そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

サーティワンアイスクリーマーズvol.2『SAI-YUKI !』

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公演期間:2015年4月9日(木)〜2015年4月12日(日)※4月12日(日)16:00の回(アフタートークあり)
場所:劇団HOPE
脚本:斎藤このむ 演出:椿隆之
出演:椿隆之、斎藤このむ、杉浦タカオ、黒田勇樹、ウチクリ内倉
(客演)内野利昭、石原千尋、山田英真、平井有未
 

【 説明 】
2014年夏、「そろそろ俺たちも何かしたいよね」と結成され、各種メディアにも注目される中、難しいとされる戦争を題材にした初公演「LEYTE!〜祖父のレイテ戦記〜」を大成功させたサーティワンアイスクリーマーズが帰ってきた!
今回の題材は、なんと「西遊記」!?体力も衰え始めた32才、同い年5人が本格アクションコメディでこの1年間の成長をぶつけ合う!
作・演出も一新!飛ぶ鳥を落とす勢いの激団リジョロ副団長斎藤このむは初の長編脚本に挑み、仮面ライダー剣主演の椿隆之が初の舞台演出を行う!更にミュージシャンとしても活躍している杉浦タカオが「ユニットのオリジナルソング」を制作中との噂も…。
去年本格俳優復帰を果たしたアカデミー賞俳優黒田勇樹と、昨年怒涛の15作品連続舞台出演を達成したツラヌキ怪賊団団長ウチクリ内倉も、もちろん出演!
無謀とも思えるこの作品だが、この挑戦には大きな意味がある…。なぜなら今回のテーマは「もっともっと、汗をかく!」だからだ!
【あらすじ】
10代を共に駆け抜けた5人の男達も、それぞれの道を歩み、今や30代。離れ離れ になった彼らが「街おこし」のため、再び集結をすることに。
「演劇をやろう!」
生活は?仕事は!?彼らが目指す演目は…「西遊記」!

 
主題歌「愛を叫ぶ」は作詞・椿隆之、作曲・杉浦タカオ。これ思ってたより良かったよ!
前回は外部脚本家で原作付きだったけど、今回はオリジナルコメディ。完璧ではないけど今回も面白く楽しかった。
ただ雰囲気も役者さんの演技もいいだけにお話がもうちょっと…って感じなのが残念。でもまあこれ脚本が斎藤さんの初脚本ってことで仕方ないのかな?(笑)
あと久しぶり(9年ぶり!)に平井有未さん(広瀬さん@剣)が出てた!初舞台だと。演技が全然変わってないし、本人もカワイかった ( *´∀ `* )
ブランク9年でいきなりの初舞台、アフタートークではノリで出演決めたっていってたけど自分でもなんで出ることにしたんだろうって言ってた(笑)
 
1時間ちょっとのお芝居なのでざっくり軽く感想を。
全体には面白く楽しくて良かった。コメディということもありアドリブがどうも多かったんじゃないかと思うけど(一回しか見てないからわかんないけど雰囲気的に)役者さんたちの素の部分がかなり出てたせいか、楽しさはとても伝わってきたよ。
ただそのせいもあり、「佐藤」(杉浦タカオ)の後悔や焦り→キレるという演技が素の役者さんに被って見えて、それをまた引っ張りすぎてるから見ててちょっとしんどかったのも確か。
そこら辺で脚本にちょっと突っ込むと、「佐藤」がキレる理由をもう少し早めにチラ見せしといがたほうが良かったと思うし、そもそも過去の5人がどうして、何をやったから伝説になったのかは早めに説明しとくべきだし、結局「佐藤」の後悔の内容が明らかにされた時の「女の子を泣かせた」ということが、そんなことかレベルの事だったのと、その申し訳無さが劇中でほとんど伝わってなかったんで、キレる演技だけが印象に残りすぎた感じ。その子が○○だったってのも後日談的な展開がある風でもなく、オチとしてあの二人が付き合う展開で終わるならともかく、そんな素振りもなかったのが残念。
あと町おこしで西遊記の劇をやろうってのはいいけど、なぜ西遊記なのか?それがこの舞台のタイトル「SAI-YUKI 」と掛かってるならそれは「再・勇気」であるべきだし、もしかしたら「最・勇気」までもっていけたんじゃないかと思うんだよね。そこに掛かってるってうっかり気が付かないとこだったよw(ギリギリクライマックスで気がついたけどw)
誰が思いついたのかはしらないけど、内容とやりたいことをタイトルにリンクさせるセンスがあるだけに、そこまでもっていけてないのはもったいなかったかなあと。何のための、誰のための「勇気」なのかってね。そこがもっと見えるようならお話的にカタルシスがあったかも。これ、一応主人公は「佐藤」なんだし、彼が立ち直る話なんだよね?
今回は椿くんが初演出ということだったけど、正直舞台演出はよくわからないので… 映像の使い方はTV的で面白かったと思うけど、もう少し動きや展開にメリハリがあったほうがいいのかなあ。後半は特に。狭い舞台で男5人以上がウロウロするわけだから、もう少し抜け感があってもいいんじゃないかって気も。
あと音楽はこのシーンはこの曲じゃないでしょうってのが多くて学芸会っぽい選曲だった気がする。レイテの時はそんなに感じなかったんだけど。
 
基本的にこの劇団の人たちは上手いし、個性を活かして素をチラ見せする当て書きなキャラ作りをしてると思うんだけど(劇団の性格からして今後もそこは活かして欲しいけど)、椿くんの役は(役名覚えてないよ、パンフに役名くらい書いといてよw)伝説の三拍子揃ったマン(だっけ?)の息子だというなら、そういうキャラを作ったほうがいいような気がするよ?あの5人の中で実は裏で彼があれを企画していたという特別感が感じられないし、縛りがないといつもあのぼそぼそ喋るかなげやりハイテンションなキャラじゃんよ(^_^;)自分でキャラ造形を考えることに限界があるなら設定でちゃんと縛ってもらってくださいな。そのキャラにふさわしい喋り方やふるまい方ってのがあるはずだから。
なんだかんだ言っても基本的なポテンシャルが高そうなのは、やっぱり黒田勇樹の力なのかなあとは思う。劇団としての芯はしっかりしてるんだよな。
まあまた公演があれば見に行きたいと思うんで、みんな仲良く頑張って欲しいですw
 
椿くんの千秋楽報告ブログ→http://ameblo.jp/kibatsu/entry-12013437931.html
今回うっかり入り口のお花を撮り忘れたんで。ファン有志のみなさんはマメだなあ。ボカぁ舞台を見に行くので精一杯。パンフはちゃんと買って帰るけど。
 
あとどうしようかと思ったけど、ブログで椿くんも言ってるから出待ちについて自分の思うところを言っとく。
前回の公演の時に知り合いの出待ちする人たちとトラブったんだけど、自分は基本的に出待ちしないのでしたい人の気持はともかく、状況として周囲に迷惑だからやめればいいのにとしか思わないのね。
でも俳優本人が出待ちのファンにサービスするまでが仕事ですの人じゃなく、しかも力出し切ってて不機嫌だということも見せたい人じゃないなら(しかもいつも割りとそんな感じだから)、ファンが気を利かせて出待ちはしないってことにしてあげればいいのにと思うんだけどなあ。
本人的には待ってくれてるファンをむげには出来ないのは当然だろうし、でもそこで気を使うならファンが気を利かせろよと。
花とかは送ってるんだし、自分らの労いたいという自己満足のために周囲に迷惑をかけ、俳優本人にも気を使わせるとか、本末転倒だと思うのよ。
さすがにそろそろファン有志の人たちは出待ちなしという取り決めをするべきじゃないかなあ。まあ出待ちしてるのがたぶんそのファン有志たちなんだろうけど。(あとそうファンの行動で俳優さんたちが注意を受けるという事にはなってほしくないし)
現状そういう熱心なファンを当て込んでるところもあるんだろうけど、だからこそファン自身がどういう応援がいいのかを考えるべきじゃないかなあ。