そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子#3

http://www.ktv.jp/on/index.html
脚本:古谷和尚 演出:宝来忠昭 原作:内藤了
 
主人公が完全にサイコパス認定されましたよ?
事件自体はキャラ配置的にどう考えても佐々木希が犯人だし、自称デザイナーのストーカー男はミスリード要員としてはちょっと描写がお粗末にしても、主人公である比奈子の目的が「正当防衛で犯人を殺すこと」ってだけで全体に異様な話に思えてしまうよ。しかもナイフでだよ?刑事なんだからピストルでもいいのにあえてナイフ。たぶんその感触とかを実感したいんだろうなあ。(ってちょうど現実世界で酷い平成史上最悪な事件が起きたとこなので余計にそう思う)(このドラマが変な規制に引っかからなきゃいいなあ)
あと自分にコンプレックスがあって殺人を繰り返す都夜のキャスティングが佐々木希ってとこが更に微妙さをいや増すよ(いい意味でw)
もうノゾミンとにかく素でイッっちゃった感じがありすぎるというか。
女性の体のパーツを集めるというから、比奈子と同じくオレもてっきりフランケンシュタインなものを作ってるのかと思ったら必要なのは皮だし!美しいパーツを切り取ってるのに皮しか使わないってとこがちょっと狂気。皮を剥いだら色も手触りも関係ないだろよ。肉とか骨とかどうしたんだよ…
とにかくこのドラマはもしかして比奈子が本当に殺人を犯すかどうかをハラハラしながら見守るドラマなんだろうか?中島先生は止める側みたいだけどやっぱり早坂先生が怪しすぎるよ。
まあ比奈子の正当防衛を狙って殺人をしてみたいっていうのはやっぱりどう見ても狂ってるし、そういう興味とその探究心はわからんでもないけど、そこがまさにサイコパス?お母さんは感情のない子を人っぽく見せるために頑張って育てたんだろか。ってそれたぶん『ファイブスター物語』のアマテラスだからw
比奈子のあの夢の描写は毎回とてもツイン・ピークス的。てか毎回冷凍殺人の間宮祥太朗が夢に出てきて、比奈子が聞きたくない内なる声を告げればいいのになあ。
今回は東海林があんまり絡まなかったのと、要潤があんまり出張ってこないのがちょっとさみしかったり。全体にそもそものキャラが薄めなのかなあ?わざと?