そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

Nのために#1,2

http://www.tbs.co.jp/Nnotameni/
脚本:奥寺佐渡子 演出:塚原あゆ子 原作:湊かなえ
 
榮倉奈々が主役というだけでなかなか見る気が起こらなかったけど、やっと見ました。
今期はNだのFだのややこしいよw
まあ窪田正孝とか賀来賢人とか小出恵介とか見るべき俳優はたくさんいるんだけど、榮倉ひとりのために全部ふいにするとこだったよw あとどうでもいいけど、兄やん(賀来賢人)と朝市(窪田正孝)がそこに居合わせたのはたまたまなのか?w>花子とアン
つくづく思うになんで榮倉ってそんなに需要があるのかなあ?これはマジでわからん。そして仕事はしてるし毎回主役ポジションでそれなりの役をやってるのに、どの仕事もまったく印象に残ってないしまったく成長したとも思えんリセット女優だと思うよ。(あくまでもオレ主観)*1
ただまあ今回の役は榮倉にはまってると思う。なんでかそういう役をやってもまったく可哀想と思えない別の意味での安心感があって、あの状況をそんなに悲惨にならずに見られるというか。たぶん本人が仕事に対して心なくすごく腹黒いからだとしかオレには思えないんですが。(ここまでいうとさすがに申し訳ないと思うけど、女優としてのこの子本当に嫌いなんだ)
それはさておいても、原作者も違うしスタッフも違う、共通点はTBSのドラマだと言うだけなんだけど、これものすごく何もかも東野圭吾の「白夜行」に似てるんだけど。原作じゃなく綾瀬はるか山田孝之の2006年のドラマのほうね。
過去の事件から話が始まりそれがクリスマスで、今のことよりもまず二人の過去から、過去の境遇と人間関係にその遠因があるという描き方。その事件に至るまでの経緯がミステリー的にまず大きな流れになってるという。
もちろんまったく同じじゃないからこれからどうなるのかは見てみないと思うけど、これもたぶん原作とは多少違うんだよね。白夜行もかなり違ってたし。(あれはちゃんと原作も読んだ)ネタバレググりそうになるけどグッと我慢! (>_<)

お話としては1話も2話も、続けて見ても何の救いもないようなキッツい話で正直ちょっと挫けそうだった。2話続けて見るもんじゃなかった (∋_∈) 一応さっきも言ったけど、この榮倉はいい榮倉だと思うけど、この希美に対してはどう思うのが一番正解なんでしょ?同情したほうがいいのかな?少なくとも境遇的には同情すべきだと思うんだけどまったくそんな気にならなくて。さすがにこれの榮倉が下手だというつもりはないんだけど(今回は思ったよりマシだった)、負けず嫌いで上昇志向が強いとこだけ納得しとけばいいのかな?なんで健気だとか気の毒だとか思えないんだろう。この役がそういう役じゃないのならこれで正しいと思うんだけど、ちょっとどう見ていいのかわからなくて困惑。もしこれが単なる復讐ものなら、榮倉の役って最後に高笑いしながら私の勝ちね!とかいいながら相手を刺し殺すようなキャラにしか見えないんだよなあ(^_^;)
 
それはともかく榮倉にしても窪田くんにしても高校生だと言われたら高校生にしか見えないのはさすがとういうかなんというか(笑)窪田くんはいいね、さすがだね。可哀想な役やらせるとピカイチだねw
まあよくわからないのはなんでお父さん(光石研)が突然あんなキレ方をしたのか、今まであの母親に育てられながらも希美はどうしてあんなにしっかりしてるのかがまったくわからないってことくらいかなあ。
お母さんが壊れていくのは分かる。そしてお父さんの愛人?(柴本幸)がああいうタイプなのも分かる。(ただ悪気があるんだかないんだかもわかんないけど底意地は悪いよね)←柴本幸の怪演っぷりがよくて結構気になるw
希美が本当に追い詰められてるのも分かる。分かるだけにまあ全体に上手くいかない不条理は感じるかなあ。つか、そんな広くもない地方の島でいきなり奥さん追い出して愛人と住んでる人が何も言われないってのもようわからんよ。しかも奥さんや子供らが悪く言われてるってなんで?地域の人間関係どうなってんの?金持ちぶってヤナ感じだったからザマあ…で済ませるような状況?しかも子供に罪はないじゃん。まあいいけど。
あとまあ三浦友和はTBSだと毎回刑事とか警官役な気がするんだけどw、地方の島の田舎警官ていうわりに2014年現在の雰囲気があんまり田舎臭くないなあと。
まあ肝心なのは2話まで見て希美と成瀬くんの関係と過去だろうから(これもなんだか白夜行っぽいんだけど)これはこれで。
あと賀来賢人の安藤や小出くんの西崎との関係はまだ次回なのか。次回にはわかるんだろか。まあそこら辺はじわじわと…ってとこか。次回から本格的に話と事件の全貌が明かされていくのかしら?
話は気になるのでたぶん最後まで見るとは思う。榮倉も役にちゃんとハマってればそんなに苦痛じゃないし。
この脚本の人は「サマーウォーズ」というか細田守作品の脚本の人なのね。あー、なんとなく詰めというか細かいディテールのツッコミ不足を感じるのはオレの中で納得。だとしたら自分的には微妙にダメかも。
でもうっかりネットで原作ネタバレをググらないように気をつけとくくらいには見る気はあるよ。(どうでもいいドラマの時は速攻ネタバレググるから)

*1:あとこれほど榮倉のことを語ることはないと思うので言っとくと、「ダンドリ。」の時に初めて見て、榮倉奈々っていいかも、と思ったのは確か。その後それが間違いだったと思ったけど。メイ執事の時にエキストラで撮影を見て本当に演技に心がないなあと思った。とにかくあのなんか運動神経鈍そうなとこが好きじゃないんだよ。打っても響かないかないというか