そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第一章 嚆矢篇

http://yamato2202.net
監督:羽原信義 シリーズ構成・脚本: 福井晴敏 原作:西崎義展

 

SFアニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」を現代風にリメイクし、2012〜14年にかけてイベント上映やテレビ放送、劇場版公開などで展開された「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編。全7章のうちの第1章で、第1話「西暦2202年・甦れ宇宙戦艦ヤマト」、第2話「緊迫・月面大使館に潜行せよ」の2話で構成される。
イスカンダルへの航海から3年。コスモリバースシステムによってよみがえった地球は、ガミラス帝国とも和平条約を結び、復興を遂げようとしていた。しかし、そんな地球に、宇宙を席巻するガトランティスの脅威が迫っていた。
亡国のイージス」「機動戦士ガンダムUC」の作家・福井晴敏がシリーズ構成・脚本を担当し、1978年の「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」のストーリーをベースにしながら、新しい物語を展開。キャラクターデザインは「2199」に続き結城信輝が手がけ、監督は新たに「ブレイク ブレイド」「蒼穹のファフナー」の羽原信義が務める。(「映画.com」より)

 
オレ実はヤマトっ子なんだけど、ぶっちゃけ「さらば」と「ヤマト2」以降の展開が結構一緒くたになっててうろ覚えなので、なんか間違ってたらスマヌ。一緒くたになってるのは主に「さらば」と「永遠に」なんだけどw
基本的には作品としては「さらば〜」は好きなんだけど、最後の特攻は自己犠牲というのとは違うと思うので容認しかねるって感じ。まあ西崎的ロマンなんだろうけど。(松本零士が特攻展開に反対してるのは有名な話)
最初にさらばのリメイク(というかリ・イマジネーション?)をやると聞いたときはマジか?と思ったけど、2019でもズォーダーは出てるし、実際見てみたら「さらば」を踏襲しつつ2199の流れも汲んでて設定と展開にはより説得力をもたせてるようで納得。

今回はまったく前情報なしで見たんだけど、一番おっと思ったのは地球とガミラスが友好関係を持ちつつ協力はしてるけど、政治的にはいろいろあったり地球の人々も反対運動があったり拒否感を持つ人がいたり、かなり現実的なアレンジが入ってるところ。
キャラデザインも2199よりちょっとあっさりめのリアル寄りになってる気がするし、まあそのへんは良し悪しかなあ。オレ基本的には出渕さんの2199の雰囲気やキャラデザインが好きなんだけど、それの展開を踏まえつつ福井晴敏がかなりアレンジしたってことだろか。未だにガンダムUCを観てないのであれだけど、今回は福井さんが脚本と設定で入っててよかったって感じなんだろか。(よくわからない)
しかしまあつかみからしてガトランティスの超巨大戦艦に挑む(ネタバレ配慮な書き方)古代たちはカッコイイしちょっと手に汗握ったし、2199でスターシャとの約束があるからこそプランAの波動砲を見たときの古代の愕然とした表情と気持ち、その後の進宙式でガミラス対しと地球司令部の腹の探り合いとかにつながるのはとても興味深い展開でした。
 
ただその分細かいとこが説明不足なのは残念。
白色彗星とガトランティス、特に大帝が襲撃してるのはどこなのか、テレザート星なのか。せめて場所名のテロップは出してほしいぞ。
大帝の愛はどんな愛なんだ?最初から地球・ガミラス連合軍でガトランティスと戦ってるけど、いつの間に?というか唐突過ぎて状況がわからないですオレでも。
地球とガミラスの関係と状況、もうちょっと地球の一般市民の感情とか、アンドロメダの進宙式をどう思ってるとか初っぱなで説明してほしいと思ったかなあ。
波動砲を使うプランAに対して芹沢が権限持ってる風だけど藤堂さんの立ち位置は一体…とか、古代が月のガミラス大使館に行くのにあんな面倒なことしなきゃいけない理由もよくわからない。
島が軍を辞めたって言ってるけど英雄の丘で集まるまでは軍だったよね?もうちょっと説明してくんね?
前回と同じく2クールあるんだから、初っ端である程度説明してくれないといろいろ困るよね。荒廃した地球を見せたり、人口が3分の一になったってわざわざ会話に入れてるのはよかったけど。
 
アンドロメダ、さらヤマでは復興の象徴だったけど今回はちょっと不穏な使われかたしてるし、旧作のアンドロメダ好きなのでハラハラしてしまった。だってあのアンドロメダ悪そうなんだもん。艦長は誰よw
それよりアンドロメダの就航式典、地球滅亡間際からたった3年後の、まだまだ復興で大変な時期だろうにこんな大掛かりなイベント公共事業でいったいいくら使ったんだクソ政府め!と思ってしまうオレは大人になってしまったよw 戦艦の建造費用と比べたら大したことないのか? 
あとは英雄の丘のシーンとかちゃんと再現してるし、酒盛りしてる上をアンドロメダが飛んで行くとこはカッコよかった。
いいけど古代も雪も付き合い始めてから3年、お互い責任ある仕事をしながらの婚約状態でそろそろ結婚という状況も、イマドキ的にリアリティがあるんだけど、なんだろ、古代と雪がデートしてるとこがなんか眩しすぎて気恥ずかしかったよ…リア充め…!いやちゃんと二人を結婚させてあげたいよ!結婚できるの?毎回エピソードの最後で古代と雪が結婚できるかどうかって盛り上げればどうかなw
そしてあの雪の私服が昔のさらヤマの花井幸子のデザインのピンクのジャンプスーツだった事にちょっと感動w あれショートパンツのつなぎなんだよな。いまでもちゃんとリライトすれば可愛いことがわかってホッとした。白いショートジャケットも可愛いし。
そして雪の記憶はないままか…(´・ω・`) それは伏線なのかなあ?
それと山本玲の通信時に腕にアンダーアーマーのマークが浮かんでてあれっと思ったら本当にアンダーアーマーがスポンサードしてびっくり!通信機付きアンダーシャツ!グッズのTシャツもアンダーアーマーだったし、ちょっと意外なブランド展開w(wiki見ると山本玲が個人的に契約したって設定らしいね)(玲のコスモタイガーにもアンダーアーマーのマークが)
あとはガミラス人の駐在員のクラウス・キーマンって、それ永遠に〜のアルフォン少尉の初期設定名だよね。なぜそれを付けた?という謎。
ガミラス艦の物理的な盾持ったゼルグート級一等航宙戦闘艦、戦隊に紋章が描いてあってめちゃくちゃかっこいいんだけどどうしてパンフでも扱い小さいの?というかなんでそんなデザインにしたの?w
ズォーダー大帝とサーベラーさんはやたら煽り角度が…って思ったけど、おそらく湖川友謙氏の作監ですねw
第二章にも期待!
 
これも貼っとくっす@新宿ピカデリー 3月1日までみたいっす。