http://www.fujitv.co.jp/tantei/index.html
脚本：徳永友一 演出：森脇智延 原作：松岡圭祐
このドラマかなり面白いんだけど、どこがどう面白いのかってのがとても説明しにくいなあ。
玲奈さん＠北川景子萌えってのはガチですがｗ
最初は確かに展開が見えなくてキツかったけど、玲奈の対探偵課の仕事と死神探しがリンクしてきてから面白くなってきたし、今ちょっと展開の文脈としてはホラーっぽい印象すらあるんですごく異色の探偵物になってる。出来もいいし。
でも今から見始めてわかるかといえばたぶんわからない気がするのよね。とても薦めづらいｗ
てかこのドラマってストーリーとして追いづらいんだよね。一応「ストーリー」と「展開」を分けるけど（オレの分け方が正しいかどうかも怪しいけど）常に展開が意外性だらけでストーリーはそれを補完するものでしかないと言えばいいのかなあ。だからバイオレンスアクション多めなのはともかくとして、演出として次に何が出るかわからないびっくり箱みたいなホラー風の見せ方なのは正しいと思うし、だからといって驚かせるだけじゃなく一応それを布石として次の展開に持っていくので先もオチも読めないという面白さで。
大まかな話としては玲奈が死神の正体を知ることなんだろうけど、探偵というだけの一般人である彼女が知ってどうするのかはわからないし、それはまだ説明もされてないんだよね。だから玲奈がどうしたいのかってのがその時にならないとわからない、でもそこが面白いというか。
いま話がいろいろ胡散臭くなってきて少なくとも玲奈は警察と死神から追われてるんだけど、玲奈が死神に掛けた罠のせいでよその探偵似まで狙われてるってのがもうすでに意味がわからない、でもそれが面白いってのが始末に悪いというかｗ
なんとなく雰囲気的には今まで敵だった事務所の人が玲奈のことを知って理解してくれたのに、逆に須磨や桐島、果てはもしかして琴葉すら怪しいのではと（さすがにそれはないか）思わせる持っていき方にハラハラドキドキするんだよ。封筒の件はわからないままだし、もちろん劇中で言うように仲間内で疑心暗鬼を植え付ける死神の作戦だろうとは思うけど。
でも須磨の言ったことが本心なら須磨は玲奈を利用してるだけで死神側ではないんだろうし、でもそれも確定ではないしなあ。ドキドキ。
まあこのドラマって玲奈が四面楚歌の状況にあればあるほど楽しいんだけどｗ
もしかしたら死神かもしれない澤柳菜々が意外とあっさり顔写真が手に入ったり足取りつかめたり（ちょっとこの辺よくわかんなかったけど）したあげく、なんとなくな予想通りに整形ではなく性転換だった？みたいなのが玲奈と接点ないところでわかっちゃったり、でももしやドラマ的な引っ掛け？みたいな感じもあり。
とにかくドラマの展開でも玲奈のやってることでも、常にほんのちょっとだけ先読みできるように情報を小出ししていく、ちょっとだけ予想できるから細かくフラストレーションを解消してくれるというこのドラマの情報コントロールが上手いんで、ストーリーとしてこれというのがなくても面白いんですよ。そういう頭を使う駆け引きや謎解きと玲奈さんのアクションやバイオレンス部分のバランスと組み合わせがいいというか。
市村凜＠門脇麦もそんなわけはないんだけど微妙に怪しいし。いや怪しくないなら単に暴力でコントロールされてる女性という役が上手すぎるんだし、そういう意味でいるだけで変に不安感を誘う女優をキャスティングしてるってことでこのドラマの勝ちだけどｗ
あと今回特に何の説明もないまま新キャラの見知らぬ探偵として葛山さんが出てきたんだけど、どうやら予告見るに更に袴田も出るみたいで、なのに前回から重体らしい半グレエリートの丸山さんは意識不明のまま特に顔出しすることもなく死んだとか、いろいろドラマのセオリーも無視してるっぽい感じ。
今回もまたいいとこで引きになった上に予告が上手いので次回だ楽しみすぎる。早く来週に… (*´Д`)ﾊｧﾊｧ
あと今回知った裏ワザ！大事な書類などは郵便物として封書しとけば警察の職質にあっても見せる必要はない…と。そんなこと知ってても役に立つことあるかどうかって話だけどｗ（伊東家の食卓的裏技よねｗ）
