そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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信長協奏曲#7

http://www.fujitv.co.jp/nobunaga-concerto-drama/index.html
脚本:徳永友一、宇山佳祐 演出:林徹 原作:石井あゆみ
 
長政くん、まだ倒されてなかった、良かったー。もう史実がどうなんだかはよくわかりませんがw
このドラマに関しては本当に月9で時代劇を演ってるということ自体を評価するというスタンスなので、お話がどうであれ、いや作ってる人たちは少なくともちゃんと本気で作ってるように思えるんで、それに関してはあまり突っ込むつもりもないんですよ。
ただものすごくストーリー自体に無理があるというか、時代劇を…ということにしても、どうしてこの原作じゃなきゃいけなかったのかなあー?一応55周年記念なんでしょ?(^_^;)
基本は戦国時代の常識を今の現代風に解釈した上でのストーリーなんだけど、それ自体は現代ものだと思えば気にならないくらい普通にいい話だったりして、登場人物が着物や鎧兜で出てくるのがちょっと違和感あるくらいで、なんかあまり突っ込みどころもないというか。いやマジでマジで。
おゆきちゃんがゴルゴも真っ青のスナイパーぶりを見せてくれて、一体あの時代の火縄銃であんなに正確に心臓を狙えるってどんな腕だよ、八重の桜かよと思わんでもなかったりするけどまあそれもそれでw
だって普通に考えたら間者のおゆきちゃんはあそこで自分の正体をバラすべきじゃないし、まあ信長サブローがああいう人だからこそ良心の呵責で白状しちゃったにしても、普通即斬り殺されても文句言えないよなあ。そこは戦国の常識で見ちゃうんだけど、それの始末の付け方が現代的というかね。現代人の感覚のやりとりなんで、上手いといえば上手いんだけどなんかごまかされてる感w
当然おゆきちゃん逃げ出しても追手がかかるだろうし実際かかってたし。そして今回ばかりは人の良い現代っ子サブローくんも怒ったままで赦してないし。そりゃそーだわな。実際撃たれてヘタしたら本当に死んでたわけだし。
サブローがどれくらい戦国に馴染んでて、それなり人の生死を見てどの程度なら仕方ないと思える様になったのかは、あんま描写されてないからよくわかんないけど、今回はここらへんのサブローが本気で怒ってるっていうオグリンの演技も良かったし、相変わらず長政くんとサブロー間のどうにもならなさも感じたし、なんかやってることはすごくいい話なんだけどなあ。なんでこんなに歴史頓珍漢な展開に見えるんだろ。
というか、そんなことを言ってるオレがこの話がまったくわかりません。わかってません。ナレーターでもいいから解説つけてくれんかなー。エピソードがそれぞれバラバラで頭に入ってこないんだよなー。
あとはどうもやっぱり常興の存在が中途半端で、向井りーがもったいないというかなんというか。
どうしてもちょこっと出てくる高橋一生に持っていかれちゃうし、実際出てくるたびに今の長政くんの立場を考えつつ、サブローと長政くんのこないだの語り合いを思い出してなんか切なくなるしというか。
今回は帰蝶明智光秀=本物信長のやりとりからのサブロー信長と打ち解けてる帰蝶さんってのも良かったし、やっとあのキャラが柴咲コウでもいいやと思えてきたんだけどさ。
山田様@藤吉郎も出るたびカッコイイし。てか本気でこのドラマの山田様カッコイイんですけど。山田様をカッコよく見せる密約でも交わされてんの?向井りーがカッコよくもカワイクも見えないのは何かの陰謀なの?
まー全体としては悪く無いと思うんで余計にもやっとするというかなんというか。
てかこの番組は原作云々じゃなくどういう最後に向かってるの?もしかして続きは映画で…なのかしら?