そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

信長協奏曲#3

http://www.fujitv.co.jp/nobunaga-concerto-drama/index.html
脚本:岡田道尚 演出:金井紘 原作:石井あゆみ
 
今回普通に面白いんだけど、だったらやっぱり1話のノリって違ったよねえ?主に弟・信行のことですが。
やはり柳楽くんが本気出しすぎてたのか…(;´Д`)
つーか信行に付いてたはずの勝家(高嶋政宏からして今や完全にコメディキャラだし、なんで1話だけあんな中途半端シリアスなテイストにしちゃったの?まあいいけど。
これ、このドラマさ、思うんだけど完全にタイムスクープハンター後の戦国描写だよね?アフターTSH、つまりA.C.TSH。キリストかw
いやなんつーかTSHって風俗としてどれくらい史実に近いかは知らんが、描写自体は本気だから武家の偉い人たちはともかくとして村人や農民たちは今までは通り一遍等のステレオタイプな描写だったのが、風体や行動等いかにもそれらしいく出来るようになったって部分はあるんじゃないかしら。お手本があるわけだしさ。小汚くてもオッケー、恩とか情とかなくてもオッケーw
それはともかくとしてもう見慣れすぎたこの風景、どう考えてもいつもの庄内映画村で、そこになぜ勇者の格好をした藤吉郎@山田様がいないのか不思議なくらいよね(笑)あそこ、微妙に時代感がよくわかんないんだよね。他にも戦国の村のロケ地作るかもう少し広くしようぜ…江戸も戦国も一緒だし地域色ないよなあ。(贅沢言ってるのは知ってる)
 
えーと話は面白かったんだけど一応突っ込んどきたいとこは、帰蝶がサブローをかばってやるときゃやったみたいなこと言ってたけど、サブロー信長っていつそんな活躍した?道三の一件くらいだよね。正直そんだけで言ってる?みたいな。
それとも本物信長の実績…ってことでもないか。西田さんお得意のいつの間にか既成事実手法かと思ったけど今回脚本西田さんじゃなかったし。(構成はやってるだろうけど)
あとさ、えーと、えー、これ本当にホントの桶狭間の戦いなんですか?マジで?
今川義元というと未だに谷原章介風林火山のイメージなんですが、一般にはこういうオマヌケ公家かぶれなせいで信長に負けたって言うのが通説らしいのでこれでいいです。生瀬勝久はそもそもなんとなく今川っぽいしw
でもさ、歴史オンチのオレですら、桶狭間は確か雨が降ってたせいで奇襲が上手くいったんだってことくらいは知ってるよ。なのに、え、なに、花火?闇に乗じてはいいけど花火って何ですか?しかも信長の手勢が少ないにしても村人相手程度の戦力だったじゃんよ。
本当にこれまじで桶狭間?どう考えてもちょっとした戦国大名同士の小競り合いなんだけど。これで今川退場なの?ありえねー。
お話自体は全然悪くないのよ。村人たちにとっては今川だろうが織田だろうが関係なく、信長がそこにいたならば捕まえて今川に差し出せば大きな手柄になるってのも当然だし、情や恩は関係ない、最後に勝ったのは農民だったー@七人の侍が正解よね。
だからまあ、こういうある意味農民の小ずるさをそこまで非道でなく描きつつ、最後それでも村人が信長に付くのは勝ち馬に乗ったからってことであって別に恩や情じゃないんだけど、それをそこまであざとく見せないってとこが上手いとは思った。TSH見てたらまあありがちありがちと思うけど、普通の時代劇感覚だと普通のしかも月9視聴者ならちょっとえーって思うかもしれんしね。
でもとにかく、こんな桶狭間ありえねーーーってことですよ(苦笑)本当にもう桶狭間終わったの?あの天下分け目の桶狭間の戦いが?
あとなんで最後、櫓でのサブローと興長のシーンってワンカット撮影した?何か意味あったの?まああそこでなんで櫓で語り合わなきゃいけないかもわかんなかったけどさ。さっさと城に帰れよ。そんなとこでのんびりしてるから余計に桶狭間感がないんだろよw
いやでもまあ考えようによっては、月9の視聴者相手のライトな戦国時代劇って意味ではこれでもいいような気がしてきたよ。まあこれでいいや…。
あとお春の前田敦子はやっぱり良いですな。ああいう役だとハマるね!でも絆創膏2度貼りは良くないよ。おまじないじゃないんだからバイキンがー…(;´Д`)