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脚本：吉澤智子 演出：金子文紀 原作：いくえみ綾
なんだろうこの不愉快さは。波瑠の上手さがとても美津をアレな人にしててすごいｗ
ネットの皆さんの言うことすごいわかるわ。「キラキラしたゲス不倫」ってまったくもって的を射すぎｗｗｗ
というか、オレが何が不愉快に感じるかって、この美津と有島の浮気が道徳的な意味で不順だとかモラルがないから許せないというんでなく、美津の「一番好きな人と結ばれたい」という普通ならむしろ美しい理想が、あまりにも独善的なことが気持ちが悪く不愉快なんだよ。
もちろんそれは美津がすでに結婚してしまったからってのもあるけど、それ以前に結婚したパートナーをすでに人として見てない、存在を認識してないということへの不愉快さなんだよね。もっと好きな（だった）人が現れた（のは運命だ）からそっちに乗り換える…っていうんじゃなく、涼太との結婚が気持ち的になかったことになってて、でも現状維持するために下手な嘘をつきまくってるという人間性のゲスさが不愉快なんだよ。
彼女は今の生活を現状維持する理由もそもそもよくわかってないよね。単に今初恋の有島くんとの恋愛に舞い上がってて何もかも見えてない状態なんだもんな。親友の香子ちゃんを失ってもいいし、涼太の存在はそもそも忘れてるっぽいから、離婚だとか別れるだとかすら考えてない（ように見える）ってのが頭おかしいと思うの。彼はペットの犬か？
美津には涼太が疎ましいとかもなくただ透明な存在になってんだよ。だって結婚してるから…という罪悪感すらないもん。
しかも有島の野郎はどう見たって浮気常習犯だろ。どうせ今の奥さんの麗華さんも地味で（仲里依紗を地味というのも抵抗あるけどｗ）浮気しても押し切れそう、自分の意のままにできそうだとかそういうつもりで結婚したんだとしか思えないんだけど。いやあの態度からして嫁は嫁、浮気は浮気の割り切りと悪びれなさがすごいのかな。
そんな完全遊びモードの有島にいいようにされてるのに、それを運命の恋だと思い込んでる美津のバカさ加減がまた不愉快。
あの女なんなの？意味がわからない。いや意味はわかるけど理解できない。やっぱりサイコパス？学生時代の思い出精算のお焚きあげとして1,2回ヤッてスッキリしましたーならいいけど、それを本物にしようとしてる愚かさがとても不愉快。
しかも自分で嘘がうまいと思ってるけど全然上手くないし、むしろ嘘とか関係なく普通に頭悪いよねこの子。
相談されてやめろバカって言ってる（言ってない）香子ちゃんの言うとおりだし、そこまで言われてそれでも香子ちゃんに温泉旅行のアリバイ作りを頼むとか頭のネジ飛んでるよ。しかも混浴風呂で夕日を見ながら「大事な親友を失ってまで見る景色はこの世でいちばんキレイ」って酔いすぎ。これが自分に酔ってるとか不倫に酔ってるんじゃなく、純粋に運命の恋だと思ってのがバカ丸出しというか。
しかも子供が生まれたから急遽実家に帰るという有島に驚きつつも「私も結婚してるから大丈夫」って何が大丈夫なのか。え、バカなの空気読んでないの？ツッコミどころすぎてポカーン。
悪い人だと自覚してればいいわけじゃないし、そういう自覚があるならやめろとしか。というか開き直ってるってとこが一番ムカつくんだな。美津の場合。有島はとにかく存在自体がイラつくわ〜。天罰が下ればいいのに。
だからといって涼太に同情できるかといえばやっぱりキモいので、なんかどうにかしてください。
あと有島家の近所に越してきた主婦のショコタン、距離感なくて普通にキモい。旦那も外面は良さげだけどDVっぽくて普通に最悪。とにかく有島嫁に頑張って欲しいところ。香子ちゃんも美津に鉄拳制裁する役として頑張って欲しいところ。アリバイ頼まれてるとこで殴っとけばよかったのに…あ、そうかこれ東村センセー案件なんだ。タラレバだよ、大政絢がタラレバ娘の香やればよかったのに！（違）
