そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

64 ロクヨン-前編

http://64-movie.jp
監督:瀬々敬久 脚本:久松真一瀬々敬久 原作:横山秀夫

 
原作もドラマも見てないし前後編の前編だからものすごい前振りな感じの展開だったけど、とりあえず佐藤浩市の「気持ち」で話は理解した。
監督の瀬々敬久という名前も聞き覚えがあるなあ〜と思ったら「ストレイヤーズ・クロニクル」の監督だった人か。あれも原作は読んでないけど映画としてはそんなに悪い映画じゃなかった記憶が。(話はアレだけど)
とにかく前振りな話だったんでオレはどうこういうほどの感想もないんだけど、原作読んでてドラマも見てる相方によると結構原作を踏まえた伏線や布石は貼りまくりらしいので後編期待はできるのかも。もともとこのタイトルといいネタといい、よくそんなところに気がついたなーというくらい上手いよなあ。
映画は端折るから仕方ないとはいえ、わかりにくかったのは三上が誘拐事件に隠された秘密に気づく下りかな。何が問題なのかわからなかったんで、どこに話が繋がるのかって意味で。
それでも三上が銘川老人のことを語るシーンは見ててだんだん涙出てきたけど。この映画はそういう話ってことでいいのかなと。
あと刑事部長絡みの話とか?ややこしくて話の展開に追いつけないってことじゃないけど、せめてキャラの名前をテロップで出して欲しかったかも。ドラマも原作も読んでないと誰が誰なのかってのがわかりにくくて追いつかなかったんだよな。
ドラマの方も映画前編も原作からはずれてはないらしいけど、たぶん映画の後編はどちらとも変えてくると思うので(この手の映画をやる意味ってそういうことだし)とりあえず後編は楽しみ。
交通事故の話があって最後の模倣犯的事件で引くから、てっきり天皇崩御のせいで知られなかった誘拐事件を世間に認知させるために雨宮が事件を起こした…とかかと思ったけど違うみたいだし。(そりゃいくら何でも簡単すぎか)
後編までにドラマ版を観るべきかどうなのかと思うけど、どうしようかなあ。それともひと月後だしこのまま映画の後編を観てからの方がいいのかしら。
何となく映画の佐藤浩市かドラマのピエール瀧かっていうのは好みの問題だとは思うけど、主人公キャストのイメージが違うってのは受ける印象が物凄く違うと思うんだけどどうなんだろうね。ちなみに相方によると見た目の良し悪しはストーリーにも大変関係あるらしいとは聞いたけど。
あと主役以外のキャスティング、意外と新旧俳優取り混ぜてて面白いメンツな気はする。いいけど、瑛太がやった記者の秋山ってドラマでは誰だったんだと思ったらまさかのB太、永山絢斗!(笑)えー、そんなキャスティングありなのかwwwってか時期考えても分かってやってるんだよね?(笑)
綾野剛の諏訪はドラマだと新井浩文みたいだけど、うーん、綾野剛だと若すぎやしないかなあ、ちょっと違和感あったような。
全然関係ないけど、事件があったのは昭和64年=平成元年で映画の時制は平成14年、つまり2002年。昭和天皇崩御の時はオレももう大人だったんでだいたい覚えてるけど昭和が終わったっていう実感はあんまなかったなあ。そして平成14年がもうざっくり14年前で、つい最近のように思ってたけどもう一昔以上前なんだよなあと妙に感慨にふけってしまったよ。微妙に昔って、携帯や電話、車といい家電や小物類、風景といい難しいよねw
あと話の中でも重要だった妊婦の交通事故の匿名云々の話、ちょうど最近そういう事故があったせいで(非は明らかに被害者にあっても運転者の加害者に責任があるのは道交法で決まってるから気の毒って話)、起訴されてないのに加害者氏名を公表するのはどうなのかなあってのは思った。あれも記者クラブが公表していいと思ったんだろか。だったら記者の良識ってどうなってんだろ。