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脚本：いずみ吉紘 演出：吉田健
樋熊先生、吹奏楽部は心の火だとか言うけど、膵臓がんって見つかった段階でもうほとんど手遅れってことが多いんだけどこんな普通のガンみたいな扱いでいいのか？コンクール終わってからってひと月くらい先だよね。死ぬよ？
そしてちょっとながらで見てたら、木藤良が抜けたあとよくわからなくなって何度も見返してしまったよ。
オレが悪いのかと思ったけどどう考えても途中の吹奏楽部の練習に被せたモンタージュ演出がダメな気がするよ？時間の経過が全然わからないってのもあるけどさ。
木藤良が留学と大会で迷って結局青島に追われて留学選んだってとこまではいいよ。そこから大会まで3週間だよね。木藤良は迷って青島に背中を押されたけど自分の意思で出て行ったはずなのに、なんで彼が試験のために練習してるところ見せないのかなあ？本気で納得してないにしても、あれだけ大騒動したんだから試験のために練習くらいしてるとこは見せてよと思わんでもない。
吹奏楽部の青島たちの練習を覗きに来るっていう未練を見せるのはいいけど、海岸でぼんやりしてるくらいなら試験のために練習しようぜ？
しかも学校には来てるのに樋熊先生から青島のこと聞いたりお揃いのミサンガをもらったりするのが前日ってのは遅すぎね？新井先生がみんなのお揃いミサンガに気がつくのが演奏直前ってのも遅糸思うけど。それまで全然練習見にきてなかったの？
あとそれなら他の生徒がミサンガ見て練習を頑張るっていうのも見せて欲しいなあ。1話の発表会に来なかったのもそうだけど、肝心なとこがないんだよねー。40人近くいるはずの吹奏楽部の部員がほとんどモブ扱い。まあそういうの「ごくせん」方式ってことなんだろうけど、気持ちの問題なんだよ。
校長先生もさ、樋熊先生が痩せてませんかって言うけど唐突すぎるよ。なんか全体の流れとして木藤良が抜けてから3、4日しか経ってないみたいに見えるんだよね。そういうとこが雑いからハマれないというかー。
まあ木藤良と青島の友情はよかったですよ。いくら吹奏楽部が楽しくても留学は一生のことだから冷静に考えろよ木藤良ぁー。木藤良くらい頭良くてもそんなことに流されちゃうのかねえ。
いや高校生くらいの子が心揺さぶるような出来事があって今が大事だから先のことまで考えられないってのはありがちなことだろうし、だから大人が見守って助言することが大事だとは思うんだけどさ（お母さんもっとちゃんと説得しろよ）
あの中では意外とマトモで普通の子の安保が留学するべきって言うのはそれが真っ当に正しい判断だからだけど（安保は人の気持ちが普通にわかるええ子やなあ）、でもそういうことを考えたわけでもない青島は木藤良の本当の気持ちがわかってるから吹奏楽部から追い出し、辞めることになっても許してくれと井川たちにお願いするのはええなあ。
今回は青島は木藤良のことではずっと泣きそうな顔してるけど、最初は好きにしろとかいいながらも結局殴って突き放して「お前には後悔してほしくないんだよ」で送り出すとかええ話や〜 (*´д｀)=3
それが不器用すぎるってのはあるけれど。いや普通にもう少しやりようはあるだろよとオレは大人なので思うけどｗ
それはともかくよくわかんないというか、このドラマがモブキャラ、不良グループでも安保・高杢・桑田はモブ扱いだと思うけど、他の子たちもすごくおざなりだよね。
桑田は最初は木藤良が留学するもんだと思って話してるのに新井先生と奈津紀の話を立聞きしてからは留学なんかしないよな？って念押し口調になってるし、最終的には青島に賛同して留学認めてるし、お前の意見はどこにあるんだっていうね。
井川もファースト狙ってるとか言うわりに木藤良がいなくなったら困る、留学しませんよねって、お前ら自分の都合で他人の進路決めすぎじゃね？そういうとこ、ちょっと気になるかなあ。
あとまあこのドラマ、何気に主人公の生徒がいなくて視点をどこで見たらいいのかわからないっていうのは失敗じゃないかなあ…と思わんでもないよ。お話に対する希求力がないというか、誰視点のドラマなんだよと。この枠で感動路線狙ったわりにイマイチなのは題材のせいじゃないですよ？
あ、大会の控室で金髪だの赤髪だの他校の生徒に揶揄されてるけど余計なお世話っつか、そんなことをネタにして小馬鹿にするヤツらがどうかと思うよ？そして金髪がおっさん顔の不良だったから小馬鹿にされたのかもしれないけど木藤良がいたとしてもあんな言い方されるかな。金髪だけど育ちのいいイケメンですよ？（笑）
全然関係ないけど吹奏楽部の皆さんはこんなにも地区大会に青春を掛けているのに、野球部の応援で強制的に応援に駆りだされて大会諦めろって話、酷いよなあ。こんなの美談でもなんでもないよ。プンスカ。→秀岳館吹奏楽部「野球部と日本一に」大会断念し甲子園へ
