そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

花咲舞が黙ってない#1

http://www.ntv.co.jp/hanasakimai/
脚本: 松田裕子江頭美智留 演出:南雲聖一 原作:池井戸潤
 
原作読んでないからあれだけど、女性版・半沢直樹という割にものすごく日テレ水10枠アレンジが聞いた女性視点のドラマだなあ。
つまんなくはないけどオレやっぱりこの枠のお客さんじゃないみたい。
これ支店長が人としてクソだってだけの話で、半沢の時みたいな内部システムを変えるような野望の話じゃないからイマイチというか、少なくとも舞の告発シーンであんな大仰な演出するドラマはちょっとなあ。
ストーリー自体はなんだか女性の小賢しい正義感で銀行のあらを探して潰しましたってだけじゃん。まああの枠、基本女性向けだしそれでいいんだろうからオレが何かいう筋もないんだけど。
しかも結局支店長のパワハラへの嫌がらせのために100万円隠したことを「復讐なんです!」で追求することが正義のヒーローみたいな描き方だし。
中島さん(木村佳乃)も死なばもろともだよね。この人の人生この先何が待ってるの?最後舞が就活してるって言ってたけど結局罪には結局問われないってこと?あと個人で補填しちゃいけないってのは当たり前だと思うけど、支店長が飛ばされてチャラで済む話なんだ?
半沢と比べるって話でもないけど、とにかくその場が収って、見てる視聴者も劇中の意地悪されてた行員たちもスッキリすればよしって感じよね。

というかああいう支店長は銀行のスタンダードなの?あの態度が許される、少なくとも大勢の行員の前で私の人生台無しにしたみたいな個人的かつ一方的口撃をする人間なんて、ベテラン女子行員どころか男子行員からも煙たがれるだろよと思わんでもないけど。今回は女性だったけど、女性だけじゃなく男子行員も同じじゃないの?ことさら女性蔑視な話だけど。というか自らの出世のためやった嫌がらせリストラでミスが頻発して臨店が行われるってこと自体支店長の責任じゃん。
気になったけど、支店長ポジションだから当然結婚してるだろう彼の家族はどうなっちゃうの?家でもあんななの?その辺が見えないのもなんか女性向きって感じ。いや支店長は完全に自業自得だけど、銀行的にそれがどこまでありがちなのかって思うんだよね。少なくともお互いが嫌がらせであんなことしちゃいかんでしょう。
「臨店」という部署そのものが、全体に話がヒロインが活躍するための状況を最初から作ってるようで(ご都合ってわけじゃないけど)なんとなく「彼女が活躍すること自体が話の本筋」みたいなのであんまり予想外の展開はなさそう?
このまま無敵花咲舞状態で最後まで行くのかしら?うーん、杏はこういう役は向いてるし、正義感っぷりも嫌味にならないベストなキャスティングだと思うけど、オレは見なくてもいいかもって感じね。いやリタイヤするドラマの感想をきっちり書かなくてもいいような気はするけど。