そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

Nのために#4

http://www.tbs.co.jp/Nnotameni/
脚本:奥寺佐渡子 演出:山本剛義 原作:湊かなえ
 
起承転結でいうと「承」のあたりか?
今のところこの話は2004年の事件に向かって、なぜあの事件が起こったのか?ということに対してのミステリーになってるんだけど、高野さんが動いてる「今」もまだ彼らの気持ちとしては何も終わってなさそうなので、最終的にはその事件を経た「今」の彼らがどうなのか…っていう事になるんだよね、この構成だと。
まあドラマのお話としての最後がどうであれ、たぶんTBSのこの枠のドラマだからそれぞれの気持ちの決着をみればいい話だと思うんで、今のところ彼らの「今」がどうなっててもオレは大丈夫。最後まで楽しめると思うわ。
どうでもいいけど2000年から2014年までの話とか言われるとついつい平成ライダー換算してしまうダメヲタですよw 2004年クリスマスなんてまさにブレイドがクライマックスなうで盛り上がってたなあ〜(遠い目)それはともかく。
 
というか今回の見どころというか見るべきものは島時代(2000年)と2004年と2014年での彼らの変貌ぶりかしら。キャラ萌え的な意味でのw
島の高校生の時はあんなにも明るく一途で一生懸命だった成瀬くんは、お父さんが死んでいきなりしょんぼりとした暗い目の子になっちゃって今にも死にそうで犯罪行為一歩手前だし。てか高野さんが放火事件のことであまり追い詰めなきゃよかったんじゃね?借金の証書燃やすとことか窪田くんは上手いよなあ。
大学時代はイケメンでかつ明るい金持ちチャラだった安藤は、今現在はクールというより何かを諦めた喪失感を抱えた青年だよな。大学生時代はカワイイねぇ ( ´ω `*) 彼は意外と裏はない感じかな?賀来くんは頼りなげな残念イケメン似合うよなw
何よりどうもこの事件の要っぽいのは西崎?2004年にあれほど熱血かつナイーブな西崎がたどった事の次第と顛末を早く知りたいよ。奥さんに一目惚れ?なんで安藤のせい?何がどうしてああなった。
西崎の小出くん、今どきねーよって感じの書生口調があまりに嘘っぽくて、小出くんなのにあえてこの棒演技?って思ってたんだけど、むしろ過去に虐待があってそれを隠すためのあのキャラ作りなのかと思うとなんつーか…(;´Д`)
むしろその嘘臭いステレオなキャラで演技しつつも、演出は細かい表情やナイーブさを拾っていくからもうこれはどう考えても小出くんがしばらくは主役。
希美は〜、とにかく高いところに行きたいのは分かった。バカと何とかは高いところに…ってわけじゃないけど、もうこれについてはお話的にそうだという理解だけで、榮倉からは何も感じません。むしろ虐げられてる時のほうがいきいきしてるよ榮倉さん。そういう状況の時は好きかもw
思うに榮倉って、前からとても過不足なく便利な役者さんだとは思ってるんだけど、たぶんいつでも100の力が出せるんじゃないかしら。本人の力不足役不足関係なく、使ってる側との連携で視聴者的には100に見える女優さんなんだよなー。それはそれでまあ才能なんだろね。演技力はないと思うけどなんかそれっぽく見える才能というか。演技してても何も考えてなさそうだから何言喋ってても見てて心に響かなくて、あの中ではひとりだけテンション違うよ(^_^;)でもそれが浮いて見えないのは彼女の才能なのかスタッフの技術なのかw
いやとにかく演出ね、演出。前回の感想で書こうと思ってたけど、3話までの塚原さんはちょい引いた上半身複数人配置の構図から寄り目のバストショット→ロングで引き→ドアップまたは手元…みたいなパターンが多かったんだけど、今回の山本さんはちょっとカメラ振りすぎな気がするわ。そこまで顔(表情)ばかり追っかけんでもって感じはあるけど、まあいいか。顔をはっきり捉えるのは大事よね。
このドラマって演出がやたら丁寧で、表情とか行動、仕草の一つ一つをはっきり描写しすぎて、下手に伏線か?って深読みしすぎるのは良し悪しだと思うんだけど、榮倉以外の俳優さんの今旬な輝きを楽しむという意味では当たりかもな。

同窓会からの島の事情。成瀬くんのお父さん、自殺かなと思ってただけに普通に心不全?でまだ良かったかなあ。てか飲み過ぎだよねきっと。
希美のお母さんもちゃんと普通に働いててホッとした。民生委員の人(山中崇)といい感じになるのかしら。つか、民生委員はそういう公私混同してもいいのかしら?というかお父さんと愛人どうなってんの今?
野バラ荘を守れ・N作戦みたいなものにノリノリになる大学生…ってのは楽しそうだしわかるけど、大人からしたらさっさとおじいさん説得して立退きしたほうがいいと思うなあーと言っとく。そういう意味では彼ら彼女らはとても子供で青春で眩しいね。いいなあ、安いボロアパートで共同生活まがいの青春。まさに今的にうとリア充たち!w