そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

おかしの家#8

http://www.tbs.co.jp/okashinoie2015/
脚本・演出:石井裕也 原作協力:山田タロウ
 
剛くんが亡くなって島さんが遠くに行って、その上おばあちゃんが認知症っぽくなってきて太郎の名前を忘れてしまった…ってことが太郎にはとてもショックな出来事で。オレもショック。
さくらやは太郎のために作った、太郎が寂しくないように…っておじいちゃんの願いどおり、太郎は30過ぎてもここで友達たちとずっとだべってグダグダと生きていたよ。それがいいのかどうかはわからないけど、そういう生き方もあるよな。長いモラトリアムだったけど。だいたいさくらやに子供が買いに来てる描写ないよ。月3万円の売上ってそれ太郎や三枝たちの売上だけで成り立ってたんじゃないのか…?
それでもおばあちゃんが太郎のことを覚えてくれてないと「さくらや」を続ける意味もない、というかさすがにもう続けられない状況で、太郎がやっと礼子にプロポーズすると決意してくれてよかった。オレもホッとした。
というか出来事としてよかった良かった…と思ったんだけど、なんか三枝の先走りなお祝いの言葉が残念すぎとか、みんなでよっぴいて飲み明かして川の字で寝て、朝起きて葉を磨きながら「結婚しよう」がとても説得力。その流れでなんかさくらや閉めちゃうんだ…というしょんぼりした気持ちがちょっとだけ持ち直したよ。リアルかどうかはわかんないけどとても気持ちのいい流れでホッとした。最初はこういう話は何かなーと思ってたオレも、このドラマはとてもいいドラマだと思っているよ。
そしてなんかオノマチがいかにもああいう感じの人に見えるというのがなんとも説得力w オダジョーはまた違うオーラがあるから浮いててもそれはそれでいいんだけど。主人公だしな。
そして結婚式の写真があってお正月は4人でおせち囲んでってのがまたほんわか泣ける。これならさくらや閉店にオレ耐えられる (つω・`。) 
ああでも「さくらや」はもうすぐなくなっちゃうんだよなあ…その代わりに新しい家族とあの暮らしがあると思えば、世は常に何事もとどまらずに変わっていく、それが人の人生なのかとは思うんだけど。
てとこで最後の最後で訴状って、何が?猫?え、そこでやっと原作のうちのネコが裁判ってことなの?何それ。そもそもこのドラマ、原作からどれくらい遠いの?というかそのネコ裁判は事実なんだ!?何それ(・_・;)
…と思ってググッてアマの書評とブログをつまみ読みしたんで大体わかった。むしろ原作とはまったく違うタイプのこの「太郎」がそのネコ裁判をどうするのか?という興味はある。
というか、この原作をよくこういうドラマにしたなあ、なんでこのドラマをやろうと思ったのか…あと何話あるのかわかんないけど、どうなるの?