そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

仮面ライダー鎧武 #23「いざ出陣!カチドキアームズ!」

東映 http://www.toei.co.jp/tv/gaimu/ テレ朝 http://www.tv-asahi.co.jp/gaimu/
脚本:虚淵玄 監督:金田治
『俺は諦めない!犠牲が必要だっていうなら、それを求めた世界と戦う!』
 
カチドキアームズの造形が思ったよりカッコイイような気がするよ?(というかオレ好み)何だよあの背中のノボリw そして火縄大橙DJ銃って(笑)わけわかんねえけどまだわかる範囲か。ディケイドコンプリートフォームのトンチキさにはまだ及ばんよw
とにかく通常フォームよりはまだカッコイイと思えたし、カチドキアームズいいね。
 
話はなんだかきな臭くなってきたけど、それなり面白くなってはきたかなあ。
紘汰が悩んで掴んだ真実には価値があると思わせるような苦悩からの復活だったよ。バカがバカなりに考えた結果が「戦う」ならそれでいいけど、戦う相手は間違えないで欲しいところ。戦う相手はキュゥべえであって訳知り顔のほむらちゃんじゃないよ?
つか、まどマギネタ的にいうとほむらちゃんはユグ社だけど、じゃあキュゥべえが悪かというとそうでもなく、一番悪い「敵」って誰よって話だけど。
今んとこキュゥべえはむしろあの白い謎の少女=始まりの女じゃね?何だかんだいって紘汰たちを焚き付けてるし。本当の敵は世界というシステムだとか漠然とした事言われても困るからとりあえず「世界の残酷さと戦え」っていってるんだろうけど、その相手を理不尽な侵略をしてるヘルヘイムの森にしてみてもちょっと焦点がよくわかりません。そこがよくわからないから鎧武のお話ってなんとなくわからないんだけどさ。

いやそもそも紘汰に限っていえば守るために戦うとか力がどーたらいうより、お前は何を守りたいのかって話なんだけど。バカだからそこまでは悟れんのか(^_^;)
単純に「俺は舞やねーちゃんやみんなを守る!」でいいと思うんだけど、逆にどうしてそういう話じゃないのかよくわからないよ?なんで戦うかどうかが問題なんだろ。それはあくまでも手段であって、守りたいものがあるから戦うってのが普通の発想じゃないかなあ。守りたいものがなければ戦う必要はないのに、紘汰は今この世界のシステムに対して怒ってる状態だから、その怒りを利用されてるようにしか思えないんだよね。つまり紘汰が守りたいものってなんなのさっていうか。
そんな紘汰もバカだけど、そもそも紘汰にそう思われてる時点でユグ社が頭悪すぎです。
前から言ってるけど、森の秘密を守るためにウィルス感染でもゾンビでもないのに街の人々ごと焼き払うっていうリスクがでかすぎる頭悪い方法しか思いついてないせいでバカを怒らせてるんだって気がつけよ。まあ番組的に紘汰という主人公のバカレベルに合わせた展開と「敵」だから仕方ないと言われちゃそこまでだけど。
その結果が「お前たちの諦めを、絶望をぶち壊す方法があるのなら」「まずはじめにぶっ潰さなきゃいけないのは俺たちの街を絶望させるもの!」であり、「希望の対価に犠牲を要求するこの世界のルールそのもの」をぶち壊し世界を変えるという、ある意味極論に走っちゃうんだよね、紘汰が。大きいところ見過ぎでよくわからないよ。
さっきも言ったけど紘汰が感じてるのは「怒り」であって「誰かを守りたい」じゃないんだけど、それすら気がついてないというか。気が付かないまま「何者かに」利用されてるんだよね。まるで「誰かを助けたい」という純粋な気持ちを利用された魔法少女たちみたいに。
あと今回とても重要なセリフが多い気がするんだけど、逆に言えば全部セリフで説明されすぎてて、ドラマの手法的にはどうかって気はするよ。もう少し展開で魅せるほうが好みなんだけどさ。
 
でもって紘汰がいうところのユグ社は「世界の残酷さに屈服した連中だ」といってそれを「弱さ」だとするにしても、そもそもそのユグ社の実体ってのが何なのかイマイチよくわかりません。サガラのセリフによれば弱者ってことになるんだろうけど、その「世界の残酷さ」って何?ってとこが、なんとなく虚淵脚本の中二的世界の捉え方っていうか、それっぽい言葉でごまかすなよって感じというか。今までの展開で「世界の残酷さ」がどんなものなのか描写された記憶はないような。これも「理由なき悪意」と同じレベルか?
しかも今その世界のシステムに反抗してるのが戒斗さんだけとか言われたら余計に信憑性が…(苦笑)
てか戒斗さん何をばら撒いてるのかと思ったら国語辞典って!予想の斜め上行き過ぎ(笑)なんで国語辞典?謎の存在オーバーロードと対話しようと思ったその結果が国語辞典…。なのに時点を破られたらいきなり変身して戦うって、短絡的すぎますよ!バカなの戒斗さん?いやバカなんだけど。
どう考えても戒斗さんが弱さと折り合うつもりがないのはただのバカだからだと思うけど、何が人として強いのかすらもよくわかんないよ。
だって戒斗の強さの根拠って全然ないじゃん。ただの無謀なバカじゃん。サガラが言うまでもなく戒斗さんみたいなタイプは無様にくたばるか危険な力を手に入れて取り込まれるか、どっちにしてももう積んでるよ。というかそこで何を焚き付けたいんだサガラは。何者?てか森の実からとかでなく普通の果物から新しいロックシードを作ったよこの人。人間じゃないでしょ。どうしてユグ社にいるんだ。

そして今回のある意味重要人物、ミッチ。
「昔っからあの人の悪い癖なんですよ。兄さんはいつも、一番信用しちゃいけない相手ばかり信じこむんです」
「事実がどうであれ」世の中には平気で人を傷つける人たちや目的のためならなんでも犠牲に出来る人もいる→「真実っていうのはそういう連中のためのものなんですよ」
「どうしてあなたは、素直に僕に従ってくれないんです」
なんかもうどのセリフとってもなんかのフラグにしか思えません…と簡単に済ませとくw
予想するまでもなくいろんな価値観と立場の間で上手く立ちまわったつもりでも最終的には紘汰たちを裏切ることになって、でも僕は紘汰さんや舞さんたちのことが好きでした…とかなんとか言って死んでいきそうにしか思えません。
ある意味行く末が一番楽しみなキャラではあるね。
 
金田監督の演出、紘汰がパーラーで白昼夢から更に幻影?を見るとこの繋ぎが上手かったなあ。夢から覚めたらまた夢かよって思ったけどサガラは本物だし、もうそれだけでもサガラ人間じゃないよな。
そもそもよくわかんないんだけど、貴虎、陵馬、シドとサガラはお互い幹部としてTV会議では認識してたはずだけど本当にサガラってユグ社の人間なのかなあ?
一番最初にキャラとして思ったのはバーチャルDJなのかなと思ってたんだけど、ひょっとして幹部だと思わせてたのもサガラがそう思わせたってだけで、実際ユグ社においてサガラって存在しないんじゃないかなあ。だってなんで陵馬が紘汰の裏にいる人間をサガラだって思わないのかっていう。いやカチドキアームズの武器がDJ風武器だってのはまあ置いといてだけどw
貴虎・シド・陵馬と燿子は常に顔合わせてるし、変身もしてるから少なくとも仲間だという認識はあるはずで、じゃあ幹部でそこにいないのは誰よって話にならないのはオカシイじゃん。今回もだし、前に紘汰たちがユグ社から逃げた時も。存在自体思い出しもしないって変よ?
今後貴虎や陵馬の前で紘汰がサガラの名前を出した時に「誰だそれ?」ってなりそうな予感w インベスゲームの実況DJやってたじゃねーかっていったらあれは最初からバーチャルキャラだぞとか言われたりなw 面白いからそうなればいいのにw
 
予告
いいけど合体スペシャルは今回の話からの続きなの?森を彷徨ってる戒斗さんは参加できるの?(笑)