨の状況でやる合同訓練の意味がわからないよ。てか訓練なんだからさっさと仲間助けろよ。放置する意味がわからない。死んだらどうすんだよ。
というかもう一號が助けるってのわかりきってたけどな!だって川の中で丸太(=要救助者)2本担ぐ男だぜ?つか元ボクサーにしてもなんでそんな力持ち?それより高橋努が体力無いとか言われてもそっちのほうがおかしいだろとしかwww
空飛ぶ広報室みたいに恋愛と仕事ってのはわかりやすいと思うんだけど、結局それって恋愛にかぎらず人間関係を描いてるから面白かったわけで、今回は一號とゆづる、あともしかしたら伊織との関係性の種まき回としても、テロリストの話なのか組織同士の確執の話なのか一號とゆづるの話なのかいまいち絞れてないよね。
てかオレ頭ではゆづるが怒ってる理由はわからんでもないけど、なんで一號が特殊部隊にいることにそんなにも怒ってるのかわからないんだけど。ケーキを食べることで乗り越えるって話だとしても、あのケーキってものすごいトラウマアイテムじゃないの?そんな扱いでいいの?今のゆづるが乗り越える必要あるの?なんか微妙に話が繋がってない感が。
だって警察官だって命の危険はあるわけで、町のお巡りさんから刑事になることと大差無いような気がするんだけどさ。だったら才能と能力活かしたNPSのほうが一號に向いてるんじゃねとしか。危険なのはNPSの突一という仕事じゃなく、周り見ないで突っ込みがちな一號の性格だと思うんだよね。だから警官だろうがNPSだろうが関係ないよなーとしか思えないというか。
まあその前提としての劇中の世界がなんだかメッチャ危険な、国際テロリストが跋扈する、街中で銃撃戦があるような日本の東京ってことで、そこら辺の認識からして非現実だからちょっと頭が追いつけねえ。もう少し劇中世界設定が漫画だって言っといてくれないと一號の設定ってますます浮くばかりよ?あ、そのへんは「SP」に近いのかな。
でもってオダジョーの正木圭吾ことMがきたけど、現状だと整理すべきキャラが多すぎて誰と誰が絡むのかよくわからないよ。一號と伊織の関係だってまだはっきりしてないのに、正木が出てくるのが早すぎるような。出てくるならもっと中盤じゃないの?
そういやオダジョーって悪役初めてなんだって?そうだっけ、ちょっと意外だった。(追記。これだね→オダギリジョー:国際テロリスト役で「S」出演 向井理綾野剛の最大の敵に http://mantan-web.jp/2014/01/19/20140118dog00m200020000c.html 「テレビでは」ってことらしいね)
あ、1話に小澤亮太@キャプテンマーベラス/ゴーカイレッドが出てたりジムの練習生に君島ユウキ@霧彦さんがいたりしたけど、先週EDテロップ見て杉本有美@ゴーオンシルバーやら甲斐まり恵@クスクシエの知世子さん(ゆづるの同僚の看護師かな)、山口祥行@田所さんなどなど、思った以上に特撮関係が多いなw