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地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子#3

http://www.ntv.co.jp/jimisugo/
脚本:中谷まゆみ 演出:小室直子 原作:宮木あや子
 
今日も最高に面白かった!悦子の啖呵はいつでも正論で優しく清々しくスカッとしたね!
常に毒吐きまくりだけど人を不快にさせない心根の良さと配慮がある頭の良さを感じさせ、実際それで若いだけのアタマ空っぽ女たちをやり込めるところがサイコー!
しかしどう考えても米岡っちはおネエのゲイなんだけど、これって視聴者的には全くツッコミがないままってのがいいなあ。
少なくともそれに気がついてるっぽい悦子は全くそこを問題にしてないし、おそらく校閲部の人たちも知ってはいるけど受け入れてるってことだよね。世の中はそうあるべきだよね。
その上で米岡が営業部の正宗さんにラブだってことを悦子が気がついたってことが視聴者的にはおネエカミングアウトになってて、見るからにゲイの私服にも派手カワだとしか突っ込まず2人の会話もどう見ても女子同士っていうw(しかも和田くんがまたハマりすぎてておネエがあざとくなくいじらしくカワイイし)
そういう悦子の女子力の高さを見せつけておいて、本題は藤岩先輩を〈テツパン〉というあだ名で呼ぶ心無い奴らへの姐御的対応、さらには見た目を飾ることは中身空っぽであると育てられた藤岩さんを「プラダを着た悪魔」風に変身させて殻も破り、校閲部のルールすら変えてしまうチートぶりに喝采を送りたいです。
四条真理子先生の待ち会で照れまくる藤岩さんの変身もステキで泣けてきたよ。良かったねえ、良かったねえ〜(;▽;)
それにしても米岡っちはなんで毎回イベントにやってくる〈本に恋する眼鏡猿〉さんに気がつかなかったのか(笑)あの時の藤岩さんのフリフリ乙女な格好もあれはあれでマリエンヌって感じでいいと思うけど、悦子の「どこの駅で?」ってさすがにどういうwww駅ビルの吊るしの服かよwww
というかワインとマリアージュイベントどうしたのか。せっかくだからイベントは行参加しとこうぜ?
そして恋愛話も完璧フォロー。
「たいして中身知らないからとにかくまず顔」という悦子に「男は顔じゃない、心だ」という大将を、「中身が大事じゃないなんて一言も言ってない、外見も大事でしょ」と言い切りつつ顔よりも中身という世間の風潮に物申したいというキッパリ論理的な悦子にはどうにも反論できねえwwwカッコイイwww
まあこれ、予想通りに森尾が幸人にラブってきたけどどうなるのか。
いいけどLassyの編集長、幸人の詳細ろくすっぽ聞かずに作家経歴出せとか言ってるけど、自社の作家ってことすら気がついてないってなあ。普通に考えて作家が嫌だって言ってんだから自社利益的にはそっち優先でしょ。作家がヘソ曲げたらファッション誌で責任取れないよ?森尾はちゃんと仕事しろよ。
と思ったら幸人は幸人で悩んでるっぽいし、リニアモーター牛結構引っ張るねw
貝塚は是永是之をかってるみたいだけど(高校生デビューって綿矢りさみたいなもんだろか)、悦子や森尾が読んで眠くなるほどつまらないってのは普通の本読みレベルとしてはどうなんだろ。そもそも売れてるの?

あと地味だけど校閲部の他の人たちもも暖かくていいなあ。メインキャラへのちょっとしたリアクションがあるだけで全然違うよね。
今週の悦子のファッション、最初のショーの時の白い丸繋ぎのレース?のドレス、超イカしてた!
何から何まで細かくて隅ずみにまで気が行き届いててとてもいい脚本だと思うですよ。そこに演出のテンポの良さと分かりやすさ、演者の歯切れの良さが相乗効果で本当に面白いです。今期はこれが毎週楽しみだな!