そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

テラフォーマーズ

http://wwws.warnerbros.co.jp/terraformars/
監督:三池崇史 脚本:中島かずき 原作:貴家悠橘賢一

 
え、これ脚本中島かずきだったの!?!?!?なんでそうなった ( ゚Д゚) 中島かずき三池崇史ってありなんだ!?
オレもちろん原作読んでるし好きだけど、結論としては言われてるほど酷くなくて逆に拍子抜け。
どこが面白いのかと言われたらちょっと困るんだけど、それでもオレ全然普通に楽しめたよ。オレがおかしいのかい?
最初は画面の不自然な照明の当て方とか妙にちゃちな感じに見せる色味とか気になってたんだけど、だんだん気にならなくなってきたし、むしろ原作のカッコいいとことケレン味だけを上手く映像化してる気がするよ。ちょっとグロいけどまあそこは逆にリアリティのないファンタスティックさでごまかされてる気もするし。
虫の説明もそんなうるさくなかったし、すべての画面の構図が止め絵的なスタイリッシュさに動く「カラー漫画」を見てる気分になった。面白いかと聞かれたら答えに困るけど、少なくとも1100円ならオレはOK (笑)
あの画面がわりと好みだったってこともある。火星の色味だと思えば意外とアレでいいと思うわ。マジで。
ただチープ感、原作の外国人→日本人キャストという部分もあり、特にキャラそのものの安っぽさは気になるかも。でももう「そういうもの」だと思えば、下手に真面目にシリアスにやってるいつもの三池映画と比べればスタイリッシュに見える分全然マシ。若干演出意図が分からなくて、テラフォーマーたちの大津波とかおかしなもの見せられたけど意味がわからないものはスルー!
ただ最初、ヤクザや殺人犯がいるからかもしれないけど、バグズ手術と火星でやることくらいはちゃんと伝えとこうぜ?自分らの特性も知ってなかったとか火星についてからなんも手術されたか知るとかさすがにないかと。
キャラがみんな日本人だから不満とかってのもない。だって伊藤英明は小町小吉だったし小池栄子はカマキリカッコイイし。武井咲がすぐ死んじゃったのは原作ファンはもとより予告見てたらわかるけど、ちゃんと改変部分で見せ場あるから良し。山Pのバッタくんも菊地凛子も良かったですよ。
脚本が中島かずきなのにちょっと驚いたけど、そういう意味でキャラの生い立ちとかそこにいる理由はそれなりの説得力があったと思うし、(リアリティなにそれ感)、原作にはない最後の改変も悪くなかったと思う。ファンタジック!
そしてやはりバッタくんは可哀想だったので、山Pの熱演もあってちょっと泣けそうだった。
あとそんなに入れ込んで見てたのか?と言われたらちょっと困るんだけど、蛭間一郎ね、山田様の。金のためなら何でもやるキャラなので途中で「ウシジマくん…」とか思ったりもしたけど、最終的に小町が戻ってきて対峙したとこで、「その人可哀想な人だから責めないであげてー!」と思うくらいには山田様=蛭間だったことに自分でも驚いたw
あと小栗旬の本田博士、なんであんなキャラなのかはまったくわからないんだけど(原作はさすがにあんな人じゃないです)、頭おかしすぎて笑うwww さすがオグリンだよ、あれはオグリンにしか出来ないよね?(笑)
 
新宿ピカデリーの展示。本田博士と伊藤英明武井咲の衣装。そして研究室のコンソール。