http://www.tv-asahi.co.jp/isansouzoku/
脚本：井上由美子 演出：常廣丈太
えー、まーくんこれで退場なのー？そんなわきゃないよねえ。
まーくんが悪ぶる感じは何となく分かるんだけど、それをぶっちゃけちゃうあたり小物って感じ。小物というか小心者？その辺は憎めないんだけどバカといえばバカよねえ、自分で言ってるけど。
おそらくこのドラマに於いて育生に裏も普通の意味で言う欲がないのは本当だと思うんだけど（でもまだ8割の確率で）、だから龍太郎じいちゃんが信用してる、それ故余計に周りの家族が狂気に走る…という図式かなあ。いわゆる光が強ければ強いほど闇が濃くなるってやつ？臆面のない金の亡者（三姉妹）はそんなこと気にしないけど、むしろ純粋ピュアなまーくんが一番闇が濃くなってしまったって感じか。月子の分も背負ってる感じで。
というかまーくんが育生を敵視するのもすごくわかりやすすぎるっつーか、年が近いってのもあるんだろうけど育生からしたらまーくんてまるっとお見通しなくらいにわかりやすいんだろね。そしてたぶんまーくんは楓のことが好きだったんだろうけど、イケメンで医者で楓の旦那という自分よりも遥かに勝ち組な育生が気に入らないってことか。
てことで育生がまーくんにタメ口になるのはもう野生動物のマウンティングという、すごくわかりやすいポジション取りの結果だからまーくんはそこに引っかかるのよねえ。てかまーくんが勝手に下に滑り込んでいってるんだと思うけど。（^_^;）
恒三さんはもっとわかりやすくて、婿として男として家長に認めて欲しいってことの裏返しと、実際自分が大きくした会社を守っていかなきゃいけないという当たり前の動機だと思うので、やってることがどんなに滑稽でもそこはあんまり否定したくないなあ。だって月子や会長派の吉沢に会社が渡るよりはマシな気がするもん。
育生の欲は他人の力を借りずに自分の力だけで夢を叶えたいという真っ当な男の欲よね。ただすべてが良くも悪くも金換算の龍太郎は理解しないってだけで。
そして逆玉に浮かれる育生のお母さんはどうも思ったよりマトモ、その苦労が報われたいという思いが強すぎ＆間違ってはっちゃけてるって感じで？
でもそこに現れた育生の実父・華子の元旦那の光石研は、ナレーションの高畑淳子が「敵」って言ったんだから、やっぱ金目当てのクズな敵なのよね（笑）どうなる河村家ｗ
