そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

天皇の料理番#5

http://www.tbs.co.jp/tenno_no_ryoriban/
脚本:森下佳子 演出:平川雄一朗 原作:杉森久英
 
篤蔵さん、「ペテ公」の次は「ジュテ蔵」かよwwwwwww妹ちゃんたちの素晴らしいセンス(笑)
にしても、篤蔵さんは本当に真心があるのは料理だけなのですね。いや知ってたけど。あいつの人としての非道さって、支離滅裂なその場の思いつきを本気のようにいって、しかも本人もその気になってるからこそ周囲を巻き込み結果傷つけるってことだよな。ああ俊子さんが可哀想 (>_<)
でもかたつむりは殻が無くなったら死んじゃうよ?篤蔵には雨や雪が振ったら傘を用意しておいてくれるような人(=殻)が必要なんや…たぶん…
俊子さんは篤蔵のことを思って突き放そうとしたんだろうけど、言ってること自体はたぶん本心よね。独りで辛かったも大事にして欲しかったも東京行かんと店継いで…も本心だと思うと泣ける (/_<)
しかも言いっぱじゃなくちゃんと最後は篤蔵を突き放す形でまとめてるのに、篤蔵ときたら売り言葉に買い言葉で捨て台詞とか…誰のせいってお前のせいだよ。ってでも篤蔵の性格ならああなるわなあ。あいつ勝手に「裏切られた!」とか思ってそう(;´Д`)
篤蔵は洋食に不慣れな俊子さんが食べやすいようにカツレツを切って出したり箸を用意したりという気は使えるのに、さっきまで自分の考えに賛成してくれてた俊子さんが急に逆なことを言い出したことをオカシイと思うことすらないんだよな。ホントにあいつ心がないなあ。しかも離婚したらもう関係ないかよ。まさに今日のあさイチでやってた発達障害の一種か?まあでも俊子さんがそういう篤蔵を好きだからしようがないんだろね。私がいなきゃでなく、こんな私を選んでくれたからという、まさにDV男にハマるダメンズ女の構図 (∋_∈)
大体華族会館を辞めたことを言わない、そのまま一月半も放置ってことが何か言われるのを避けて逃げる、成り行きのままにウヤムヤにするという篤蔵の生き方がとても妻子ある身の責任の取り方だとは思えん。たいていは自分が我慢できなくてケンカして飛び出るわけだし。
なのになんでかあちこちで引きがあっていい目を見るという天に味方されてる運命ってのもな。
しかし篤蔵が後先考えずに街の洋食屋でも店主になればいいんだろうくらいにしか自分の料理に対する情熱を考えてないのに、兄やんにしても俊子さんにしても、周りの人のほうがちゃんと篤蔵の行く先を見通してるってのが本当に愛すべきダメ男だなあと思うわけで。
篤蔵は今までクローズドな厨房で客の顔を見ずに料理だけを作ってきたわけだけど、それがいきなり客に直接評価されるようになって舞い上がって目先のことしか見えないのは仕方ないのか。目先のことしか見えてないのはいつものことだけど。てかなんかこれ、商業誌の作家が同人誌作ってイベントに出て客と対面販売して急に舞い上がっちゃうのに似てるよね?(一部の人にしかわからん比喩表現w)
兄やんは篤蔵が町の洋食屋に収まるはずがないと思ってるから資金を出すことには渋り(だからお父さんも篤蔵を放り出したのか?)、俊子さんはもっと上を目指してほしいと思ってるから突き放すと。それなのに本人はもう離縁されたから俊子は関係ないとばかりにバンザイ軒の奥さんといい仲になるって、本当にクズだなあ(^_^;)どうせ篤蔵のことだから町の洋食屋じゃ満足できないだろうに。
おまけに俊子さんと離縁てことになって店を出す必要がなくなったらいきなりパリに行くから200円くれって、まさにヤクザのたかりかよ。
篤蔵さんはそのとき時は超絶本気で言ってるんだろうけど、その本気もその時々の気分で変わりすぎて信用できんてオレでも思う。お父さんの気持ち、すごくわかる。
そしてパリ。確かパリロケやったはずだから本当のパリかー。スゲエなw 宇佐美さんもまた出てくるよ ヽ(´∀`)ノ そういや華族会館の人員募集から見る当時の料理人が食詰め者の流れ先だったとか、だから地位が上がらないとかサラッと織りませてきてるなあ。今も昔も料理人は職人と同じく短気で乱暴だよw あと辰吉さんはある意味篤蔵のお陰で奮起してよかったんじゃね?二人抜けた後だから今こそシェフの座の狙い目じゃん。
ところで兄やんが本当にすごくやつれてて見てるだけで泣ける(´;д;`)ウッ…
おまけに田辺さんも英霊になってて泣ける。・゚・(ノД`)・゚・。
 
しかしこのドラマでのタケるんはたぶんまた評価上がるだろうなあ。
タケるんはやってることがちゃんと感情や理屈として筋が通った役をやると光る気がするよ。人間としては酷いやつでもそこに情感的な理由があれば自分で納得出来て全力で走れるってことだと思うけど。演技としてあの一点集中の一生懸命感が、篤蔵の無茶を通す天才の気まぐれ短気な気分屋でも愛嬌はあるって部分とすごくマッチしてるし、何だか貫禄がついたというか、余裕を持っていっぱいいっぱいな感じを出せるようになっててとても良いです ( *´∀ `* ) そういう場を常に用意してもらえてる役者だと思ってもらえてるってのもありがたいことですね。