そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

すべてがFになる#3,4「封印再度」

http://www.fujitv.co.jp/F/index.html
脚本:小山正太 演出:小椋久雄 原作:森博嗣
 
なかなか見ようという気にならなかったんですがやっと見たので。
とりあえず前編。話も映像も前回のエピソードよりは普通に面白かったんだけど?
状況としては納得できなくはないけどそれでも何の脈絡もない「山奥の旧家を訪れた私たちは!」という名探偵コナンもしくは金田一少年状態はともかく、相変わらずトンチキな推理を繰り広げる萌絵にイラッとしつつも前回よりは面白かった気がする。
自分的に大きかったのは映像かなあ。
1,2話の時はちょっと青みがかってるし全体の色味が浅めで結構いじってるなあとは気がついたんでそういうドラマなのかなとは思ったけど、今回の色味と映像のほうが好みだわ。初回からこれならまだ印象良かったかも、オレ的に。
演出の人によるのかそれともその時のお題によりけりなのかはともかく、今回映像はコントラスト低め&色味濃い目のこっくり乗せなインスタグラムの投稿写真みたいな加工で、画面的にも漫画的な決めポーズを衒いなくやっちゃってるってこととマッチしてて、よりドラマとしての方向性がハッキリしたというか。
内容については、オレ自分がミステリーマニアじゃなくてほんと良かったなあーとは思ったけどさ。とにかくさっぱりわかりません。萌絵のインチキ推理はお約束ってのはわかったけど、余計に混乱するわw
あーあと、マリモさんが昨今珍しくあえてタバコを吸うというシーンは当然今こんな次ご時世な以上「推理的に意味のある行動」なのはわかりきってるんだけど案の定吸い殻がーというね。まあいいけど吸い殻を部外者に拾わせんなよ、警察がそこにいるんならさー。周辺の検分とかしろよ刑事ー。あと当然橋の上で見つかったマリモさんの車は家の方に来る方向じゃなく逆方向向いてるんだよな?なんでかそこに突っ込まないけど。
まあたぶんまじめに考える必要がないのはわかったんで、雰囲気だけ楽しみます。雰囲気だけなら川井憲次のやたら盛り上がったりやたら緊張感を煽ったりする音楽のお陰で十分に楽しめますよ。
ってことで後編も一挙視聴。
 
後編。
やっぱりこれ、現当主の林水さんにしても前当主の風采さんにしても、つーかこの家の当主がはこの謎を解いて自殺するっていうことの意味がまったくわかりません。最後のひとかけって?なんで自殺する必要が?オレなんか見落とした?(こればっかりや)
お兄さんを井戸に突き飛ばしてそのまま放置するマリモさんとか(助けろよ、ほんとに死んだらどうするんだ !?)家の敷地で父親を発見したのに家族に知らせず勝手に運ぼうとするマリモさんとかまったくさっぱり。
「死んだ」という言葉をつかっちゃダメな児童向けのロボットもの番組ってのも何なんだ一体。そんな番組あんのか?つーか子供の使うそういう言葉の意味って母親が知ってて然るべきじゃね?子供の見てるものと子供の言動に関心なさすぎんぞ。
まあ本当の本筋である開けちゃいけない匣のトリックはおおっと思ったし、それ自体の話は面白かった。そういうトリックなんかで見たことあったけど、匣の開け方として面白かった。ただほんと、そういうことをする意味が旧家の習わしにしてもまったくもって理解できないってだけで。
いやマジで林水さんが自殺ってわかった時はさすがに「はあ?( ゚д゚) ポカーン?」って思ったし、その殺人事件がおかしなことになった理由の謎解き(マリモさんが家族に何も言わないまま父親を運ぼうとして途中で父自ら投身自殺)自体は「えー('A`) 」って話だったんだけど、これもう、単に真野響子で押し切られたっていうか(苦笑)
真野響子がそういうんじゃ仕方ないというかねえ。言ってることの意味はまったく理解できませんが。なんなのこの人たち。
しかもその匣と壺を差し上げると言われて朗らかにもらってくる犀川先生と萌絵ってもぶっちゃけ「この人たちこの家に何の関係が?」としか。なんなのアンタたち?
あとま、ドラマ的な見せ方で言えば、これお子さんの言動の謎解きを再現しましたーじゃなく、蔵アトリエが密室になることを再現したほうがいいんじゃないかって気がするんだけど、もしかして萌絵の説明を聞いて鵜飼警部たちと同様に「はぁ? (・_・?)チンプンカンプン」状態になるギャグってことだったのかしらと推測w
あとどうでもいいけど、萌絵の叔父様(吉田鋼太郎)からマリモさんを紹介された云々の初っ端から彼女が漫画家だってことがすごくどうでもいいと思うんですがいかがなものか。別に漫画家じゃなくてもよかったんじゃね?原作知らないけど。