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脚本:櫻井武晴 演出:堤幸彦
冒頭から舟盛りってネズミ肉?しかもまさかアル◯ャーノン? (゚Д゚)
あと喫煙ルームが閉鎖中で喫煙者は地下21.5階の下未詳へ…とか、最後の勝地の渡部篤郎のモノマネとか(笑)ケイゾクなのかテレ朝の天使と悪魔の茶島なのかwwwしかもすぐわかるくらい似てるしwww
という小ネタは面白かったけど、このドラマって基本的にどこへ向かうのかなあ。バクちゃんと家族とヤクザの関係の秘密はあるんだろうけど、それが明らかになることで何が変わるのか、何か解決するのかどうかってのがイマイチよくわからん。というか永光麦秋というキャラをどういうふうに見せたいの?
かといって毎回の足抜けがすごく面白いかと言ったらそうでもないし。感動させたいのか後味悪い苦味エンドなのか、それによってなにを描きたいのかが今までの堤作品からするとかなりぼんやりしてる気がするんだよなあ。つまんなくはないんだけど毎回の話のポイントが伝わらないし微妙にハズしてて、見終わって特に何も感じないというか。なんかこういう作ってる方だけが分かってる感ってやなんだよなあ。映画なら一人よがりの2時間で済むけど、TVドラマだと3ヶ月それが続くんだよ?ネタが変わり種ならもう少し短いターンでメリハリつけた展開して欲しいんだけど。
今回の話は1話から引っ張ってきた三ケ島がなぜ藤田を見逃したのかってことについてだったけど、二人は同級生ってそれなんというウロボロス?ここも突っ込むとこ?
てかヤクザ的にはいいかもしれないけど警察的にどうかなあ、それ。藤田が貴船組で今ひとつ成果が上がらなかった、一応上層部のいうこと聞いてたから無茶なシノギをやらなかったから良かったようなものの、シャブ関係で事件起こしてたら三ヶ島が見逃したせいで新たな犯罪が起きたってことで警察的にはマズイわけだし、そもそも三ヶ島が藤田と同級生なのを他の人もまったく知らないってどうなんだろう?というか室長とか東城くんとか何のためにいるの?
というか上手くやればイイ話なのかもしれないけど、そうじゃないから面白くないんだよなー。
バクちゃんの過去、大輝(落合モトキ)くんや父親(手塚とおる)の会社つぶした話に藤田の関与と足抜けの話を絡めるだけでもややこしいのに、その藤田と三ケ島の関係とかいわれてもなんか上手く回ってないよ。しかも藤田はこれで退場だからともかく有留先生はまだ引っ張るみたいだし。何のため?
なんか三ヶ島が離婚したということで同じ境遇のヤクザに対しても優しい人だという、ドラマ的にも劇中的にも共感のネタに使うのはわかるけど、どうも妙に咬み合わないよ。なんだろう、何がもやもやするのかよくわからないよ。
1,2話はバクちゃんの足抜けヤクザに対する厳しさがわかったけど、その後は何が基準なのかわからないからそっちもイマイチ共感しづらいしなあ。今回はどの程度報いを受けるべきだったのか?結局大輝くんも過去にそういう関わりがあるし未成年だからバクちゃんの処理も甘かったように見えるしなあ。いやもちろん大輝くんとこの事情はわかるけど、そういうの抜きで彼は半グレとしてかなりやる気だったよ?刺青まで入れてるし、ヤクザもんは芯からヤクザもんなんじゃねとしか。何かあったらまたヤクザになるかもって気がするよ?
あとはたぶん麦秋のお母さんと橘の関係がなんなのかってのがあって、バクちゃんがどうなのかってことだったりするのかもしれないけど、もう5話なのにその辺がとてもぼんやりしてるせいでイマイチテンションが上りません。全部見終わってからじゃないと面白みがわからない構成なのかなあ( ´∋`)