そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

コウノドリ#6

http://www.tbs.co.jp/kounodori/
脚本:山本むつみ 演出:加藤尚樹 原作:鈴ノ木ユウ
 
一応高齢不妊ってことでの話だけど、不妊治療自体は高齢だろうがそうでなかろうが肉体的な相性の問題、生物学的な遺伝子のマッチングもあるはずだから一つに括っていい話でもないと思うけど、高齢になると卵子も古くなるから着床しにくくなるよねってことでいいや。
ただ女性の社会進出とか妊婦や子育て夫婦の社会的支援の問題がどーたらという話は当然あるとしても、オレは生物としては子供がほしいなら肉体的に若くて体力のある時期に生むべきだと思うし、結婚しててミスマッチ不妊以外の理由、キャリア優先だとか金銭的な問題で先送りして産めなくなったってのは、言っちゃなんだけど自己責任だとしか思えないです。子供は欲しいけどまだ考えてないって人は、絶対欲しいならまずそういう相手を見つけるのが先じゃないのとも思うので。といってもまあ30前後くらいになんとかなってればいいんでは〜くらいだけど。
別に若けりゃ若いほどいいとも思わないし、劇中でも高齢出産のメリットもある(理屈上ではだと思うしそれこそ個人差ありだけど)って言ってたしね。まあそれでも30代なかばくらいで産んだほうがいいかと思うけどさ。
まあドラマとしては産科医療について批判的なネタはやらないのは当然なので、そのへんの問題提起をソフトにやりつつ、子供が産まれるってのはゴールじゃなく生まれてからの子育てこそが本番だからって話で久しぶりにオグリンパパが。もう頑張れとしかいいようがないし、奥さんが生きてたとしても上手くやれてるとは限らないからなあとしか。
んで竹下さん(森口瑤子)の43歳の妊婦だけど、何となくいやそれさっさと子宮摘出したほうが…と思ったらやっぱりそういうことよね。オレは院長の言うことが尤もだと思うんだけどマタハラって言われちゃうよ。でも43歳で子宮残す必要ないんだから母体優先でいいんじゃないかと思うけどなあ。
でも結果として母子ともに無事だったからこそ子宮全摘事後承諾って訴えられるケースはあるんだろうなあと思うと、サクラ先生たちの努力はちょっと違うものに見えました。 *1 それでも加瀬先生の助っ人はカッコイイしあのマラソン麻酔科医はもーバカとしか言いようが(^_^;)そんな長い伏線だったのかよ、マラソン
竹下さんは子供が成人するころは63歳だけど、今はみんな見た目は若く見えるから大丈夫だよね。それよりオレ今50前で子供いないのにこんなに身体的にしんどいのにこんなんで子育てとか考えられないですよ。竹下さん換算だと子供7歳?いやー頭も体も厳しいですね。(でも40で初産の知り合いは意外とたくさんいるのでマジ大変だなあーと思う。普通は子供が成人する歳だよね)
まあ不妊治療についての医者側の見解とか考え方、取り組みなどなど取材に基づいてるだろうから本当に現場の意見だろういろいろなケースを見せてたけど、悪いことほどそれを問題意識持って見てない人にはまったく響かないものだと思うのよね。妊婦喫煙と同じで。
どうしても「自分の」子供がほしいって気持ちとこれが最後のチャンスかもしれないってことで固執するのは、当然不妊治療にかぎらず頭ではわかるんだけど、こればっかりは理屈じゃなく感情的・肉体的なものなので仕方ないよね。特に不妊治療中の相沢さん(西田尚美)みたいな立場にいる人がいろいろ辛いと思うのもわからんでもない。でも子供は結婚したら当然のように必ず授かるもんでもないしなあ。みんな強く生きろとしか… (´・ω・`)

*1:オレ40歳過ぎて子宮筋腫から子宮全摘したけど、子供いらねーって言って最初からそう希望してたのに医者がなんだかんだなかなか手術してくれなくて、結局3年くらい通院で様子見してかなり大きくなってから全摘、手術予後にちょっと問題ありだったので、手術しない理由は何となくわかってたけどどうせなら小さいうちにさっさと全摘してくれればとしか思いませんでしたよ。子供欲しいならとっくに作ってるし、あと筋腫も若い時からあるの知ってたし。もちろん筋腫の手術したら場所によっては子宮破裂のリスクがあるのも知ってる。たぶんオレみたいに割りきった希望出す人がそんなに多くないんだと思うけど、本当に無駄な待ち時間だったよ。