そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

重版出来!#5

http://www.tbs.co.jp/juhan-shuttai/
脚本:野木亜紀子 演出:土井裕泰 原作:松田奈緒子
 
久慈社長のいい話。運は溜められる!ってことですねw オレもあやかりたい!でもあんなストイックにはなれない!五百旗頭さんレベルでも(当然)
いや普通は節目節目に妙な神様っぽい人に出会って導かれたといういい話なんだけど。
ドラマの出来もいいしつまらなくはないしこういうドラマはもうちょっと当たって欲しいけど数字が良くないのは(今週は裏のヤバイ妻にも抜かれたらしいけど)基本的に普通の人たちはどんなに良く出来たドラマであっても出版業界モノ、ましてや漫画の…っていうドラマには興味が無いってことだと思うんだよねえ。TBSはずいぶん時間かけて丁寧に作ってるんで残念だとは思うけど。まあキャストも黒木華が主役ってもあのキャラだとそんなに派手ではないし。
んでオレがイマイチこのドラマにノレないのは(そうノレないのですよ)、そもそも「重版出来」自体をこの作品の中ではスゴいことのように描いてるけど、実際はそこまで大したことではないってことなのですよ。
社長が細かく善行を積んで運を溜めて宝くじすらなかったことにして(でも当たりくじだとわかったらどうかなあ?あれ連絡したかなあ))貯めた運で「また重版出来だ!」と言われても、いや重版って普通にかかるしー、みたいな。
ぶっちゃけ重版って出版不況の今でもちょっと売れてれば普通にかかるでしょうよ。(数千冊単位だけど)というか某海賊漫画のトータル何億冊みたいなのからいったら運を貯めないといけないことでもないし、そもそも重版掛かる=ヒットするってことでもないからなあ。むしろ社長が貯めた運で超弩級ヒット作を狙ってくださいよ、みたいな。(そっちは確実に運の問題だと思うので)
なんか全体に樹箱の隅つつくような細かいネタに確かに面白みはあるんだけど、ドラマとして面白いかと言われたらそうでもないとしか。あとカタルシスがないのよね。各担当作家の話にしても作家単位でのスパンの長い話だから話の縦線メインになりやすいし。
あとは東江さんとツブシの安井さんの関係とか、コミックスの断裁の話とか気になった感じですが。中田画伯は…言いたいことあるけど次でいいや。
ところで今回一番面白かったのはツイッターで流れてきた「散々いい話が一通り終わった後で、「まぁ全部作り話だけどね」って高田純次が言いそうな気がしてしょうがない。」 ってやつですよw
シリアスな高田純次はカッコイイけどなんか別の意味でハラハラするよ?(笑)
それはともかく「KICKS」の単行本の表紙デザイン、オンタイム時にツイッター見てたら元ネタのデザイン事務所のこととか某サッカー漫画の表紙と似てるとかいろいろ流れてましたw 元ネタの小学館各漫画家の反応とかそういうとこでは楽しめてるんだけどなあw