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脚本：櫻井剛 演出：石井康晴
もうオレちゃん、イイ年なせいかこういのにこういうのに弱いんだ。泣くよ！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡
話の展開は予想通りというかそれ以外ないだろっていうまさに王道展開。不登校の宮崎祐くんは高杉真宙っちだし、あの演技だけで泣ける。
しかも祐くんは歌が上手いわけではないというとこがまたポイント。上手くはないけど歌うのが好きだというその気持が全編に溢れてたのよ。まさにスラダンにおけるミッチーの「バスケがしたいです…」展開。祐くんは濡れ衣を着せられただけなので大変理不尽なんだけど。一応濡れ衣だって事にはなったのかなー？だったら真犯人はって話になるのかどうか。
でもなんとなくというか、祐くんは歌いたいのに歌は下手ってことと、泥棒じゃないということをいくら言ってもみんな聞いてくれなかったということはなんとなくドラマとしてはシンクロしてるような。どちらも彼の魂の叫びだけど誰も聞いてくれなかったんだよ！
にしても、優里亞が泥棒だって言ったから取り巻きも里奈も、親友の桜庭以外誰一人として祐を信じずそのまま祐が泥棒だったってことになってしまう、「谷優里亞が言うのならそうなんだろう」というクラスの空気と学校カーストの絶対性オソロシス。
ちょっとよくわからなかったのは、いま祐に関わって合唱部を潰されたくないという部長や合唱部のみんなの気持ちはわかるけど、どうして当時庇ってやらなかったのかなあ？別に問題児じゃなかったんだよね。もしかして歌が下手だったから？だったらそんな合唱部やだな ('A`)
あと祐のことで真琴が悩んでるのに、校長がその事件を知らないふうなのもちょっと納得できなかったかなあ。盗難なら当然顧問や担任、校長先生だって知ってていいはずなのに。生徒が盗難事件に巻き込まれてずっと不登校なんだよ？放置していいと思えんけど、でも先生たちは本当に知らない風だなあ。もしかして優里亞がクラスメイトたちに緘口令でも敷いてたのかなあ。（見落としてないよね？）
まあとにかくストーリーはありがちな定番の話には違いないんだけど、転校生でそんな成り行きを知らない真琴が祐の復活を望んだことで、窃盗事件とはなにで、本当は何があったのか、どうして祐が犯人にされたのかというのがわかってよかったんじゃね？
それよりちょっとやんちゃどころじゃすまない優里亞が怖いよ。
優里亞と快人が幼なじみでしかも快人はまだ赤羽住み、赤羽から表参道に通ってるってのはともかく、優里亞の家庭もちょい複雑…にしても、人としてやってはいかんレベル。１話でも思ったけど、取り巻きは優里亞の腹黒さを知ってるってことなのか、でも里奈を見ててもどうも気がついてないっぽいんだよな。
表面的にはいい子を演じて幼なじみの快人にも付き合って欲しいと言うくせに腹黒さは隠さない（っていうかおどけてたけど本気だし）って、性格悪いとかそんなレベルじゃねえ。マジこわい、この子。というか離婚したお父さんって何したんだろ…優里亞の心が全然わからないよ（；´Д｀）
それで祐に見られたくないところを見られたから消すって、いや実際社会的に殺されたけどさ。祐くん何もしてないし、そもそもお父さんだってのも気がついてないんじゃん。
まあともかく、心が折れて不登校になった仲間を呼び戻すイベント展開と言ってしまえばそれまでだけど、でも丁寧にその過程を明らかにして、事件を知らなかった真琴とそこに関わってなかった快人が調べることでいろんな思いが伝わったってことよね。
あと何気に学園マドンナのお母さんと陸ヤンキーのお父さんの馴れ初め、人は見かけじゃない…ってのは今回の騒動とはちょっと違ったけど、歌に人柄が全部出る、歌ってみないとわからないってのは話としてはありだと思うかな。
最後は定番、迎えに行って家の外から合唱、それを聞いて出てくる祐くん…という本当に定番な王道展開をとても丁寧にやってくれて、もう泣くしかない｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡
でもねえ、そういう真実の究明よりも大事なのは、とにかく祐くんの下手でもいいから歌いたい、歌うのが好きだ、だから不登校の現状すら本当はツライということと、その祐くんを何としてでも歌わせて上げたいという真琴の強い意志だよ。真琴の合唱にかけるその意思と気持が1話では合唱部のやる気のないメンバーを復活させたし、2話で不登校のメンバーを呼び戻したんだよ。その真っ直ぐさが泣けるのよね。ああ、青春スイッチオン！（違）
あとは有明先生の過去に何があったのか。自殺したのは教え子？友達？でも3年前の話なんだよね、教え子か？
有明先生と副顧問のえみり先生、城田優と神田沙也加を歌わせないわけないよな。いいけど有明先生、前回の3万円って結局戻してないじゃん？
あ、あと優里亞の弟って濱田龍臣くんだったよね。さすがのオレでもわかったぞｗまた成長したのかー。顔立ちはだいぶ予想外の方向へいってるような。
