そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス

http://marvel.disney.co.jp/movie/gog-remix.html
監督:ジェームズ・ガン 脚本:ジェームズ・ガン

 

アベンジャーズ」シリーズに代表されるマーベル・シネマティック・ユニバースの一作で、お尋ね者たちが成り行きでチームを結成し、銀河の危機を救う羽目になる姿を描いたアクションアドベンチャーガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のシリーズ第2作。
スター・ロードを自称するいい加減なリーダー、ピーター・クイルを筆頭に、美しき暗殺者のガモーラ、毒舌なアライグマのロケット、樹木型ヒューマノイドで25センチまで再生したグルート、マッチョな破壊王ドラックスのガーディアンズの面々が、新たな危機に直面し、再び強大な敵と立ち向かうことになる様を描く。高慢な指導者アイーシャが率いる黄金の惑星で、小遣い稼ぎの仕事をこなしたガーディアンズ。しかし、ひょんなことからアイーシャを怒らせてしまい、追われる身に。危機に陥った彼らの前に、ピーターの父親だという謎の男エゴが現れるが……。
クリス・プラットゾーイ・サルダナら前作からのキャスト陣に加え、ピーターの父エゴを演じるカート・ラッセルのほか、シルベスター・スタローンも参戦。監督・脚本も前作と同じジェームズ・ガン。(「映画.com」より)

 
一応、前作の感想はこちら→http://d.hatena.ne.jp/korohiti/20140917/p2
 
話はともかく、なんかゴージャスで楽しかった!
前作で伏線引っ張ったクイルの出自とお父さんの正体、ヨンドゥはなぜクイルを父親に渡さなかったのか…などなどその辺が明らかに。
というか、クイルのお父さんてそのまんま◯◯ーやん!(◯◯ーについては後半のネタバレで)
ガモーラの義妹、ネビュラは出てきたけどそういや前作でどうなったんだっけ?てか宇宙の帝王サノスとか今回は全く触れてないけど、まあそこはいいか。
というか、前作もオレあんまり世界観にハマれなかったんだけど、やっぱり今回もそこまではハマれない感じ。
全然嫌いじゃないんだよ、オレの中でこのハデハデしい宇宙無宿なユニバースたのしーって気持ちとかクリプラは好きなのでスターロードカッコイーとかアライグマの口の悪さや凶暴さステキーとか最終兵木かわいーとかあるんだけど、やっぱり全体の世界観が中学生男子すぎて、なんかもうちょっとって感じで物足りないんだよ。ぶっちゃけ世界観浅いよね?(それが悪いってことではないけど)オレはこの世界観だと物足りないってだけね。
あのクソくだらないやり取りやカワイイ物好きの荒くれ者たち、宇宙の映像的には満足なのでよけいにじぶんがハマれないことが残念。こんな楽しそうな頭の悪い(ホメ言葉)映画にハマれない自分が残念と思ってるオレがいる。

今回は特にクイルの父親の話からヨンドゥとの関係、父親越えの話だったけど、それもなんか小学生とか中学生男子の父親越えみたいだなあと。
基本このチームが家族的なことを押してるのは良かったんだけど、ドラックスやガモーラが「ファミリー」っていうわりに実際見えてる関係性って疑似家族じゃないような。せいぜい「親密な仲間」って感じじゃないかなあ。ワイルドスピードでいうところの「ファミリー」みたいな。疑似家族っていうほど役割分担されてないし。
そんな中でクイルの出自がはっきりするのは良かったけど、逆に解決しちゃって残念ってのもあるかなあ。
とはいってもまさか最後にヨンドゥで泣かされるとは思わんかったんで、そういう意味ではええ話やったと思う。前作よりはスッキリ。
基本的には全体にお金かかってる、のんびりアホ映画でキャラクターが 面白いからオッケーって感じ。
以下ちょこっとネタバレで。
 
 
そもそもヨンドゥたちがアウトローな海賊のくせに、みんなちょっとお間抜けでカワイイ物好き、キャラモノ大好きっぽいとこが愛すべき部分なんだろうけど、その辺をキャラ立ての担保にしてるのがちょっとずるいなあと思ったり。
いやオレうっかり笑った直後に「あっ」と思って、笑った自分に嫌な気分になったんだけど、海賊たちがベイビーグルートに服を着せたり水かけたりしてるのって、下手したらイジメだよね。ベイビーグルートがカワイイからちょっと笑っちゃったけど笑っていいとこじゃないような。
同じくヨンドゥがクイルを父親のエゴに引き渡さなかったこと含めて(そもそも誘拐だけど)海賊だけど良い奴扱いなわりに、クイルを贔屓したことで仲間が二分してそのせいで半分は宇宙に放り出されて死に、クーデター起こしたテイザーフェイスたちのことも元仲間なのに何の葛藤もなく殺してるよね。
ロケットにしても悪ぶって酷いこというんだけど、それってすごく小学生男子だよね。キャラとして大人になる必要はないけどあのチームってみんな頭の中は小学生男子ばっかやんw
ガモーラと義妹のネビュラは今回和解したけど、それも二人とも関係性が子供の頃で止まってたからそれを吐き出したら分かり合えた、つまり大人だから分かり合えたってのを考えると基本はやっぱ子供なんだよね。
ドラックスは家族を失った哀しみを描写されてるけど、それも家族を失った哀しみは大人かどうかは関係ないし。そもそも脳筋だから単純(子供っぽい)ってのはあるけど。
まあそれよりクイルのお父さんのエゴだよ。名前がヤバイは同意w
というかそういう設定いきなりくるかーと。ぶっちゃけ、マモーかよ(苦笑)
イケオジで自由人でカッコよくて、クイルが望んでたようにキャッチボールもしてくれたけど、とことん自分本位でそのために子供作っては捨ててるようなやつだったってのは相当酷いよ。
とはいってもクイルは父親というずっと開いてた穴があったからフラフラっといっちゃっただけで、今のこのクイルを作ってくれたのは荒くれ海賊のヨンドゥだったっていうなら、それに気がつくことができてよかった…という話よね。
いやロケット絡みでヨンドゥのことが掘り下げられて、彼がやってることはともかく良いやつだったってのは泣けるいい話だけどね。ヨンドゥカッコイイよ。
まあその辺いろいろあるけど、ぱっと見カッコよかったりいい奴らだったりするんだけど、よくよく考えたらわりと浅いように感じるってだけで。
あとスタローン出てきたのちょっとびっくりした。何繋がり?w そもそも人身売買しないという掟を破ったから海賊仲間からハブられてたのにその辺は死に様がよかったらいいのかっていう。部下や仲間、一人以外みんな死んだよ?でもそこでみんな集まってきてくれたことに泣けた。
でもしかし、最後のオマケのあの人に笑った(笑)誰に何の話してんだよ、まだまだこの話続くのかよw カメオも豪華だったなあ〜
そしてアイーシャのことはまた引っ張ると。でもクイルは普通の人間になっちゃったんだねえ…と思うとちょっと残念。それでも天人の血族には違いないか。さすが俺つええ展開だな!w
しかし今回くらいのプリクラが一番好みかなあ。いろいろちょうどいい感じ。これ以上太ったらあかんw