そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

S -最後の警官-#5〜8

http://www.tbs.co.jp/S-saigonokeikan-/
脚本:古家和尚 演出:- 原作:小森陽一
 
ドラマとしてはあまりにもバカっぽいストーリー展開なので感想離脱してましたが、ガッキーが出るってことでとりあえず戻ってきましたw
一號と蘇我の関係性はひょっとしてこのドラマ的にあんまり重要じゃないのかなあ。いかにもそれっぽい感じの向井りー主人公中心のドラマだと思ってたけど、そうじゃないくらいがちょうどいいっぽいね。だからまあ8話の速田の話はそこそこ面白かったし。平岩紙ちゃんは何をやってもソツなくこなしていいね!あともしかして8話が面白く感じたのって演出が渡瀬暁彦さんだったからかなあ。自分のブログぐぐってみたけど、どうも渡瀬さんときはストーリーはともかく面白いって感じてることが多い気がする。
つかその前の前後編のバスジャックの話があまりにもしょーもなかったんだよ。突っ込みどころ満載でありえねーだろっていうか。
そういうリアリティレベルのドラマだとはわかってても、なんで後ろ盾のない鎌しか持ってないバスジャック犯にあんな対応しかできないのかと思うとホントあの警察は無能すぎる (∋_∈)
古橋がネゴにあたって本名名乗っちゃうとかもそうだけど(仮に中にいる家族に知らせるためだとしてもありえなす)、警察側に都合のいいシナリオでの制圧作戦とか、なんつかもっと犯人の身になって作戦立てろよなーとツッコミはいる時点で真面目に見られないよ。
それよりバスジャック事件に国際テロリスト()が関わってなかったことにビックリ。まあ動機といい得モノ(鎌)といい、国際テロリストが煽動するような事件でもなかったってことなのか…?意味がわかんねーって感じよ?
 
8話でお話の方はともかくとして、話の本筋は制圧法に関する霧山たちの思惑って感じでだいぶキナ臭くなってきたのはわかったし。
相当右寄りな話ってのはともかくとしてもフィクションネタとしては面白い話になってきたんで、このまま上手いことやって欲しいかなあと思う。このドラマって、脚本ってことでもなくその上のレベルで結構あやふやというか上手く噛み合ってない気がしてなんか見てて落ち着かないんだよねえ。エピソードのバランス悪いっていうか。
ただまあ全体のストーリーが実際一號自身の立ち位置ではどうにもならない話なだけに、なんとなく一號の存在感が薄いと思うのは仕方ないのかなあ。もっとガッツリ一號と蘇我の話だと思ってたからさ。
でも向井りーはいつもと違ってそれに合わせて脇役ポジションに上手いこと収まってるから、一號のヒーロー物としては物足りないけどストーリー的には面白いからいいかなと。一號がいる意味は、劇中での「一歩間違ったら…がないのがヒーロー」だとか、ゆづるに対しての「誰も死なせないってのは自分も死なないことだから、必ず戻る」ってことで十分ですよ。蘇我との関係もあれくらいの距離感でオレはいいですw
とか思ってたら蘇我っちSATに戻っちゃうのかーと思ってたとこできたよスナイパーガッキー。ついついモノローグ的に「…稲ぴょん?稲ぴょん!」などと勝手に蘇我の心の声を代弁してしまいました。(周回遅れ)
どうでもいいけど、蘇我っちは一人だけ別のドラマに出てる雰囲気よ?あの声のドスのきいた感じ止め付きはヤバイよwww
普通に考えたら霧山たちは正木たちを上手いこと使って世論に制圧法を認めさせようとしてるんだろうけど、目的が正しければ手段はどうでもいいわけないし、ドラマにしてもそんな法律認めるってのはさすがにないので、どうやってNPSがそれを潰すのかなーってとこか。
全体的には個人のささやかな日常や想いを見せて気持ち的にイイカンジにしといて、ウヤムヤのうちに全体の状況をひっくり返すってドラマだと思うから、ブラマンほどではないけどネタとしては結構キワモノドラマだし、あんまり変に狙わないでその辺はすぱっとやって欲しいなあ。
どっちにしても霧山たち変革派は生き残りそうな気はするよ?そんで2とかやるんじゃね?