そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

戦艦大和のカレイライス

http://www.nhk.or.jp/hiroshima/curryrice/index.html
脚本:會川昇 演出:大橋守
 
BSでやったのを録画してあったのに全然見られなくて、こないだ総合で再放送したのをやっと見ました。
1時間くらいなのになんとなく見る気になれなかったのは秋元才加がどうしてもダメだったからです。スマンです (>_<)
というかウルトラマンサーガの時はカッコ良かったし牙狼のもまあ大丈夫だから、たぶんこの役が痛々しくて見てらんないってことだとは思うんだけどー…この役顔が怖いよー。でも基本的にはあんまり好きな顔じゃないんだよね。スマンです。
ということでまさかタイムスリップなファンタジーだとは思ってなかったせいかちょっと意表を突かれたよ。
てっきり昔のカレイライスレシピ再現のお話かと思ってたら、戦艦大和で出されてたカレイライスを作る男は本当に戦艦大和でカレイライスを作っていたのでしたー、というw
でもまあ會川先生の脚本らしく、人が苦しみの中で生きるには逃げるための「物語」が必要、でもその「物語」を消化して乗り越えないと本当の自分を生きることにはならない…といういつもどおりの自分探し物語だったので安心したw 人はみな「ここではないどこか」に惹かれるのか。達観してるように見える長二は単に諦めてしまった後悔の中に生きてたってことかなあ。というかこの現代の豊かさをみれば自分らの犠牲は無駄じゃなかったと思えるんだろうけど、犠牲にしたものの記憶が生々しいだけにそう思えなかったんだろか。彼の「物語」が昇華できてよかったよかった。
まあそれだけで終わるんでなくカレイライスのオチとして、思い出は思い出として美しいけど生き延びてカレイライスがごちそうじゃない時代を作ってきたこと、それは無駄じゃなかったという生き残った人たちの努力を肯定する話だったのが良かった。
三浦貴大のストイックさは昭和の軍人さん(軍人じゃないけど)みたいなのにハマるなあ。お父さんというよりむしろお母さんの百恵ちゃんの方のストイックさに似てるね。
お友達のおじいちゃんの名前が「沖田」なのは大和=ヤマト繋がりのお遊びかと思うんだけど、あのスキャットも本当にヤマトの川島和子さんだったのね。EDで名前見てあれっと思ったよ。
呉の大和ミュージアムには一度行ってみたいなあ。