そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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山田孝之の東京都北区赤羽#12「山田孝之、赤羽を出る。」(終)

http://www.tv-tokyo.co.jp/akabane/
監督:松江哲明山下敦弘 脚本:竹村武司(構成) 原作:清野とおる
 
OP、やっと正面向いて歩く山田様になりました。毎回同じようでなにげに変わってましたが。
前半は山田様のインタビュー。編集上手くてすごくちゃんとしたドキュメンタリーっぽい(だってプロだしなw)
思うに山田様は何でもソツなく器用にこなせるんじゃないかなあ。だから好きなことがないとか言うんだよ。
その後山田様の脚本演出による「桃太郎」ベースの創作劇。15分だからまるっと後半は舞台劇ね。なんとなくヨシヒコ見てる気がしなくもないw
話はざっくり言えば、鬼退治に出かけなければいけないはずの桃太郎がその使命に悩み、立ち寄った村の動物たちの自由な暮らしぶりに混じってみたら楽しくて使命を忘れ、それどころか目的の鬼の姿さえ忘れる…という話。
お客さんは赤羽で関わりがあった人たち&知り合いや友達なんだけど、このモキュメンタリードラマの番組を見てない人にはたぶんイマイチわからない話ってことで、一体どこまで彼らが予定していたストーリーなのかって感じはあるけど、とにかくこのドラマ…いや山田孝之の北区赤羽ライフの締めとしてキレイに終わりました。
どこまでが本気だったのかそうでなかったのか不思議な感じのドラマだったし、大根監督にもヤバイと言われた山田様の赤羽信奉がどこまで本物だったのかというのもあるけど、このファンタジーっぽい生活も終わり。山田様の魂も何とか浄化されたようです。
間違いなく今(というかその当時)山田様が考えていたことにちゃんと答えを出して、戦いはこれからだエンドというか、山田様の(俳優)人生は赤羽を出ても続いていくわけですね。
お見送りで客のおばちゃんがちゃんと赤羽を出て家に帰りなさいみたいなこと言ってたけど、それ以前に皆さん山田様が妻子持ちの既婚者だってことを思い出してあげてください…(^_^;)
劇は意外と15分だとは思えないくらいのクオリティでまとまってて、しかも山田様の一人アクションも体のキレがいいせいかすごくシャープで更にクオリティアップなのがさすが山田様というところか。やっぱり役者って体が資本よね。そういうとこで説得力変わるわー。
そして劇が終わり、山田様がいたアパートの一室は夢の跡。現実世界に戻っていった山田様の今後の活躍を期待する!
ところでこのドラマの合間にずっとジョージアの山田様のCMが入ってたんだけど、最後に農場の髭もじゃ山田様CMで締められるとなんか行き着いたところがそれかーと菩薩の気持ちになるよ?(笑)
とにかく変なドラマで面白かった。こういうのもドラマの新たなる試みだろうけど、これをやって成立する俳優はそんなにいないよなあw