そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

僕のいた時間#10

http://www.fujitv.co.jp/bokunoitajikan/
脚本:橋部敦子 演出:城宝秀則
 
なんかもう春馬の演技を見てるだけで泣けてくるわー。辛いとか悲しいとかじゃなく、その一生懸命さに泣ける (´Д⊂ヽ
その前に忘れないうちに陸人のこと。なんつーか、頑張れとしかw
商品管理のバイト先で自分の取扱説明書を渡したら「君、面白いね」って言われたって喜んでるけど、それって皮肉ってことじゃないよね?(苦笑)いや普通は皮肉だと思うけど、陸人にはきっとそれはわからないのであった…なのでその様子を見てないオレたちにもわからねぇ(^_^;)
一応拓人の場合はALSの病状の説明配布ったって今までそこで勤めてきてたわけだからさ。陸人が初めての職場で同じことしたら相当面白いことになる…ってことにはまったく気が付かなくて、ひょっとしたら本気でユーモアのある人だと思われてる可能性も無くもないだろうけど、逆に本人がいろいろ気が付かないということはそれはそれで幸せなことじゃないかって気はする。ビバ鈍感力!
「悪気がない」も人に迷惑かけてなくて極めれば天然になれるよ!頑張れ…!陸人なら「イケメンに限る」が使えるからたぶん大丈夫よね?(逆に「イケメンなのに残念な人」にさえならなければ…w)
それにしても恵のお母さんはさー、繁先輩のことよりも恵の苦労を思って反対してたんだろうけど、拓人のとこに行ったら二度と家には戻らない覚悟で出て行けってのは酷いんじゃないかしら。本末転倒だよな。あそこまでいったらもう仕方ないって思えよなー。あのお母さんの気持はわからんよ。最終的には認めてくれたとしてもさ。

拓人の病状って今井さんより明らかに良くないと思うけど、なんかだんだん体が動かなくなることよりも寝てる間に呼吸が止まったらってことのほうがこわいよ。本人も周りも。
まあ人工呼吸器を付けないってのも真面目に本気で「生きる」ってことを考えたからそうなるんだろうけど、生きてるだけでいいかどうか、なのに動けなくても感覚があるとか、一方的な受信だけのコミュニケーションは本人からしたら生きてるといえるかどうか?ってことはもっと考えるべきなのかなあ。今そうでなくてもいつそうなるかわからんのよねえ…
オレは意識がないなら延命してもしようがないからしなくていいと思ってる方だけど、意識があって感覚もあって、しかもまだ若いって、たとえコミュニケーション出来なくてもいるだけでいい、生きてるだけでいいってのは陸人や守でなくてもそう思うよ。そう願うよな。
でも本人からしたら、たぶんある程度年いったらそこまでではないかもしれないけど、拓人くらいの歳だとお互いに気持ちを伝えあうことが出来ないってのは相当ストレスだろうし、拓人はそれが一番こわいんだよねえ。なんかもう大丈夫そうに見栄張ったりわかったふりして黙って自分の中で収めとけるくらいの時間もないからこその不安だろうけど、とにかく春馬の演技が胸に迫りすぎて泣けるよ…ううう(・_;) まだ今井さんみたいにワガママ言うくらいのほうが、いやあのワガママも不安の裏返しなんだろうけど、そこは人それぞれか。
ここまでの展開がドラマとしては奇をてらうこともなくストレートで、そこで演じてるのが春馬とか多部ちゃんとか風間くんとかなせいであんまりいうことないです。もう普通に、自分がそうだったらというよりも、ドラマの中で拓人がどう考えてどう感じてるのかを見るだけ。
今回のラストシーンで1話の冒頭のシーンに繋がったけど(1話見返しちゃったよ)、拓人がどうなるのか、もう見守るしか出来ません…(´;ω;`)
意識がないとか朦朧としてるんならともかく動かないのは体だけだし、そりゃ普通なら周りの人間は人工呼吸器つけてても生きてほしいと思うけど、それって本人的にはどうなんだろうね…本当に。最後まで拓人の本気の生き様を見届けたいですよ…