そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ

http://tooyoungtodie.jp
監督・脚本:宮藤官九郎

 
観たー!やっと観られたー!公開2週間前に2月公開が6月に延期になって、犠牲者の方々には申し訳ないけどバス事故さえなければ…と思ったよ。だって6月に何事もなく公開できる保証なんてないからね。本当によかった、よかった。
ネタてんこ盛りバカ映画で爆笑、そしてカッケー!地獄でロック、カッケー!キラーK・長瀬カッケーよ。長瀬はこういうのやったら本当に右に出るものないね!日本のジャック・ブラック的立ち位置ってレビューを見たけどまさにそうかも。コメディは真面目にやらなきゃダメなんだよ。ジャック・ブラックだってよくみたら顔はカッコイイぞ?
基本バカ映画なんだけど、ところどころ切なく泣けた。最後も泣けた(ノД`)
地獄のロックバトルはホンモノばかりで本気度スゲエ。歌もバカで良かったw
そして長瀬のこの世バージョン黒髪丸眼鏡のモッサイ感じもカワイかった!ゴリラ転生3回www
あんな状況で心が折れない「こいつ馬鹿だけど心は強えぜ!」と言われる神木くんサイコー!(笑)
長瀬の鬼サイコー(笑)鬼仲間の桐谷健太清野菜名もハマり過ぎ。桐谷はなんかデジャブ(BECK的な?)
音楽もので途中に歌とかバンド演奏とか入るせいか、長いわりにテンポがいいよくて中だるみもせず、クドカン映画では今までで一番カッコよくて面白楽しかった!
ビルとテッドの地獄旅行』もだけど、なんで地獄+音楽だとロックなんだろなwパンフでクドカンも言ってたけどやっぱりGO TO HELL!とかDEATHとか言ってるからだろか。
地獄世界のセットもよかった。全部一緒の同フロアってなんだか舞台感www
にしても〈地獄図〉で〈ヘルズ〉って読むのはいいねwなにげにワロタわ。さすがクドカン
そしてこれどう終わるんだろうと思ってたけど時間の流れは切ないな!何となく、高校生男子の妄想ロマンが叶ってよかった。ホロリ。
 
以下ちょっとネタバレ感想。ネタバレだよ気をつけて!
 
 
ぶっちゃけ大助が死んじゃって地獄に来て、まだ好きな子とキスもしてないのにーってことで生き返るために地獄でバンド修行っていう話だと思ってたんで、どうやって生き返るんだろうってつもりで見てたらそうじゃなかったよ。
大まかにはそうなんだけど、生き返ることよりも好きな女の子とキスができればそれでよかったという話だったのがとてもロマンがあった。クドカン的な青春の夢、童貞暴走妄想ロマンチック?
7回生き返れるって話でまさか本当に7回やり切るってのもおかしいかった。途中まではネタ的におかしかった。インコ→ザリガニ→オットセイ→カマキリ→犬→人間(精子)→天国→インコ(幻?)地獄の一週間は現世の10年。閻魔様の裁きは毎週金曜日なので生まれ変わりも10年に一度?大助が7回転生する間に現世では70年時間が進んでるとは。近藤さんの家族の話も良かった。説明しすぎてないとこが良かった。
話が進むに連れ、最初のバス車中に答えは全てあり的な後出し伏線回収もおかしかったし、ちょうどいいタイミングで次々と分かってくる事実(笑)
あとあの髪型変だと思ってたら失敗ストパーってwww可哀想www
松浦との座席チェンジの真相、大人になった松浦(古舘寛治)との再会。そして何よりじゅんこwwww皆川猿時は反則すぎるよwwwwwというかもうあのビジュアルが漫画でしかないし!しかもチートキャラってwww
キラーKの正体が行きつけのスタジオバイトの近藤さんだってのも早々にバラされてるけど(というかあれ時間的なタイミングどうなってんの?)、なんか大助のあまりにも日常周辺の人間で話が回りすぎてね?(笑)
転落事故のその後がわかるにつれ、ひろ美ちゃんどうなったってのもわかってくるけど(生き残りが数人いるのは予想付いてたけど)森川葵宮沢りえって、違和感なくてある意味すごいわw
ロックバトルがまさかそういうことだったとは。同じこと何度もやってるからグダグダ感もあるんだけど、それでもやりたいことやりきったって感じでいい。
そして天国、いかにもつまんなそうだった。というか荒川良々と瑛蓮wwwwおかしいのに怖いよあの人たちwwww
カメオ出演の人たちそこそこわかったけど、エンドテロップ見てどこに指導が出てたんだ?と思って帰ってパンフ見たら〈我慢汁〉ってwwwwwwwあれ絶対わかんないよwwwwwwwwww

というか事故の真相もね、自殺じゃないけど結局やっぱり大助のせいだったって、おいおいおい、最後の最後に真相が(^_^;)
というかひろ美ちゃんの気持ちも明らかに。だから大助はあそこまでして生き返りたいって思ったんだよな。片思いのDT妄想でってわけじゃなかったんだよね。そりゃ必死なはずだよな。
最後本当に、ああ、そこがこの話のハッピーエンドかー…ということで、オレちょっと涙出ちゃったよ。
大助が生き返ってどうこうっていう話じゃない、死んだらやっぱりどうにもならないんだよね。そしてたぶんこの恋が叶わなかったからこそ、その気持は尊いものになったんだと思うなあ。きれいごとだけど、それでいいのだ。マザファッカーーー!
 
あとコレ、たまたま新宿のオカダヤ前通ったら展示があったんだけど…

長瀬のこのマネキン感をどうしたら(笑)普通のマネキンに着せてるのにそっくりすぎるよ!

 
そしてサントラ、相方がちょうど買ってきた(ジャケ写ー!)

TOO YOUNG TO DIE! 地獄の歌地獄

TOO YOUNG TO DIE! 地獄の歌地獄