そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

大貧乏#6~8

http://www.fujitv.co.jp/daibinbo/
脚本:安達奈緒子
 
ちょっと溜めてしまいました…が、やっぱりこのドラマ、ストーリーは面白いと思うけどなあ。8話目とかメッチャ良かったんだけど。

6話 演出:三木茂

バレンタインの話だけど、レイコさんとカッキー母もまだ引っ張るのか。先週だけのチョイ役ゲストだと思ってたのにw
ゆず子とカッキーも被害者の話もだいぶ進んだ…のはいいけど、浅岡に続き天満社長まで被害者の会に引き込んだ?
でもやっぱり社長は胡散臭いし怪しいなぁ…と思ってたら最後の最後で案の定でした。濱中とグルじゃんよ。
それはともかくゆず子が被害者の会の矢面に立った途端にネットに叩かれるとか週刊誌で誹謗中傷とか、完全に名誉毀損ですよ?でもそれを逆に逆手に取って動画配信で共感を得るとか、展開としては意外と面白いしうまいなぁと思った。
というかゆず子がネットで叩かれたりそれで弁当屋に迷惑がかかったりはともかく(良かないけど)、子供はなぁ…なんで子供同士の話じゃなく親がそういう仲間はずれみたいなことさせるのかなあ。週刊誌のガセ記事、真に受けんなよ。
それでゆず子が精神的にちょっとやられて、ふと開いたカッキー母お手製のお守りに相合傘のお札が入ってるのはちょっと笑ったし、なんとなくその時の柚子の気持ち考えるとホロっときた。これは確かに御利益あるかもってか、なんでそれでくっつかねえ?w
あとお母さん達筆だなって思ったら習字の先生だったって、それTRICKの山田母的なパワーなのかw
それにしても春木は怪しいのかどうなのかいまいちつかめないし、今回も週刊誌に情報流してるのかと思ったらフェイクだったけど、今のところは味方っぽいんだけどそれでもやっぱりまだ信用できないなぁ。明らかに天満社長に因縁があるみたいだけど、本当の目的は何なんだろう。
濱中の二代目社長と天満社長が繋がってるし、結局黒幕は社長なのか?
 

7話 演出:小林義則

行きがかりで温泉で一泊して名前呼びまでして距離が縮まったと思いつつ、春木の過去までわかってしまった急展開。
ゆず子たちと遠出で舞い上がり気味のカッキー頑張った!w
そんなほのぼのしいラブコメ展開かと思ってたのに、オセロで白が黒になるようにゆず子たちがいない間に一気に大逆転されたよ!どういうこった…って、浅岡はやっぱり社長の監視役だし最初からゆず子とカッキーを遠ざけといて和解交渉やっちまおうっていう罠じゃんよ。あーあ。
それにしても敵ポジションの滝籐さんのステキさときたらwしかも子供好き?何なの一体。
というか明らかに敵な天満社長の狙いは何なんだろ。金?やっと春木の狙いも明かされたけど、DOHの前身会社の社長の息子で天満社長に会社乗っ取られて恨みがあるってことだったのか。ああやっと心置きなく春木が信用できたw
彼の目的は天馬社長への復讐で、今までカッキーやゆず子たちに本心を明かさないまま人当たり良くしてたのは、むしろカッキーたちを信用しきれてなかったってことだったのか。カッキーが和解に応じなかったことでやっと信用してもらえたってことね。
いやーしかしやっぱりこのドラマの成田凌はいいなあー上手いなー。むしろ(春木は)オレ好み。
ところでカッキー付きの木暮くん、気が利くし働くし子供あしらいも上手いし、いいやつだなあ。本当にイイやつだw最後まであのポジションなのかなあ?w
 

8話 演出:土方政人

天満社長に憎しみをぶつける春木のキャラの説得力がすごいなあ。成田凌は思ったより上手いのかなあ。
黒幕もはっきりして、これからハードな展開になるのかと思ったらなぜここでジャスティス・ゴトーの撮影の話が入るのか。しかもディレクターが片桐仁ってwww
この流れの展開でドラマのロケが何の関係があるのかと思ったら結構ガッツリ話に絡んできたよ。
まあそもそもカッキーが弁護士になろうと思ったきっかけがジャスティス・ゴトーだったってのは当初からの話だけど、まさかその理由がゆず子さんだったとは。しかもまったく覚えてないとか、カッキー可哀想。でもそんなきっかけでも弁護士として優秀だからこれで良かったのだw
ゆず子たちを裏切った浅岡が天満社長を出し抜こうとしてたけど、天馬社長は簡単に切り捨てたよ?おいおい…っと思ったら、浅岡が横領した事件の真実も明らかに。そうだよ、奥さんが働いてたんなら最初から奥さんに聞けって話だよ。まあどっちにしても横領したには違いないんだけど…だって奥さんの借金に30億はいらないよねえ?
そして春木のことをやっと思い出したけどしれっと接する天満社長の憎々しさ、奥田瑛二の演技のいやらしさときたら!
食事の話からネチネチと死んだお母さんの話をし、そんな境遇なのにDOHに入ってるということ=大卒で優秀だということまで把握した上でお父さんをバカにする、それだけで天満社長の人となりの非道さがわかるという描写も秀逸。
今までわりとクールぶってた春木があそこまで怒るのも無理はないけど社長確信犯だし、怒らせといて暴行で逮捕させるとか予想以上。これは春木が憎しみで殺したいって思うのも無理ないよ。そりゃ脳天気なカッキーとゆず子のラブコメとか見てらんないわけだわw
でも天満社長に対する憎しみで完全にダークサイドに堕ちてた春木を救うきっかけになったのが、ジャスティス・ゴトーの脚本の話とジャスティス・ゴトーに対するカッキーの弁護士としての熱い思いだった…というイイ話。脚本上手いなあ。
何も知らない都鳥監督と春木の会話とか、春木の怒りと憎しみを他人の目線で相対化する流れが上手かった。
そうして彼に自分の憎しみを客観視させといて、カッキーは法律家として法で人を救うことを当たり前のように説き、つらい時代に旅館の残飯を食べたという春木の食事の記憶のことは知らないけど、ゆず子さんちでみんなで食事を作って楽しく食べることでだんだんそれが昇華されていくという。
春木の憎しみや苦労は他人にわかることじゃなく、ましてや人生完全勝ち組で成功者で、悩みときたら初恋のゆず子さんに振り向いてもらえないことというカッキーに春木の憎しみはわからないし、旦那に裏切られて離婚して苦労して子供育ててるゆず子さんの苦労と同列に語ることは出来ないけど、そこを下手に共感せず素直にわからないといい、それでもみんなが春木を思いやって正しくあろうとすることが彼をダークサイドから救ったんだなあと思うとちょっと涙が… というかゆず子さんのお母さんみときたら。
そんな春木が浅岡を助けたいと言うまでの葛藤が今回のクライマックス。ええ話や。そして内容濃すぎる。
と思ってたら、最後の最後で天満社長こえーよ!なに紙袋いっぱいの札束置いていこうとすんの?買収がダメなら子供に気が行くっわ得るの?脅迫?こわいこわい、メッチャ豹変だよ。いや被害者ぶったいい人のときも明らかに胡散臭かったけど!どうなるの?大丈夫なのか、ゆず子さんとこ。
そういや木暮くん、今週も文句一つ言わないで使いっぱとかカッキーに尽くしてていい子だなあ…。というかあの子ジャニースの子でしょ、あのポジションでいいんだ?